2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.20』で、朝倉海(トライフォース赤坂)との対戦が決まっていた堀口恭司(アメリカン・トップチーム)が怪我により欠場することが11月14日の記者会見で発表された。
その代替カードについて、RIZIN榊原信行CEOは、「このカードに変わるカードを用意するのはとても大変ですけど、全力でこのカードに勝るようなカードを組ませていただきたい、ご期待いただければと思います」と語った。
ファンの間では“バンタム級四天王”の佐々木憂流迦(Serra Longo Fight Team=負傷欠場中)と元谷友貴(フリー=対戦相手決定済み)を除く、石渡伸太郎(CAVE)、扇久保博正(パラエストラ松戸)のほかに那須川天心(TARGET/Cygames)の名前も予想されているが、ここにマネル・ケイプ(アンゴラ)が名乗りをあげた。
ケイプは2017年10月にRIZIN初参戦。バンタム級トーナメント1回戦で山本アーセンを1Rわずか1分11秒でハイキック葬し、衝撃日本デビューを果たした。続く2回戦では元UFCトップファイターのイアン・マッコールをヒザ蹴りでTKOに破る番狂わせを演じ、準決勝では堀口恭司にKO負けを喫するも堀口に「やりにくかった」と言わしめた。
そして2018年5月には朝倉海と対戦。朝倉を苦しめ、判定2-1の接戦で敗れたが、判定に納得がいかず事あるごとに朝倉との再戦をアピールしてきた。
今回も、堀口欠場の噂がネットで流れるとさっそく11月12日に「マネル・ケイプ vs @kai_1031_(朝倉海のアカウント)12月31日。実現させましょう」と日本語でアピール。
昨日の会見で堀口の欠場が正式発表されると、「これ(朝倉vsケイプの再戦)を実現させる。私たちは皆それを待っています」と、榊原信行RIZIN CEOを始めとするRIZINのアカウントを並べて猛アピールした。
その1時間後には「彼に逃げさせないでください。 今は私の番です」と、以前の対戦動画とともにアップ。今度はRIZIN関係者だけでなく、フジテレビのアカウントまで入れる猛烈アピールぶりだ。
ファンや海外からもケイプを後押しする声は多く、バンタム級の2人と那須川に並ぶ有力な対戦相手候補だと言えるだろう。<関連記事>朝倉海、堀口恭司が欠場も「僕は誰とでも戦う準備ができています」──どうなる大晦日のメイン堀口恭司が怪我で欠場=12.31「RIZIN.20」大晦日欠場の堀口恭司「身体の各所の痛みや違和感を感じていた」「甘かったです」ケイプ「アサクラから伸びしろを感じた。また戦いたい」