2026年4月29日(水・祝)東京・有明アリーナ『ONE SAMURAI』(U-NEXT配信)の追加対戦カードが3月30日の記者会見で発表され、出場が決まった選手のコメントが主催者を通じて届いた。
▼ONEフェザー級(-70.3kg)キックボクシング 3分3R和島大海(月心会チーム侍)リカルド・ブラボ(ウィラサクレック・フェアテックスジム)
和島は2021年12月に木村“フィリップ”ミノルに挑戦して左ミドルでKO勝ち、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座に就いた。2022年6月の『THE MATCH 2022』では“ブラックパンサー”ベイノアから3度のダウンを奪う圧勝。2023年7月にはかつて敗れているジョーダン・ピケオーをもKOしてK-1で7連続KOを飾ったが、12月の3度目の防衛戦でオウヤン・フェンにKOで敗れて王座を失った。
2024年は3月の「K-1 WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント」開幕戦でダリル・フェルドンクにKO負けを喫するも、12月には同トーナメントを制覇したストーヤン・コプリヴレンスキーからダウンを奪い勝利。2025年7月21日にK-1グループとの契約が満了したことを発表し、10月にONEとの独占複数試合契約を結んだ。11月の日本大会に緊急参戦したがナビル・アナンに判定負け。戦績は22勝(18KO)7敗。
ブラボは17歳の時にアルゼンチンから来日。長いリーチから生み出される鋭いストレートを武器にKOを量産し、2018年に7戦無敗で新日本キックボクシング協会ウェルター級王座を獲得。2022年に所属していた新日本キックを離れ、新たにWSRフェアテックス所属となり12月にRISE初参戦。2023年8月、ONE FF初参戦を果たしてルンピニースタジアム認定ミドル級王者を2RでKOすると、3連続KO勝ち&ボーナスを獲得して10万ドルの本戦契約が結ばれた。
しかし、2024年8月に初のキックボクシングルール(過去3戦はムエタイルール)でジョージ・ジャービスに判定負けでONE初黒星。2025年6月のアリアン・エスパルザ戦ではムエタイルールで判定負けと連敗を喫している。戦績は27勝(22KO)5敗2分。3月13日のONE FFで試合が決まっていたが、対戦相手の欠場のため中止になっていた。
和島はブラボ戦について「ONEでKO勝ちをして、本戦契約を勝ち取っている試合を見たことがあります。凄いパンチも強くていい選手だとは思いますが、絶対に僕が勝ちます」と意気込んだ。
▼ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ 3分3R士門(エイワスポーツジム)ジョハン・ガザリ(マレーシア/米国)
士門・エイワスポーツジムこと吉成士門は、これまでにタイ国プロムエタイ協会スーパーフェザー級&ライト級王者、WPMFインターナショナル スーパーバンタム級王者、WMCインターコンチネンタル バンタム級王者、WMC日本フライ級王者に輝いている21歳。2025年10月にはヌンプーシンを1RでKOし、WBCムエタイ世界ライト級(-61.23kg)王座に就いた。
ONE FFには2024年12月から参戦。リッティデット、ヨードレックペット、ペットンローに3戦全勝、通算12連勝を飾っていたが、11月にタギール・カリロフを圧倒しながらも、士門が伸ばした手の指がカリロフの目に入り、カリロフが試合続行不可能となって無効試合となった。12月にはデッドゥアンレックにも完勝。吉成名高の従兄弟。
ガザリはムエタイファイターの両親を持ち、10歳からムエタイを始めた。タイで試合経験を積み、2023年2月からONE FFに出場。4連勝で本戦契約を勝ち取り、8勝(6KO)3敗の好戦績を収めている。
士門はガザリについて「マレーシアで人気のある選手で気持ちの強い選手だと思います」とし、「ONEサムライ第一回大会の名前に恥じぬように、面白い試合をして、盛り上げて、勝ちます」と語った。
▼ONEアトム級(-52.2kg)キックボクシング 3分3R黒田斗真(FORWARD GYM)田丸 辰(team VASILEUS)
黒田は2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」で必殺の左ストレートを武器に圧倒的な強さで優勝。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではRISEの風音に延長戦の末に判定負けしたが、12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」で優勝し、初代王座に就いた。2023年6月には現在ONEで活躍中のラマダン・オンダッシュに判定勝ち。12月に石井一成の挑戦を判定3-0で退け、初防衛に成功。
その後は試合から離れていたが、2025年5月の『SPACE ONE×BOM』にて復帰、シワラットを1Rわずか55秒でKOした。9月の『ONE Friday Fights 126』に初参戦を果たすも、アダム・ソー・デチャパンに判定負けで黒星スタート。11月の2戦目でロシアのキリル・チジクに判定で初勝利をあげたが、2026年3月に吉成名高と戦ったバンルーロックに判定負け。戦績は15勝(5KO)5敗1分。
田丸はジュニアキックボクシング出身で、卓越したボクシング技術とディフェンス能力でプロデビュー後は10戦全勝(2KO)と無敗の快進撃で2018年11月に初代RISEスーパーフライ級王者となった。一時はスランプに陥ったが、2022年に階級を下げて臨んだ「初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定トーナメント」で優勝し、二階級制覇を達成。
「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では決勝でクマンドーイを破り優勝。2024年3月に志朗が保持するRISE世界バンタム級王座に挑戦したが、偶発的なバッティングにより無効試合に。6月にはジョン・ヒョヌをわずか35秒でKOした。9月の志朗との再戦では判定負け。戦績は18勝(4KO)4敗2無効試合。また、2025年5月にはRIZINでMMAに初挑戦したが、平本丈に判定で敗れた。11月にteam VASILEUS入りを発表。
黒田は田丸について「田丸選手は昔から知っている選手で、凄くテクニックがあって、目が凄くいい選手だという印象があります。田丸選手は国内でもトップの選手だと思うので、僕は今回そこに挑戦するつもりで戦いたいです」とコメント。
「今回ONEサムライの一発目、さらに武尊選手の引退試合も行われるので、そこに一緒に出場させていただけるのは、格闘家として光栄なことなので、楽しみにしています」と意気込む。
田丸は「初戦は黒田斗真選手。簡単な相手ではないけれど、しっかりと差を付けて勝つ。ONE SAMURAI 1で武尊さん、優貴くんと一緒の日に試合出来ることが嬉しい。まずは僕が必ず勝って繋げます!」と、VASILEUSの先鋒としてタイトルマッチの2人に勝利のバトンをつなげたいと話した。