【K-1】卜部弘嵩「格闘技人生の全てを懸けてこのトーナメントに臨む」＝トーナメント8選手が計量パス

2019年11月24日（日）神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN～よこはまつり』の前日計量＆記者会見が、23日（土）都内にて13：00より行われた。 　今大会で行われる「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」に出場する8選手とリザーブファイトに出場する2選手はいずれも計量を一度目でパス。 　1回戦第1試合で対戦する卜部弘嵩（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者）はリミットちょうどの57.5kg、ブランドン・スペイン（オーストラリア/ISKAオーストラリア・ムエタイ・ライト級王者）は57.2kg。 　卜部は「やることはやってきました。バッチリです。どう勝つか、どう倒すか、どう戦うかは言いません。情報は何も与えません」との秘密主義。 　スペインは「日本のファンとK-1の皆さんに感謝したい。戦いの準備はできている。1回戦はKOで倒したい」と卜部をKOすると宣言。 　1回戦第2試合で対戦する安保璃紅（team ALL-WIN/第5代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者）は57.2kg、ジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム（タイ）は57.3kg。 　安保は「初めてのフェザー級で体重が心配でしたが順調に落とすことが出来てホっとしています。1回戦が一番大事と言ってもおかしくないので、とりあえず1回戦を勝ち上がりたいと思います。優勝する気満々でしっかり練習してきたので、1回戦をクリアーして準決勝で卜部選手と試合をしたいと思っています」と、計量をパスしたことを安堵し、準決勝で卜部戦を実現させたいとする。 　ジャオスアヤイは「もうすでに身体は100％に仕上がっていて、明日戦う準備はできている。1回戦は出来るだけ早く終わらせたい。その次は誰と当たっても怖くない」と自信のコメント。 　1回戦第3試合で対戦する江川優生（POWER OF DREAM/第4代K-1 KRUSH FIGHTフェザー級王者）はリミットちょうどの57.5kg、ホルヘ・バレラ（スペイン/WKL世界フェザー級王者）は57.3kg。 　江川は「ここまでやることはやって来たので明日は試合で見せるだけです。特に凄いことをやろうとは考えていませんが、必ず優勝します。まず1回戦は普通にパンチを出せば倒せるかなって感じなので、準決勝の西京戦に備えて準備したい」と優勝を宣言。 　バレラは「またここに来ることができて幸せに思います。明日は必ずチャンピオンになります。明日は厳しいトーナメントになると思います。その対策として厳しい練習をしてきたので今は1回戦のことしか考えていない」と、やはり準備はできていると話す。 　1回戦第4試合で対戦する西京春馬（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第3代K-1 KRUSH FIGHTフェザー級王者）はリミットちょうどの57.5kg、アーサー・メイヤー（フランス）は57.4kg。 　西京は「明日が待ち遠しいくらいしっかり仕上げてきたので、明日に集中してリカバリーして完璧な状態で試合に臨みたい。1回戦は早いラウンドで終わらせたい。僕の蹴りとスピードについてこれないと思うので。準決勝は江川選手が上がってくると思うので、お互い前回より気合いが入っているので激しい試合になると思います」と、1回戦を難なくクリアーして1月の再戦（西京が江川にKRUSH王座を奪われた）を見据える。 　また、このトーナメントを制するのに何が最も大事かとの質問には各選手次のように答えた。 スペイン「大事なのはテクニックと試合を早く終わらせること。試合を早く終わらせることで優勝できる」 卜部「ひとつはクレバーに戦うこと。今まで練習してきたことが出るように頭を使って戦うこと。もうひとつは格闘技人生の全てを懸けてこのトーナメントに臨んでいるのでメンタル面です。この2つで仕上げてきました」 ジャオスアヤイ「心です。しっかり戦って身体も準備して屈しないことが大事だと思う」 安保「KOだったりフルラウンドだったりいろいろあると思いますが、最後は気持ちだと思うので気持ちで勝負して。あとは運を味方につけてしっかり優勝したい」 バレラ「何があってもとにかくチャンピオンになるという強い気持ちが大事」 江川「気合いで乗り切れと古川会長から教わっているので、気持ちで負けないように1試合1試合クリアーしていきたい」 メイヤー「3試合あるので大事なのはダメージ少なく勝ち上がること。スピードと賢く試合運びすることが勝ちにいくには大事」 西京「ハートの強さと集中力だと思っています」 　果たして、過酷な1DAYトーナメントを制して第3代王座のベルトへたどり着くのは8名のうち誰か。 ●リザーブファイト出場選手のコメント TETSU（月心会チーム侍）「いつも会見に出ると足がガタガタしますが、今回はリラックスできて堂々としてきていると思います。リザーブですが優勝するために練習してきました。この試合に集中しているので、言いたくないですが江川選手しか見てないです」 斗麗（WIZARDキックボクシングジム）「今日までにサポートしてもらって最高の準備ができてここまで来たので明日が楽しみです。相手は素晴らしい選手なので感謝と尊敬をもって倒しに行きます。無傷ではリングを下ろしません。相手を壊すことしか考えてないので、遅かれ早かれ上の8選手を引きずりおろします」