バンタム級王者・石井(左)と女子フライ級王者SAHOが福岡でそれぞれ防衛戦
2026年7月20日(月・祝)福岡・マリンメッセ福岡B館『ECO信頼サービス株式会社PRESENTS K-1』の追加対戦カードとして、タイトルマッチ2試合が発表された。

出場が発表されていたK-1 WORLD GPバンタム級(-53.0kg)王者・石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)は、Krushフライ級(-51.0kg)王者・上遠野寧吾(POWER OF DREAM) の挑戦を受けて2度目の防衛戦を行う。
石井は、これまでWBCムエタイ世界スーパーフライ級王座などムエタイで数々のタイトルを手に入れてきたが、2025年11月に黒川瑛斗を下して悲願のK-1バンタム級王座を獲得。今年2月にはジャン・ジンホイをKO寸前まで追い込み、初防衛に成功している。戦績は50勝(27KO)19敗4分。
挑戦者・上遠野は、2025年8月から始まった「第5代Krushフライ級王座決定トーナメント」で、東虎之介、海凪、安尾瑠輝を破り同王座を獲得した。今年4月には白幡裕星を下し、現在8勝(5KO)無敗の驀進中。
当初、石井が今大会への出場を決めると上遠野がSNSで「イケメンの石井チャンピオンへ。まだ相手決まってなかったら俺に胸貸していただけないですか? 無敗の俺止めたらおいしくないですか? ご検討よろしくお願いします」と対戦に名乗りをあげた。
だが、石井の甥の寿来が「フライ級のチャンピオンなったくらいで一成に挑戦できると思うなよ」と怒りのアンサー。思わぬところからの返事に上遠野は「生意気なのは百も承知です。ただ、簡単な気持ちで獲ったベルトじゃないのでチャンピオンになったことを『くらいで』とだけは言われたくなかったです。悲しいな」と返した。
石井は「やめてやめて」と寿来をなだめて収まったものの、後味の悪い結末になったまま対戦が決定。この試合は、経験のある石井と勢いに乗る上遠野のマッチアップ。ともにパンチの一発があるため激闘に発展することは必至だが、上遠野は所属するPOWER OF DREAMの同門の石田龍大がK-1フェザー級新王者になったばかりなので、追い風を感じていることだろう。
盤石の強さを石井が再び見せるのか、POD旋風が吹き荒れるのか。

同じく出場が決まっていたK-1 WORLD GP女子フライ級(-52.0kg)王者SAHO(闘神塾) も、3度目の防衛戦になることが決定。初参戦のライザ・シルバ(ブラジル/CT Nelio Thai) の挑戦を受ける。
SAHOは、2024年3月にアントニア・プリフティを判定で下し第3代K-1女子フライ級王者に。2025年7月のララ・フェルナンデス戦で同級王座初防衛に成功すると、今年2月にソフィア・ツォラキドゥを判定で破り2度目の防衛に成功した。戦績は21勝(1KO)2敗。
挑戦者のシルバはSFT Xtreme女子ストロー級(-52kg)王者で、身長167cm(SAHOは159cm)から繰り出されるヒザ蹴り、ミドル・ハイキック・前蹴りは脅威。K-1では男子3階級でブラジル人王者が誕生しておりブラジリアン旋風が起こっているが、女子で4人目の王者となるか。戦績は15勝(1KO)4敗。
試合は距離を詰めてパンチで勝負したいSAHOと、身長が8cm高いシルバの蹴り技の攻防がポイントに。この階級は国内外で人気の木村萌那が存在感を示しているため、前Krush王者の池内紀子も含めて層が厚く、タイトル戦線が気になるところだ。





