キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】木村“フィリップ”ミノル監督「一撃必殺のパンチと誰にも負けないフィジカルを全開に活かした戦い方を伝授している」「打撃の強みで言ったら自分が一番スペシャリスト」

2026/04/03 18:04

下田蓮「僕は他の選手と気合いの入り方が違うし、アグレッシブな戦いをするんで、そこを見てほしい」


 1回戦では大将戦に登場し、きっちりと勝利を収め、チームの準決勝進出を決めた。元自衛隊出身という経歴を持つ下田は強靭な心と体でトーナメント制覇を目指す。

――1回戦ではトーナメントの勝ち上がりをかけた大将戦で見事な勝利でした。あの試合を振り返っていただけますか?

「1回戦の試合はみんな頑張ってくれて、前の2人が勝って自分には順番が回ってこないのかなと思ってたんですけど、最後は自分のところまで回ってきて戦えてよかったなと思います」

――副将の清水村健人選手が相手の大将=長部奨史選手を消耗させて、戦いやすそうだなという予想はしていましたか?

「そうですね。ここでとどめを刺さなきゃというプレッシャーもありましたが、相手が疲れているのも分かったので、冷静に戦うというよりも最初からガンガン行ってやろうと思って戦いました」

――チームとして勝つことが一番だったと思いますが、選手としては試合を出来たことはプラスになりそうですか。

「それはありますね。チームとして勝ちたいけど、試合をしないで終わっちゃうのは嫌だなと思っていたので、準決勝・決勝までに試合が出来てよかったです」

――下田選手のプロフィールについても聞かせてください。格闘技を始めたきっかけは何だったのですか?

「自分は中学校でバスケ部、高校生の時に1年間ぐらい柔道部に入っていて、高校卒業後に自衛隊に入隊したんですよ。その時にレンジャー教育という、自衛隊のなかで最も難しいと言われている訓練があって、そのレンジャー教育が3カ月間ほどあるんですね。その教育の最後、卒業まで1~2週間のところで2夜3日の訓練があって、山の中を40キロほどの荷物を背負って睡眠も取らずに歩いていたら、僕の後ろを歩いていた隊員が突然倒れてしまって、僕にもたれかかってきたんですよ。それで僕と倒れた隊員が2人で崖の下まで落ちてしまって……。命は無事だったんですけど、その時に腰を強打する怪我をして、メンタル的にもやられてしまい、結局レンジャー教育を卒業できなかったんです。それでメンタルが沈んでいる時に、たまたま携帯でRIZINの試合を見る機会があり、それが朝倉未来選手と平本蓮選手の試合で、めちゃくちゃかっこいいと思って。これは俺も格闘技をやらなきゃ後悔すると思って、自衛隊を辞めて格闘技を始めようと思いました」

――他の人ができないような経験をして、格闘技に出会ったんですね。

「はい。その時に初めて格闘技に出会って、それまで一切格闘技のことは知らなかったです」

――格闘技を始めるにあたってBattle-Boxを選んだ理由は何だったのですか?

「Battle-BoxのYouTubeチャンネルがあって、その動画に元自衛隊の人が出ていたんですよ。もうその人は引退されちゃったんですけど、そのYouTubeを見ながら、自分と似ているところがあるなと思い、このジムいいじゃん!と思ったんです。しかも教えている選手、教えているコーチたちもトップレベルの方たちだったので、ここなら強くなれると思ってBattle-Boxに入会しました」

――いざMMAを始めて、自分に合っていると思いましたか?

「それまで格闘技、打撃もやったことがなかったんですけど、自分としては寝技よりも打撃の方が好きで、打撃をやっていると楽しいんですよ。やっぱり打撃は自分に合っているなと思います」

――下田選手はKNOCK OUT、UNLIMITEDルールに対して、どんな印象を持っていますか?

「UNLIMITEDルールは最近できたルールで、アマチュアでもこういう形で扱ってくれるし、すごくルールとしても面白いなと思います。打撃に特化しているルールなので僕にすごい合っていると思います」

――準決勝・決勝に向けて、どんなことを意識して準備してきましたか?

「準決勝で対戦するKNOCK OUT・クロスポイントで言うと、藁谷兼介選手がすごく強いイメージがあります。藁谷選手はサウスポーなので、今はサウスポー対策と3人抜きするための体力作りをやっています。(具体的には)18キロぐらいの重りが入ったベストを着てランニングや階段ダッシュをして、KNOCK OUT沖縄大会に出る(木村“フィリップ”)ミノルさんも一緒に練習させてもらっています」

――下田選手としては3人抜きするつもりですか?

「はい。準決勝で3人抜きして、決勝でも3人抜きします!」

――今回のトーナメントを通して、自分のどんなところをアピールしたいですか?

「僕は他の選手と気合いの入り方が違うし、アグレッシブな戦いをするんで、そこを見てほしいと思います。あとはスピード感ですね。自分はパンチが得意なので、パンチで倒していきたいです」

――今後の目標を聞かせてもらえますか?

「僕が格闘技を始めるきっかけがRIZINだったので、将来的にはRIZINに出たいと思います。打撃だけじゃなくて寝技の部分も強化しつつ、MMAファイターとしてこれから頭角を現していきたいです」

――それでは最後にトーナメント準決勝・決勝に向けた意気込みを一言お願いします。

「絶対Battle-Boxが優勝するので、応援よろしくお願いします!」

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