2019年10月27日(日・現地時間)カンボジア・プノンペンにて開催された『MAS FIGHT CAMBODIA』で、クリス・ナギンビ(コンゴ)を4分10秒、KOで仕留めて戦績を239勝(73KO)24敗12分とした“生ける伝説”ブアカーオ・バンチャメーク(旧ポー.プラムック/タイ)。
大会後、ブアカーオのマネージャーであるSasan Ghosairi氏の独占インタビューに成功。ブアカーオの近況を聞くことが出来た。
最初にブアカーオの現在の活動について聞くと、「チェンマイ(タイ北部)でBanchamekジムを経営、選手の育成をしながら様々なブランドのレップ(代理店)として非常に忙しい日々を過ごしています。例えば、Fitness First、シンハービール、ツーリストオブタイランド、True TVやエネルギードリンクやハーブなど。また、自身のブランド”Black Coffee”を販売しているほか、11月中には自身のブランド“Buakaw Banchamek Gym”でファイトギアーの販売を開始します。SHOPもバンコクにオープンしました」と、抜群の知名度を活かしてビジネスを展開しているという。
(ブアカーオショップは99/2-3 Rimthang Rotfai, Saipaknam, Road Khlongtoey, Khlongtoey, Bangkok 10110にオープン。Rompo Manshionのすぐそば。また、インターネットショップでも販売中だ)
ブアカーオブランドのギアで身を包んだブアカーオ 2019年は自身がプロモーターを務めるタイの『ALL STAR FIGHT』でほとんどの試合を行ったが、2020年は「10個くらいのオファーが来ているが、どれにするかはまだ決めていません」と、海外からもひっぱりだこ。
気になるのは37歳という年齢で(1982年5月8日生)、いつまで現役を続けるつもりなのかということ。Sasan氏に聞くと「彼は40歳で現役を引退すると言っている」と、40歳という区切りの年齢での引退を考えていると教えてくれた。
自身のブランド”Black Coffee”も販売している また、『ONE』のチャトリCEOが10月13日に東京・両国国技館で開催された『ONE: CENTURY 世紀』の全試合終了後に行った会見で、ブアカーオについてどう思うかとの質問を受けて「私はブアカーオの大ファンなので、ペトロシアン戦が実現して、ここでキャリアの集大成を迎えてもいいのではないか。彼はジョルジオ・ペトロシアンにナンバーワンを証明できるのか、興味がある」と回答。
ブアカーオとインタビューに答えてくれたマネージャーのSasan氏 このことはSasan氏も知っていたが、「まず、ONEから正式なオファーはもらっていません。逆にこちらから条件を出しましたが、現在のところまだ返答はありません」と、交渉のテーブルにもついていないと明かした。
最後に、ブアカーオはまた日本で試合をしたいと思っているのかと聞くと、「もちろんです。彼は日本も、日本のファンも大好きなので、ぜひともまた日本の皆様の前で試合がしたいと思っています」と答えた。