空手
インタビュー

【極真会館】いざ世界初制覇へ!髙橋佑汰「4年後、8年後の次世代を担う子供たちへ夢を見せられるよう全力を尽くします」=東京城北支部6名のサムライたち

2019/11/15 19:11
2019年11月22日(金)~24日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで極真会館主催『第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』が開催される。  4年に一度開催される体重無差別の全世界選手権大会。今大会は世界各地から選抜された男子166名、女子34名の計200名の選手が出場し、日本からは男子19名、女子6名の選手が出場する。日本は2003年の第8回大会以来となる王座奪回を目指す。  その男子19名の日本代表選手の内、6名を輩出したのが東京城北支部だ。ひとつの支部から6名が代表に選ばれたのは過去最多。2017年第49回全日本選手権の覇者・髙橋佑汰を筆頭に、2019オールアメリカン3位・西村界人、2019オールアメリカン6位・山川竜馬、2019全日本ウェイト制中量級準優勝・清水祐貴、2019全日本ウェイト制軽重量級3位・髙橋扶汰、2019全日本ウェイト制軽量級3位・小林健人が世界を相手に戦う。  上田幹雄(神奈川横浜北支部)、鎌田翔平(東京城西支部)、荒田昇毅(千葉中央支部)と並び優勝候補の一角として名を上げられる髙橋佑汰は「昨年の第50回全日本空手道選手権大会(髙橋は6位)では、追い込みの期間に体重が5kgほど減ってしまっていましたが、今年は体重もキープできているため仕上がりとしては非常に良いと思います。気持ちの面では責任と覚悟を持って日々充実して過ごせております」と、順調に仕上がっている様子。 「自信が付いたものは特にありません」と言うが、「心と接近戦の強化」を念頭に稽古を積んできたという。城北支部を引っ張るリーダーとしては「支部から6名の出場は大変心強く思います。日々切磋琢磨している仲間たちと日本を代表して戦えるというのは幸せでしかありません。また、私は城北支部大泉道場の責任者でもあるのですが、私の生徒2名(小林健人・髙橋扶汰)が代表に選ばれたことも幸せなことです」と、励みになっている。  そして「この世界大会で優勝する事が私を支えてくださっている皆さまへの最大の恩返しだと考えております。また当日会場にお越しいただく観客の皆さまへ、試合を通して良い影響を与える事ができるよう、そして4年後、8年後の次世代を担う子供たちへ夢を見せられるよう全力を尽くします」と、様々な想いを背負って2度目の世界大会の舞台に立つ。 <各選手のコメント> ●山川竜馬 ――世界大会まであと数週間、現在の仕上がり具合と気持ちの面ではどんな感じですか? 「追い込みも佳境に入り、疲労も溜まっておりますが動きもよく、気持ちも試合に向けて昂っております」 ――特に強化した部分と自信がついたものは? 「全体的な体の強さと、蹴り技の威力です」 ――1支部から過去最多の6名が代表選手に選ばれたことをどう思いますか? 「東京城北支部は様々なタイプの強い選手が在籍しており、その中でも代表選手が6名もいることは自分の中でも誇りに思いますし、代表選手として恥ずかしくないよう頑張りたいと思います」 ――今回の世界大会へ懸ける意気込みを。 「4年前の世界大会では不完全燃焼に終わってしまいましたので、今回は自分の殻を破るつもりで全力をもって臨みたいと思います」 ●西村界人 ――世界大会まであと数週間、現在の仕上がり具合と気持ちの面ではどんな感じですか? 「連日の追い込みで疲労もピークに来ていますが、非常に充実した稽古ができており、モチベーションも過去最高に上がっています」 ――特に強化した部分と自信がついたものは? 「これまでの課題であった勝負どころで攻め切る、相手を倒す決定打の無さ。この二点を改善し、強化してきました。強化合宿等で色んな選手に試すことができ、良かった点も改善すべき点も見つかり自信にもつながりました」 ――1支部から過去最多の6名が代表選手に選ばれたことをどう思いますか? 「東京城北支部に移籍して2年半。川本支部長はじめ、ご指導してくださった諸先生方、移籍して間もない自分を応援、サポートしてくださった道場生の皆さん、共に稽古してきた選手クラスの仲間。自分一人の力ではここまで来ることはできなかったので、自分に関わってくださった城北支部の方々に最高の結果で恩返しがしたいです」 ――今回の世界大会へ懸ける意気込みを。 「4年に一度ではなく一生に一度のつもりで、自分が必ず頂点に立つという強い気持ちを持って海外勢に挑んでいきます」 ●清水祐貴 ――世界大会まであと数週間、現在の仕上がり具合と気持ちの面ではどんな感じですか? 「心身ともに疲れて果てていますが、仕上がりは順調です。疲労が抜けた大会当日が非常に楽しみです」 ――特に強化した部分と自信がついたものは? 「今回はテクニック面を強化してきました。技だけではなく、試合運びを含めたテクニックには自信がありますので、当日お見せできればと思います」――1支部から過去最多の6名が代表選手に選ばれたことをどう思いますか? 「非常に心強いです。練習のキツい局面でも大人数であれば、乗り切れる事もありますから。ただ日本代表の人数が多い分、スパーリングは大変ですけれどね…(笑)」 ――今回の世界大会へ懸ける意気込みを。 「世界大会は今回で2度目の出場となります。階級を代表して、支部を代表して、そして国を代表して闘い抜きたいと思っています。4年前は日本の戦力になる事は出来なかったので、今回は日本の戦力として闘いたいと思っています」 ●髙橋扶汰 ――世界大会まであと数週間、現在の仕上がり具合と気持ちの面ではどんな感じですか? 「心・技・体ともに成長出来ていると思います。試合当日は緊張すると思いますが、今まで稽古してきた事を思い出して自信を持って頑張ります」 ――特に強化した部分と自信がついたものは? 「今年7月に行われた東日本大会で突き、三日月蹴りで相手を効かす事が出来たのでこの2つを強化してきました。城北支部は代表選手が多いので、その中での稽古はレベルが高く質の良い稽古が出来ています。代表選手が集まる強化稽古で足掛けや崩しなど、新たに技を習得することが出来てとても自信がつきました」 ――1支部から過去最多の6名が代表選手に選ばれたことをどう思いますか? 「本当に凄いと思います。その6名の中に自分が代表選手として選ばれたことを誇りに思います。世界大会を目標として、同じ支部の仲間たちとこれまで切磋琢磨してきたからこそ代表選手が6名も世界大会に出場出来ると思っています」 ――今回の世界大会へ懸ける意気込みを。 「世界大会は初出場となります。4年前はセコンドとして見ていて、4年後は必ず自分が出るという思いで稽古してきました。出場するからにはしっかりと結果を残して、見ていただける皆さまの記憶に残る試合をします。会場での応援よろしくお願いします」 ●小林健人 ――世界大会まであと数週間、現在の仕上がり具合と気持ちの面ではどんな感じですか? 「今は疲労が溜まってきて動きが悪くなっていますが、試合前は毎回なので気にはなりません。逆にこの時期に動きがいいと追い込めていないのかな、と不安になるのでいつも通りです。自分は試合当日に気持ちを一気に高めるタイプなので私生活は普段と変わらないのですが稽古では自然に気持ちが入ってしまいます。それがプラスに働いていつも以上にいい準備が出来ています」 ――特に強化した部分と自信がついたものは? 「フィジカル、スピード、スタミナを強化してきました。スピードは体重差があればあるほど有利に働くと思うので、対重量級に今の自分かどこまでできるか楽しみです」 ――1支部から過去最多の6名が代表選手に選ばれたことをどう思いますか? 「1人ならこんなには頑張れません。他の選手の頑張りに引っ張られて自分を追い込めています。小さい頃から一緒に稽古してきた仲間と、大舞台に向かって同じ目標を持って頑張っていける事が誇らしいです」 ――今回の世界大会へ懸ける意気込みを。 「自分はただ勝つだけではなく華麗な組手、観てる人が凄いと思う組手を目指しています。大舞台で自分の理想にどれだけ近づけるのか凄く楽しみです。押忍」
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