Bigbang王者の目黒(左)と上野が対戦(C)K-1
2026年5月2日(土)東京・後楽園ホール『Krush.184』にて、Krushスーパー・フェザー級3分3R延長1Rで対戦する目黒翔大(優弥道場/Bigbangライト級王者)と上野奏貴(kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg王者)のインタビューが主催者を通じて届いた。
目黒「誰かの『最初の一歩』のきっかけになれるような、そんな試合をしたい」

目黒はK-1アマチュアで実績を積み、プロデビュー。山本優弥の優弥道場に所属しKrushのリングを中心に戦い、2025年3月のBigbangライト級王座決定戦では石田勝希を破り王座獲得に成功。2025年11月には佐野天馬に延長判定勝ちで初防衛にも成功している。Krushでは2022年11月から2025年7月の稲垣澪戦まで破竹の7連勝を飾っている。13勝(3KO)7敗2分。
──目黒選手は今、国内10連勝ですよね。その中でBigbang王座も獲得して防衛も果たして絶好調ですね。
「本当に、結果的に連勝できてるという感じで、あんまり連勝を目指すとか、そういうのないんですよ。本当に一試合一試合やって、ここまで積み重ねてこれたという感じですね」
──ただ、その中でも勝ち続けられている要因はありますよね?
「自分を俯瞰して見られているというのが、けっこう大きいかなと思います。自分の動きとか、どうやったら自分のよさが生かせるかというのを俯瞰的に見たり、あとは出稽古に行ったりとか、会長の(山本)優弥さんだったり、フィジカルのトレーナーさんとかケアの先生とか、いろんな目線をお借りして、それもうまく自分の中でミックスさせながら見られているのは大きいのかなと思っています」
──Bigbangのチャンピオンになったことで、自信が深まって…というような影響はありますか?
「ベルトを巻かせてもらったことで、自覚が出てきたというか。やっぱり自分が変な負け方をしたりしたら、本当にナメられると思うし。見られていないところでもそういう自覚をしっかり持って、『これをやらなかったら負ける』というか、そういう風に考えてトレーニングができているのかなとは思いますね」
──今回はKrushのリングで上野奏貴選手との対戦ですが、まずどういう印象ですか?
「19歳で今のところ無敗で来ているので、ノリノリのイケイケで来てると思いますね。自分も上野選手も、ジム、道場の生徒さんだったりとか、応援してくださる方もたくさんいて、そういう人たちに見せるという部分では状況も似てると思うし、そういう部分で罵り合いじゃなくて、本当にお互いリスペクトを持った上での残酷な勝負が見せられるんじゃないかなと思ってます」
──動きや技に関しては、どういうところによさや強さを感じますか?
「上野選手のよさって、自分は発想と閃きだと思っていて。もちろんパンチが強いとか蹴りが強いとかもあるとは思うんですけど、その中でも自由な発想があるからこそ、後ろ回し蹴りみたいな技でKOしたりとかもできていると思うので。でも、そういうものを潰せるだけことをの自分もやってるし、相手を自分の世界に引きずり込むというのはもうずっと前からやってるので、そこは大丈夫かなと思っています」
──経験の差を見せたいというところもありますか?
「プロのリングでの経験は自分の方が上だとは思うんですけど、上野選手ももともと空手をやっていて、すごく経験豊富なので、そこは自分が傲慢になるんじゃなくて、しっかり自分がリングの上で培ってきたものを見せられればなと思っています」
──実際、試合ではどう闘って、どう勝ちたいと思っていますか?
「何となく、自分がこう闘いたいというのはもちろんあるんですけど、だからといってそれにこだわらないようにしたいですね。やっぱり試合って、思いもしなかったような状況とかも出てくると思うんで、その時に、本当に水のように流れるイメージでやっていきたい、臨機応変に水のように闘っていきたいなと思っています」
──「水のように臨機応変に」というのは、ずっと思っていることですか?
「そうですね。一つ、自分の強さを持ちながらも、仮に通用しなかった時、もう手札がなくて詰んじゃうというのではなくて、手札をいっぱい持って、臨機応変にカードを選びながら闘える、本当に水のように闘えることが自分の中での武器だと思ってるので、そこは意識したいですね」
──ここで勝った先に、Krush、K-1 GROUPでどうしていきたいですか?
「やっぱり、Krushのベルトを獲りたいという思いはデビューした頃からずっとあります。あと、今回こういうカードを組まれたのは、ちょっとナメられているような気もしていて」
──ほう。
「言っちゃえば、戦績的にはけっこう差があるんですけど、そこを当ててくるK-1サイド、そして上野選手にも『目黒ならいけるだろう』みたいなところがあると思うんです
よ。そこは『ナメんなよ』というか、ちょっとはそういう反骨心もあるので、それを試合でしっかり表現して、勝ち方とかの部分でもしっかり魅せて、『Krushのベルト、もう挑戦させてくれよ』っていうのは、しっかり言えるように闘いたいし、勝ちたいなと思っています」
──ところで最近、優弥道場はプロ選手の出入りがありますよね。最近、練習の中での変化を感じるところはありますか?
「選手が増えたり減ったりしての変化は全くなくて。自分が感じていることややりたいことを優弥さんとマンツーマンでやったりとか、あとはありがたいことに、よその選手から『目黒選手とちょっとやらせてもらえないですか?』みたいなご連絡をいただいたりして出稽古に行かせてもらったりとか、逆に出稽古に来ていただいたりして、たくさんの選手と対人練習だったりの手合わせをさせていただいて、本当にありがたいなという感じで、今は練習できていますね」
──そういうご指名がかかるのは、うれしいことですね。
「本当にありがたいですね。ジムじゃなくて、自分を名指しで言ってくださるというのは光栄なことですし。自分が胸を借りさせていただいて、たくさん練習させていただいています」
──では最後に、改めてこの試合への“決意”をいただけますか?
「やっぱり今回のカードについては、ちょっと自分の中でもいろいろ思ってることだったり、溜まってることもあるので、しっかり自分の口で発信もできるように、そしてリングの上で体現したいと思います。本当に自分はベルトを獲りたいので、『もう次は目黒だね』と言われるような試合をして、あとは自分が常々発信しているように、誰かの『最初の一歩』のきっかけになれるような、そんな試合をしたいと思っています」





