シュートボクシング
インタビュー

【SHOOT BOXING】MISAKI「世界レベルの選手とやっている差を見せ付ける」×MARI「MISAKI選手に勝ってMIO選手のSBのベルトも狙っていきたい」=‪2月11日‬(月・祝)『SHOOT BOXING 2019 act.1』後楽園

2019/02/02 18:02
‪2月11日‬(月・祝)『SHOOT BOXING 2019 act.1』後楽園ホール大会で、SB日本女子ミニマム級1位MISAKI(グラップリングシュートボクサーズ)と、NJKFミネルヴァピン級王者MARI(ナックルズGYM)か対戦する。 MISAKIは、2018年7月の『Girls S-cup 48kg世界トーナメント』で初出場ながらベスト4入り。9月には地元・愛知でタイ強豪ラットチャプロンに完封勝利したが、11月に保持していたJ-GIRLSミニフライ級タイトル初防衛戦で寺山日葵に接戦で敗れ、王座陥落。今回の再起戦でどのような試合を見せるか。 一方、2018年4月に百花を破り、NJKFミネルヴァ初代ピン級王座を獲得したMARIは、SHOOT BOXINGでもトップランカーを倒し、2015年(ナグランチューン・マーサM16引退記念大会)に敗れているMIOへのリベンジにつなげることは出来るか。 ――MISAKI選手は、2018年は5戦2勝3敗の戦績でしたが、ご自身にとってはどういう1年でした? MISAKI「2月のSB日本女子ミニマム級タイトルマッチでMIOちゃんと対戦してから7月にGirls S-cupで世界トーナメントに出させていただいたり、9月に地元でタイの二冠王ラットチャプロンとやらせいただき、私の格闘技人生でめちゃくちゃ濃い1年でした。11月には(寺山)日葵ちゃんに負けてJ-GIRLSでベルトを失ったことで格闘技は甘くはないというのを痛感しましたが、まだまだ続けたいと思えた1年でした」 ――5戦全てが強豪ばかりでした。 MISAKI「そうですね。世界トーナメントの一回戦でイシス・バービック、準決勝でイリアーナ・バレンティーノとやってから誰が相手でも大丈夫という自信になりましたね」 ――前戦のJ-GIRLSミニフライ級タイトルマッチでは寺山選手との試合で負けてしまいました。今振り返っていかがですか。 MISAKI「あのベルトがあるから大きな試合を組んでもらえましたし、負けたことで失うものが多すぎましたね。1度勝っている相手ですし、負けたらベルトを失うので負けちゃいけない相手に負けたことで、これからどうしようと唖然としてしまいました」 ――タイトルマッチまでに寺山選手とは2度対戦してましたが、以前とは違いましたか? MISAKI「身長が伸びていたような気がします(笑)。初めてタイトルマッチで対戦(2017年9月24日)した時は、日葵ちゃんのスタミナ、気持ちが切れているのがわかり、自分が勝つ確信がありましたが、今回は強くなっていて自分自身に余裕がなかったです。私が近づいたらヒザ蹴り、離れた距離では顔面前蹴りと徹底した作戦をやられてしまいましたね。5R目には日葵ちゃんが声を出しながら蹴ってきて気迫を感じました」 ――MISAKI選手は徹底して猪突猛進スタイルですが、負けたことで今後戦い方を変えることはありますか? MISAKI「ずっと周りから技術をそろそろ付けろとは言われているのですが……。私の戦い方が好きだと応援してくれる方もいます。女子選手にはテクニシャンタイプの選手が多く見栄え的にもいいと思うのですが、私みたいなタイプの女子選手は松下えみ選手ぐらいですよね。私のジムの代表のように相手のパンチを自分の顔で潰せとアドバイスする代表は他にいないし、それが出来るのも自分の強みだと思います。スタイルを変えずに今の距離の中で打てるパンチを磨いています。先日にはムエタイ合宿に行ってタイ人トレーナーから近い距離で打てるパンチ、遠い距離で効かせるパンチを練習してきました」 ――今回の相手、MARI選手にはどういう印象がありますか? MISAKI「2015年のGirls S-cup 48kg日本トーナメントでの試合を見たことしかありません。カードが決まってから、MARI選手と過去に対戦しているMIOちゃんにLINEでどういう選手かを聞いたら、パンチャーとのことでした。みんなの歓声が起こるような打ち合う試合をしたいですね。相手は45kgの日本チャンピオンですが、私は48kgで世界レベルの選手とやっているのでその差を見せ付けないといけません」 ――再起戦になりますが、どういう姿を見せて復活をアピールしたいですか。 MISAKI「倒さないといけないと思います。同じ大会には私が負けた日葵ちゃんとMIOちゃんが試合をするので、その2人にも私の復活した姿を見せ付けないといけません」 ――ちなみにMIOvs寺山の試合が決まって、心境は複雑でした? MISAKI「MIOちゃんとは同じ年で同じシュートボクサーとして仲良くさせてもらっています。MIOちゃんに勝って欲しいと思いますが、日葵ちゃんの戦績に付いている1敗1分というのは私が付けたものなので次に対戦するまでそのままの戦績でいて欲しいという想いもあります。どちらも強いので単純に見たいカードです」 ――今年の目標はありますか。 MISAKI「シュートボクサーなのでSBのベルトは絶対に欲しいです。もしかしたらミニマム級より1つ下のベルトが新設されるかもしれないと聞いているのでぜひ狙いたいですね。あとは、うまく勝ち進んで最終目標はイリアーナに勝つことなので世界を視野に入れられる選手になりたいと思います」 ――最後に会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。 MISAKI「急に決まったカードですが、私の出場が確定するまでチケットを買うのを待っていたファンがいます。チャンピオンになって応援してくれたファンもいますし、ベルトを失ってからも変わらず応援してくれるファンもたくさんいます。またベルトを巻いた姿を見せたいです。次の試合は笑ってリングを降りたいですね。海人選手よりも盛り上がる試合をするので声を出して応援して下さい」 ―――――――――― ◆MARI「ガンガン前に入ってくるMISAKI選手にカウンターを合わせてやろうかな」 ――2018年は4戦2勝2敗という戦績でしたが、どういう1年でしたか? MARI「4月に百花選手を倒して、ずっと目標にしていたNJKFミネルヴァ ピン級のベルトを獲ることが出来ました。チャンピオンになってから2戦してまだ勝ち星がなく凄く悔しいので、今回は絶対に勝ちにいきます。SBのリングにはSBのJKS48(女子高生ファイター限定48kg級トーナメント)から出ているので、今回は7度目の出場になります」 ――久しぶりにSB参戦が決まっていかがですか? MARI「キックとはルールが違いますが、どこのリングだろうと戦えば同じことなのでSBのリングに上がるのが楽しみです」 ――SB特有の投げ技、立ち関節技ありルールについては特に問題はないと? MARI「その2つを対策すればいいだけであって、打撃は問題ないので特に気にしていません。練習では防御だけでなく、自分でも投げたり、関節技を仕掛ける練習をしています。チャンスがあれば狙っていきます」 ――対戦相手のMISAKI選手についてはどのような印象がありますか? MARI「ガンガン前に出てくる印象がありますが、自分は右ストレートなどのパンチが得意なので噛み合う試合になりそうです。MISAKI選手はスタミナがありますが、そこも私は問題ありません」 ――どういう試合をイメージしてますか? MARI「ガンガン前に入ってくるタイプの選手なので、そこにカウンターを合わせてやろうかなと。距離を取り合う戦いになりそうです」 ――MISAKI選手を倒せば、チャンピオンのMIO選手がいます。そこは意識してますか? MARI「それは意識してます。MIO選手とは以前に対戦していて(2015年10月3日)負けているのでリベンジしたいと思っています。その時はフィジカルが強くてパンチが上手かった印象があります。昨年のMIO選手のS-cupでの試合も観たのですが、変わらずテクニックがあると思いました。いつもジムの会長とどこのリングで戦っていくかどうかを決めていて、チャンスがあればぜひMIO選手のSBのベルトも狙っていきたいと思ってます」 ――2019年初戦をクリアーして、どういう1年にしたいですか? MARI「今のところはNJKFミネルヴァピン級のタイトルを持っているので、二階級制覇を狙っています。まずはMISAKI戦に全力を尽くすので応援よろしくお願いします」
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