扇久保(左)、元谷ともに出し尽くした表情
2025年12月31日(水)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN師走の超強者祭り』にて、第13試合のRIZINフライ級(57.0kg)選手権試合(フライ級GP決勝)5分3Rで対戦した扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)と元谷友貴(アメリカントップチーム)。
歴史に残る死闘の判定は、扇久保が3-0で勝利。フライ級GP優勝&フライ級新王者に輝いた。特に印象に残る最終ラウンドの激しい打ち合い、両者はどのような思いで臨んでいたのか。
扇久保「毎試合防衛戦でやっていきたい」
「もう本当にめちゃくちゃ嬉しいです」
――ようやく獲れたベルト、着け心地はいかがですか?
「重いですね。思ったより凄く重かったです」
――久しぶりに対戦した元谷選手、どんなファイターだったか教えてください。
「最後まで気持ちの強い本当に強い選手でした」

――最終ラウンド、ラストの打ち合いはどういった思いで戦ってたんでしょうか?
「決勝戦で、しかも元谷選手だったからこそ最後ああいう風に打ち合えたかなと思います」
――フライ級王者としての今後の目標だったり展望を教えてください。
「チャンピオンになったんで、これからどんどん強い選手を僕に当ててもらって、フライ級を盛り上げていきたいなと思ってます」
――顔がかなり傷だらけですけども、ダメージについてはいかがですか?
「鏡を見て思ったよりダメージあるなと思って。でも表面だけで中は大丈夫です」

――グランプリ全体を通して戦ってきたことについても振り返っていただけますか?
「ホセ・トーレスやってガジャマトフとやって、こうやってベルトを巻けたので、強い選手を選んできて良かったなと思いました」
――その選択があったからこそベルトを巻くことができたっていうことですかね。
「そうですね。きつい道を選んで良かったなと思ってます」
――ここから王者としての新たな道乗りが始まりますけれども、どんどん防衛戦をしていきたいのか、ビジョンはどう考えてらっしゃいますか?
「チャンピオンであるうちは、毎試合防衛戦でやっていきたいなと思ってます」
――優勝賞金2000万円の使い道はもう決めてらっしゃるんですか?
「ちょっとまだ決めてないので、家に帰って奥さんと相談したいなと思ってます」
――支えてくれた奥さんには多めに?
「そうですね。まず1回奥さんに全部渡して、そこで相談かなと思ってます」
――最後のあの打ち合いはどういう選択からだったんでしょうか?
「あそこでテイクダウンに行っても良かったんですけど、やっぱり最後は元谷選手も気合い入れて向かってきてたので、その気持ちに応えようと思って最後打ち合いました」
――元谷選手の肩パンチをもらって、流れとして劣勢に立たされた時はどんな気持ちだったんですか?
「あそこはそんなに肩パンチも効いてなかったので、あのポジションより元谷選手がバックを狙ってるのが分かってたので、そこを取らせないように徐々に腰の位置ずらしながらっていう感じであそこは立つ機会を待ってました」
「そうですね。バックは絶対狙ってるなと思ったんで」
――先ほどきつい道を選んでよかったって話がありましたけど、楽な道を選ぶっていう選択肢は扇久保選手の辞書にはない?
「僕の辞書に楽な道はないです」
――来年からも厳しい道を選びますか?
「常に厳しい道を選んでいきます」
――チャンピオンになってこれから今1番したいってことは何ですか?
「子供に会いたいですね」
「まだしてないです」
――UFCでもRIZINでもフライ級にフォーカスが当たってる状況を作り上げたっていうことを、長い目で見てどう感じてらっしゃいますでしょう?
「率直に今のフライ級の世界全体、UFCも含めて見て盛り上がりっていうのは素直に嬉しいですね。38歳になりましたけど、TUFでも優勝できなくて契約もできなかったんですけど、まだその最前線で戦えてるってことは幸せだなと思います」

――UFCでは堀口選手が凄いパフォーマンスを見せていて、同門の平良選手もタイトルショットじゃないかって言われてるんですけど、パフォーマンス上での張り合い、直接対決は簡単ではないと思うんですけど、そこはどう考えてますか?
「まだ試合も見てないので何とも言えないですけど。でも本当に負けたくないですよね。RIZINでやってる以上はRIZINフライ級が世界で1番だって言われるように盛り上げていきたいです」
――肩パンチのところですけど、足を戻して一旦クローズドガードに入れる、そういう大切さを見せてもらえたなと思ったんですけど。
「ありがとうございます。さっきも言ったんですけど、元谷選手が多分バックかフロントか狙ってたと思うので、あそこで強引に立つと、バック取られるなと思ってたので1回戻して行きました」
――今はとにかく下になるともう不利だ、負けるっていうところでみんなスクランブルをやってきたじゃないですか。その中でああいう風にしっかりもう1度クローズドガードを 取るっていうのは、そういうMMAもあるんだよっていうのは後輩たちに見せたいとかそういうのがありましたか?
「特にそういうのはないですけど、ずっと自分がやってきたMMAがあの戦い方なので」







