2025年12月21日(日)東京・後楽園ホール『ビッグバン・統一への道 其の54』の前日計量が、20日(土)都内会場にて実施。オープニングファイトを含む全14試合の計28名が計量を行い、全員がクリアした。 メインイベント第3試合スーパーバンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rでは、Bigbangスーパーバンタム級王者の晃貴(team VASILEUS)が京谷祐希(TEAM TEPPEN)を相手に王座防衛戦を行う予定だったが、京谷が怪我をして欠場となり、元ラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級王者のサンチャイ・TEPPENGYM(タイ/TEPPEN GYM)に変更となった。晃貴は、サンチャイを相手に防衛戦を行うこととなる。
晃貴は武尊の後輩で、19年1月の第4代Krushバンタム級王座決定戦で萩原秀斗に勝利し、同級王座を獲得。24年12月の大鹿統毅戦で判定勝利後、今年6月の『ビッグバン・統一への道 其の52』では良星から判定勝ちを収めてBigbangスーパーバンタム級新王者に輝いた。 京谷戦を見据えて練習をしていた晃貴は、元ムエタイ王者サンチャイに変更となった影響が防衛戦でどう出るのかが鍵となるが、計量ではバキバキボディで無事にパスし「絶対に倒す」と力強くKOを宣言した。 また、メインイベント第2試合ミドル級タイトルマッチ3分3R延長1RではBigbangミドル級王者の髙木覚清(RIKIX)が、初代KPKBスーパーウェルター級王者の幸輝(インタージム)と激突する。 髙木は、24年3月の『ビッグバン・統一への道 其の48』で元Bigbangウェルター級王者の大輝と初代Bigbangミドル級王座決定戦を行い、判定勝ちを収め初代王者となった。同年12月の『Super Bigbang 2024』では山崎陽一をKOで下してタイトル初防衛に成功。 一方の幸輝は幼少時より修めた伝統派空手をバックボーンに、九州や沖縄のキックボクシング大会で活躍。21年4月はKrushに参戦してFUMIIYAからKO勝ち。23年2月に加藤虎於奈と対戦した。九州のKPKBで結果を残し、いよいよビッグバン王座を狙う。 両者ともに計量をパスし、コンディションは良さそうだ。髙木は幸輝に対して「いい選手だとは思うんですけど、自分がタイトルマッチでやるような選手ではないと思っています」と挑発。幸輝は「結果で見せたい」と反論した。 髙木が王座を防衛するか、幸輝が新王者になるのか注目が集まる。 以下、出場選手の主なコメント。
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▼第13試合(メインイベント第3試合)Bigbangスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分3R延長1R晃貴(team VASILEUS/王者)→55.3kgサンチャイ・TEPPENGYM(タイ/TEAM TEPPEN/挑戦者)→55.0kg晃貴「(対戦相手の変更について)京谷選手とやるのをワクワクしていたので、すごく悔しかったんですけど、気持ちを切り替えてサンチャイ選手を倒すためだけにやってきました。
(試合への影響は?)サウスポーからオーソドックスとか、いろいろとスタイルも変わってくるんですけど、大丈夫です。1週間ぐらい作戦をすごい練ってきたんで、サンチャイ選手を倒すためだけに過ごしてきました。絶対に倒します。
(どんな試合にしたいか?)もちろん盛り上げて勝ちます、KOで。(先輩の武尊選手が来年4月に引退表明しているが、つなげたい思いは?)あんまり考えてなかったんですけど、自分が勝って力になれたらすごく嬉しいですね。
(バシレウスジムの一員としてベルトを守りたい?)バシレウスは最強の王が集まるチーム。ベルトを持ってないとその資格がない。自分はずっとビッグバンのチャンピオンでいます」サンチャイ「(意気込み)いい試合を見せるようにします。頑張ります」
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▼第12試合(メインイベント第2試合)Bigbangミドル級タイトルマッチ 3分3R延長1R髙木覚清(RIKIX/王者)→72.3kg幸輝(インタージム/挑戦者)→72.3kg
髙木「(意気込み)初参戦の相手とタイトルマッチ。他団体のチャンピオンと自分のところのベルトの差を見せつけて、しっかり勝とうと思っています。
(相手の印象)昔から結構見たことがあって、すごい試合も面白いし、いい選手だとは思うんですけど、自分がタイトルマッチでやるような選手ではないと思っています。
(ベルトへの思いは)自分は最初に藤村選手とノンタイトルでやって、それでやっとタイトルマッチまでたどり着いて、そこでベルトを取ってきたんで、そんな簡単には取らせるわけにはいかないです」幸輝「(意気込み)ビッグバン初参戦でタイトルマッチを組んでいただき、ありがとうございます。しっかり勝ってベルトを持って帰りたいと思います。
(相手の印象)動画を見て蹴りだけじゃなくパンチも得意な素晴らしい強い選手です。
(髙木チャンプから相手ではないと指摘があったが)結果で見せたいと思います。でも、オファーがあってすごく嬉しかったですね。普段は70kgでやっているんですけど、72.5kgで初めてのミドル級。ビッグバンは本当に素晴らしい団体だと思いますし、しっかり勝ってベルトを鹿児島に持って帰りたい」
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▼第11試合(メインイベント第1試合)Bigbangフライ級王座決定戦 3分3R延長1R空龍(ホライズンキックボクシングジム)→51.5kgブラック・シーサー颯太朗(TEAM TEPPEN)→51.3kg
空龍「(意気込み)予想ではブラックシーサー有利なんじゃないかと言われてるんですけど、明日しっかり見せつけてやろうかなと思ってます。
(相手の印象と準決勝をどう見たか?)気持ちは強くて前にガンガン出てくる選手。相手の準決勝は、まあ頑張って前に出て勝っていたなってくらい。
(SNSでのトラッシュトークは激しかったが、何が気に入らない?)陰キャラ? 陰キャだっけ? お前テッペンジムの陰キャラだろ。頑張って活躍しろよ」颯太朗「(意気込み)明日は絶対に相手を倒します。(相手の印象と準決勝をどう見たか?) SNS でしかやり取りができない陰キャラですね。準決勝は全然盛り上がらない試合していた。
(SNSでのトラッシュトークは激しかったが、何が気に入らない?)何ですかね。まあ直接言ってこないでSNSばっか書いてる。そんな感じです。あと、なんか緊張しているし、なんか何言ってるのかわからない。
(テッペンジムの陰キャラだろって、ばか!と反論される)めっちゃ顔が震えてるじゃん。緊張してんの? 震えてるじゃん!」
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▼第10試合 80kg契約 3分3Rブハリ亜輝留(WSRファテックス幕張/初代Krushミドル級王者)→79.5kgボーンチャンナロン・タニヤマ(タイ/谷山ジム)→78.0kg
ブハリ「(意気込み)明日絶対KOします。(相手の印象)ボーン選手はKrushミドル級の夜叉猿選手を1年前に完封して勝っていて、その試合を僕も会場で見ていました。だから誰よりもボーン選手の実力を評価していて、国内にいる外国人選手の中で一番手強い相手が来たんじゃないかなと思ってます。
(ビッグバン初参戦について)K-1で国内にちょっと相手がなかなか見つからなくて。7月にタイトル防衛に失敗してしまい、そこから再起戦をすぐにしたかったんですけど、そこから半年ぐらい決まらないと。もうこのまま決まんないんじゃ現役続けててもしょうがないのかなみたいに思い始めてる時に、谷山会長が試合を組んでくださいました。ビッグバンは初参戦なんですけど、自分のキャリアを作っていただいたというか、そういう気持ちがあるのでビッグバンへの愛を持って戦いたいと思います。
(ビッグバンのイメージ)僕が高校生でキックボクシングやってる時からビッグバンの興行を見に行ったこともありましたし、本当に歴史のある名だたる選手を輩出している団体というイメージです。
(ベルトへの思いは)75kg、80kgはビッグバンに階級ないのでベルト作ったり、試合組んでくださるのであればいつでも。本当盛り上げに行くんで是非という感じですね」ボーンチャンナロン「(意気込み)KOで勝ちます!」
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▼第9試合 スーパーウェルター級 3分3R山崎陽一(MOUNT CAPE Sports Fighting Club/元Bigbangスーパーウェルター級王者)→69.8kgFUMIYA(E×F)→69.0kg
山崎「(意気込み)勝つことですね。あとは応援してくれてる人たちに勝ちを見せたいので、これがすべてです。
(相手の印象)階級が違ったので、正直試合を見てなかったんですけど、何戦か見させていただいて勢いがあって、KOで勝つかKOで負けるかという印象です。パワーとスピードと勢いがすごいあるなと。
(ジムをオープンしての連勝で雰囲気はいい?)ジムの雰囲気は、まあいいと思います(笑)。会員さんがいての自分なので。ありがたく思ってます」FUMIYA「(意気込み) 1年2カ月ぶりの試合です。今までK- 1やKrushに出ていたんで今回ビッグバンの会場を盛り上げようかなと思っています。
(相手の印象)昔から見てる選手なんで、山崎選手とやるんだって。階級を上げたので、面白くなりそうだなっていう気持ちですね。あとは、自分のやりたいようにやることがテーマです。好きなようになれば絶対勝てるっていうのがあるので。
(休養していたと)はい。ちょっと脳のダメージがあったので、1年以上休もうかなと思って。休んではいるけど練習はしていました。なので、もうバッチリって感じです。
(階級アップについては)骨格が大きいので減量が本当にきつかった。でも今は階級を上げて水抜きなしの状態で来れた。今回はちょっと楽しみです」<計量結果>
▼第8試合 68kg契約 3分3R松山 翔(TFG EVOLVE/元MA日本キックSウェルター級王者)→68.0kg“KONG”光生(K-1ジム蒲田チームアスラ)→68.00kg
▼第7試合 スーパーフェザー級 3分3R貴哉(K-1ジム五反田チームキングス)→58.9kg渡邉 陸(パワーオブドリーム)→58.90kg▼第6試合 フライ級(51.5Kg) 3分3R高橋大輝(エスジム)→51.0kg秦 悠歩人(インスパイヤードモーション)→51.5kg
▼第5試合 スーパーフェザー級 3分3R田勢ジャイル(TOP LEAD GYM) →58.90kgゼンギンウムト(ポゴナクラブジム) →58.40kg
▼第4試合 スーパーフェザー級 3分3R相島珀斗(team OJ) →58.6kg遠藤 拓(TAKU GYM)→58.7kg▼第3試合 フライ級 3分3R松延聖希(フリー)→51.3kg宮島 駿(パワーオブドリーム)→51.3kg▼第2試合 フェザー級 3分3R深谷 匠(T.G.Y)→56.3kg小江隆太(真樹ジムAICHI) →56.8kg
▼第1試合 ミドル級 3分3R幸治(谷山ジム) →71.8kg武蔵(ポゴナクラブジム)→72.2kg
▼オープニング ライト級 3分3R大江昇成(team MIYABI)→61.2kg倉本皐聖(BANG BANG GYM)→61.0kg