ペッティンディーのボード氏が投稿した抗議写真(C)Petchyindee Academy
2025年12月9日(火)から20日(土)まで開催された『SEA GAMES Thailand 2025』(東南アジア競技大会)。同大会は東南アジア版オリンピックとも称される総合スポーツの祭典で2年に一度開催、東南アジア11カ国が様々なスポーツで競い合う。
日本ではあまり取り上げられることはないが、アジア各国ではオリンピックに準ずる大きなスポーツ競技会として各国で盛り上がりを見せるという。
オリンピック種目にはない競技も含めて約50競技が行われ、ムエタイとキックボクシングも。プロ選手も参加可能。

【写真】日本でも試合をしているモンクットペット(左)(C)MuayThai Super Fight
その中で行われた女子45kg級決勝戦、ラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級王者モンクットペット(タイ)と『ONE Friday Fights』での衝撃的なKO勝ちが話題となったイスライ・エリカ・ボモガオ(フィリピン)の判定が物議を醸している。
試合は、パンチで仕掛けるボモガオにモンクットペットがほぼ完璧なディフェンス、入り込もうとするボモガオに左ミドルのカウンターを当てるなどペースを握っていたが、ボモガオが判定勝ち。場内にはブーイングが起こった。

【写真】「ONE Friday Fights」での衝撃KOで注目を集めたボモガオ(右)
ボモガオは準決勝でも、ベトナム人選手と対戦した際に2R終了時のオープンスコアで優勢となり、ベトナム側が猛抗議。判定を不服として試合を途中で棄権したという経緯があり、大会側の意向が働いているのでは、と推測されていたという。
ムエタイの情報をSNSで提供している『Muay Thai Super Fight』では、モンクットペットが所属するペッティンディーのボード氏が「ムエタイを観戦してきた中で、これは今まで見た中で最も恥ずべき試合だ」との怒りの投稿をしていることを報じ、「実際に試合を見ましたが、アマチュアの判定基準を鑑みてもおおよそ説明のつかない判定だったと思います。どう見てもモンクットペットの勝ちではないかと。これは関係者が怒るのも無理はないですね」との見解を綴っている。
女子キックボクシング48kg級では、パヤーフォンが決勝でボモガオと同門のザイラ・ボンアス(フィリピン)に敗れ銀メダル。

女子ムエタイ48kg級では、12月30日(火)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~』で、ぱんちゃん璃奈(フリー)との対戦が決まっているサネーガーム・サックチャムニ(タイ)が見事金メダルを獲得。
ぱんちゃんは「気になってこっそり決勝戦観てた(笑)。あんまり褒めたくないけど…闘い方、上手すぎる、綺麗すぎ」と警戒を強めていた。
気になってこっそり決勝戦観てた。笑
— ぱんちゃん 璃奈😈⚡️(次戦12/30🥊) (@panchanrina) December 18, 2025
あんまり褒めたくないけど....
闘い方、上手すぎる、綺麗すぎ。
🥴🥴🥴 https://t.co/0jLTKcooUu



