『K-1 REVENGE』の主役、第2のアンディ・フグは

【写真】アンディ・フグの復讐のカカト落としがスミスに振り落とされる
『K-1 REVENGE』は石井館長の言葉にあるように、故アンディ・フグが主役の大会だった。アンディのような選手が出てくることで、令和のK-1 REVENGEも盛り上がっていくだろう。
石井館長は「これから出てくると思いますよ」という。
「世界中にはいろいろな選手がいっぱいいるので。だからキックボクシングに限らず、他の武道からもどんどん出していけばいいんじゃないですかね。でも、アンディの形が今の時代でも受けるかどうかはまた分かりません。スターというのは自分たちが作るのではなく、今はファンが作っていくものだから。BTSが復活したけれど、なぜBTSに何十万人も集まるかって言うと、自分たちの気持ちを代弁してくれるスターを求めているんですよね。感情移入させてくれるスター。でも残念ながら、今の外国人選手の中に感情移入できるスターはまだいないですよね。

アンディはスイスから出てきて六畳一間のマンションに住み、朝から晩まで一人で稽古していたんです。そういう選手は今いないでしょう。彼は生き方そのものがドラマですよね。でも、ファンの人たちに感情移入させていって、スターを作らせていくシステムと土壌が、いまスマホがこれだけ発達しているんだから出来るはずなんですよ。一人のスターが変えていくんです。アンディだったり、魔裟斗だったり。必ずその時代時代にスターがいました。今だったら大谷翔平選手とか。一人のスターで変わるから、必ずK-1にもスターはいるはずなんです」

27年もの時を経て、復活する『K-1 REVENGE』。一度封印された大会が、この令和の時代に復活する意味とは何か。
「封印されたのは、K-1の世界戦略が始まってからじゃないかな。日本に世界中から選手を呼んでやっている時は、日本の中でドラマを見せていかなければいけなかった。それを世界でやり始めて、世界中でK-1を盛り上げていこうとなってから、それぞれのテーマが変わっていきましたよね。でも、REVENGEというのはテーマが絞りやすいのでいいんじゃないかと思います。日本のK-1は世界を見せて、その世界の凄さでもう一度日本に戻してくるやり方の方がいいと思いますよ。今回の後楽園ホールのイベントが良いきっかけになればいいなと思っています」
K-1が再び世界の立ち技格闘技をひとつにつなげて、形を作っていく。その起爆剤こそが『K-1 REVENGE』なのかもしれない。




