殴り合いたいですね

――今回はGUMP選手とは全然違うタイプのパヌワット選手ですが、改めてパヌワット選手の印象を教えてください。
「一発もあってパワーのある、倒せる選手ですけど、そう見せておいて上手い選手だなと思います。自分はそこが今回の鍵だと思っていて、どう自分が攻略できるか考えています。パヌワット選手はムエタイもできて、日本のキックボクシングとムエタイを上手く融合しているのかなと思っているので、良い所でバコンっと攻撃を当てて、疲れたらポイントを取って上手く戦うこともできるタイプだと思っています。この何カ月間で自分も色々試していて、これでいけると思ったらこれじゃなかったり、こういきたいけど上手くいかないなとかを考えて、そういう部分とずっと戦っていました」
――パヌワット選手を警戒する場合、最初の爆発力やミドル、ストレートなど攻撃力を警戒する事が多いですけど、常陸選手は細かいテクニックや競り合った時のいなし方などを警戒しているんですね。
「逆にパワーで相手が来る時は自分の土俵だと思っているので、そこに持っていきたいです」
――じゃあ殴り合うような場面を期待しているんですね。
「殴り合いたいですね(笑)」
――伸びのあるムチをしならせた様なキックを出してきますが、その辺も対策は考えていますか?
「もちろん警戒はしています。蹴りの伸びだったり、色んな人に骨が硬いと聞くので、想像の3倍くらい痛いんだろうなと思っています。でもいつも相手の事をデカく見積もっているんですよ。試合の時に『こんなものか』って思えるのが1番楽なので。攻撃が当たらない、強くて上手くて痛いんだろうなって思いながら練習しています」
――ファーストコンタクトでそれが分かるのが楽しみですね。
「どんなものか楽しみです」
「学年的には分からないですけど1998年生まれなので一緒ですね」
――パヌワット選手は『漢気トーナメント』で急に頭角を表してきた選手ですけど、いつぐらいから意識していましたか?
「意識自体は世界トーナメントの時にはしていましたね。周りからも『パヌワットと戦ったら面白そうじゃない』って言われていたので。昔、RISE EVOL(2019年2月8日)で同じ大会に出た事があるんですよ。その時から『めちゃくちゃ強いタイ人がいる』って覚えていて、階級は自分より上だったんですけどその試合から見ていました。それで漢気トーナメントも優勝して、チャンヒョン・リーに勝った時に“戦いたいな”と思いました」
――今回支部は違うものの、“TARGET”という括りでは同門になりますが、同門対決として意識している事はありますか?
「意識というか普段もそうなんですけど、絶対に負けたくないというか“負けられない”気持ちというのはありますね。スパーリングをお願いして来てもらったり、自分も行ったりとかした事もあったので、そういう点では仲は良いのかもしれないですけど、ジム自体は違うので勝負になれば関係ないです」
――やりづらさとかも特にないですか?
「パヌワット選手とは会場などで会ったらお互いに『頑張ってね』と話したりしていましたけど、やりづらさとか、そういうのはないですね」
――宮城会長からは同門対決について何か言われていることはありますか?
「特に何も言われていないんですけど、空気は感じています(笑)。プレッシャーではないですけど、絶対にお互い負けたくないっていう気持ちを感じています」
――伊藤代表が年末に出たインタビューで、「常陸は勝ったらマイクで言いたい事があるみたい」と言っていたのですが、常陸選手から伊藤代表に何か伝えたい事があるんですか?
「自分もあれを見て何のことか分からなかったんですよね(笑)。でもずっと中村寛選手と戦いたいというのは言っています。とりあえずベルトがないとその発言はできないと思うので、しっかり勝ちたいと思います。世界トーナメント決勝のエンペンジェー選手との試合をリングサイドで見ていたんですけど、本当に悔しかったんですよね。辿り着いていないので自分がどうこう言えないですけど、『これは違うな』と思って。“世界一”っていうのがどんなレベルのものかを自分が証明したいです」
――ベルトまであと一つという状況になりましたが、2026年の抱負とともにファンの方にメッセージをお願いします。
「2026年はチャンピオンになる年にします。新年1発目のRISEの大会なので、自分がRISEに火をつけないといけないと思っているので、必ず熱い試合をしてチャンピオンになるので楽しみにしていてほしいです。応援よろしくお願いします」



