米国の1776年の独立宣言から250年を記念する国家的な祝賀事業『America 250』の一環として、2026年6月14日(日本時間15日)にホワイトハウス敷地内で行われるUFCの公式イベントについて8日、ドナルド・トランプ米大統領が会見でコメント。「ホワイトハウス前に建設中のアリーナに5千~6千席が設置」され、「8つまたは9つのチャンピオンシップファイトが行われる」と語った。
トランプ大統領は、「ホワイトハウスの前にアリーナを建設中で、そこで8~9試合のチャンピオンシップ・ファイトが行われる予定だ。どれも伝説的な試合でこれまで見たことのないようなものになるだろう。後方には10万人が観戦できる大型スクリーンを8~10基設置、ワシントン市内の特定エリアにもスクリーンを設置し、誰もが観戦できるようにする。世界最高のチャンピオンたちが集結し、10万人以上の観客が詰めかけるだろう」とほのめかした。
多くのUFCチャンピオンたちがこのカードへの出場を希望しており、トランプ大統領によると「全員がその機会を得る可能性がある」という。またジョン・ジョーンズたコナー・マクレガーら元王者のレジェンドたちも参戦を希望している。
現在、UFCには女子3階級を含めて12のタイトルが存在するが、8~9試合のタイトルマッチを実現するには、ほぼすべての王者が出場する必要がある。その前後のスケジュールを考えると、このメガマッチの実現を疑問視する声も出ているが、果たして。ダナ・ホワイト代表は26年2月から対戦カード発表を行うとしている。
2025年12月現在、UFC各階級の王者と今後の日程は以下の通りだ。
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UFC世界王者と今後の日程 ※25年12月時点
◆ヘビー級トム・アスピナル(英国)※25年10月にシリル・ガヌとノーコンテスト
◆ライトヘビー級アレックス・ペレイラ(ブラジル)※25年10月にマゴメド・アンカラエフに1R TKO勝ち
◆ミドル級ハムザト・チマエフ(UAE/ロシア)※25年8月にドリカス・デュ・プレシに判定勝ち
◆ウェルター級イスラム・マハチェフ(ロシア)※25年11月にジャック・デラ・マダレナに判定勝ち
◆ライト級イリア・トプリア(ジョージア/スペイン)※25年6月にチャールズ・オリベイラに1R TKO勝ち※「私生活の問題」により2026年の第1四半期は欠場。26年1月24日『UFC324』でジャスティン・ゲイジーvs.パディ・ピンブレットで「ライト級暫定王座決定戦」
◆フェザー級アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)※25年4月にディエゴ・ロペスに判定勝ち※26年1月31日『UFC325』でディエゴ・ロペスと対戦
◆バンタム級ピョートル・ヤン(ロシア)※25年12月にメラブ・ドバリシビリに判定勝ち
◆フライ級ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)※25年12月にアレシャンドレ・ パントージャに1R 負傷TKO勝ち
◆女子バンタム級ケイラ・ハリソン(米国)※25年6月にジュリアナ・ペーニャに一本勝ち※26年1月23日『UFC325』でアマンダ・ヌネスと対戦◆女子フライ級ヴァレンティナ・シェフチェンコ(キルギス/ペルー)※25年11月にジャン・ウェイリーに判定勝ち
◆女子ストロー級マッケンジー・ダーン(米国)※25年10月にヴィーナ・ジャンジロバに判定勝ち