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【NJKF】吉田凜汰朗のIBFムエタイ世界王座挑戦が決定、ONEでジャオスアヤイらとしのぎを削った強豪タイ人と2・8王座決定戦

2025/12/15 17:12
 2026年2月8日(日)東京・後楽園ホール『NJKF×CHALLENGER 12』の対戦カード発表記者会見が、12月15日(月)埼玉県内にて行われた。  今大会で、NJKFのリングでは約3年半ぶりにIBFムエタイの世界タイトルマッチが決定。IBFムエタイ世界スーパーライト級王座決定戦3分5Rで、吉田凜汰朗(VERTEX)がパイデン・ペーサイシ(タイ)と王座を争う。  吉田は2023年9月、5年に渡り王座を保持していた畠山隼人をKOで破り、NJKFスーパーライト級王者に。この試合はNJKFの年間最高試合に選ばれた。2024年2月にはWBCムエタイ日本ウェルター級王者の青木洋輔を判定で破り、2025年6月にはNJKF初のOFGマッチで健太とドロー。2025年11月、切詰大貴との王者対決を制してIBFムエタイ日本統一スーパーライト級王者となり、今回の世界王座挑戦権を手にした。  パイデンは身長170cmで25歳のサウスポー。2023年4月から『ONE Friday Fights』に参戦し、コンスック・フェアテックス、ドゥアンソムポン・ジットムアンノン、ジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリーとトップどころばかりを相手に3連敗を喫しているが、初参戦では来日経験もあるバットマン・オー・アッチャリアを判定で破っている。  会見で吉田は「この世界タイトルマッチを組んでくださって誠にありがとうございます。世界戦をやるにあたって報告があります。世界戦へ向けて自分に対する示しと覚悟を付けるためにNJKFのベルトをこの場で返上させていただきたいと思います。2年前にこのベルトを獲って、このベルトと共に戦ってきてIBFの日本ベルトを獲りました。世界戦が決まったことで、必ず世界を獲るとずっと言ってきて、ついに実現したので自分の示しとして返上させていただきたいと思います。チームと仲間と自分の全員で世界を勝ち取りに行きますので注目よろしくお願いします」と、2年間保持したNJKFスーパーライト級王座を返上して世界タイトルマッチに臨むとの決意を語った。  世界王者への想いを聞かれると「シンプルに世界一になりたいというのが自分の目標で。IBF世界を獲ってからが始まりだと思っているので、トップの舞台が世界へ行くとたくさんあると思うし、通過点ではあるんですけれど対戦相手もガッツリ強い相手なので。世界一になるために必要なベルトだと思っています」と、世界の扉を開くために必要だと答える。  対戦するパイデンについては「映像を見たんですが、がっつりムエタイという選手で、IBFムエタイの元世界ライト級王者と聞きました。タイ人との対戦で一番重要なことはリズムをとられないことなので、自分のリズムとペースを絶対にずらさずに、3分5Rはタイ人選手が得意ですが絶対に自分がKOしたいと思います。KO出来るか出来ないかが自分の課題だと皆さんに言われて分かっているので、この世界戦で見せたいと思います」とした。  イメージしている戦い方は「絶対にリズムを取らせないように動いて行く中で、ムエタイにはないリズムが自分にはあると思う。打ち合いの展開が3分5Rの中で何回か起きると思うので、その打ち合いの展開でパンチなら絶対に自分の方が上なのでそこを狙っていく。相手の武器であるムエタイならではのヒジだったりでも全く劣らない形でフィニッシュを見せたいと思います」と、フィニッシュに結び付けたいとする。  IBFムエタイ世界王座を獲ったその先のことを聞かれると「ここが終わりじゃないし、NJKFではもう一個WBCムエタイもやっているので、IBFを獲ってWBCも獲りに行くし、世界一になりたいと本当に思っているので、まずはIBFを獲ることしか考えてないですが、そのためにも獲りたいと思います」と、WBCムエタイとの統一王者も目標にしていると話した。
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