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【PANCRASE】ストロー級クイーンの座は? KAREN「対戦相手が変わってもベルトに挑戦する立場は変わらない」×本野美樹「私も“血祭り上等”で行く」=12月21日(日)立川

2025/12/10 02:12
 2025年12月21日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRSE 360』の出場選手の会見および王座戦の調印式が5日、都内にて行われた。 ▼クイーン・オブ・パンクラス チャンピオンシップ(王座決定戦)ストロー級 5分5RKAREN(THE BLACKBELT JAPAN)1位、第4代王者 10勝2敗本野美樹(リバーサルジム横浜グランドスラム)2位、元DEEP JEWELSストロー級暫定王者 9勝5敗  ソルトの王座返上により、第6代女王を決する一戦が決定。  9月大会で王座への挑戦が決まっていたKARENだが、ソルトの怪我により試合は中止に。12戦の内ソルト以外には負けなし、現在4連勝中の第4代女王。16歳からPANCRSEに参戦し、キャリアを積み重ねてきた。24年9月の前戦ではエジナ・トラキナスに判定勝ち。  対するはDEEP JEWELSで活躍し、PANCRASE電撃参戦となった本野。3月大会では、苦しみながらも第3代女王の藤野恵実を判定で下した。DEEP JEWELSの他に、Eternal MMA やROAD TO UFCに参戦するなど世界の舞台にも挑んでいる。  フィニッシュ力を備えた両者の激突。新たな時代を切り拓くクイーン誕生の瞬間は見逃せない。  会見冒頭で本野は、「横浜グランドスラムの本野美樹です。今回、タイトルマッチに挑戦させていただき、ありがとうございます。ずっと年内にベルトが欲しいと思っていたので、このチャンスをしっかりモノにしてクイーンになってストロー級を盛り上げていきたいと思います。応援よろしくお願いします」と戴冠を宣言。  KARENは、「THE BLACKBELT JAPAN所属のKARENです。対戦相手が変わったんですけど、またタイトルマッチをするチャンスをいただいたことに感謝して、相手が変わっても、ベルトに挑戦する立場というのは変わらないので、必ず自分が勝ってベルトを巻きます。応援よろしくお願いします」と、ソルト戦の中止から対戦相手が本野に変わっても王座に挑戦することに変わりはない、と意気込みを語った。  今回の王座決定戦の機会が巡ってきたことに本野は、「正直、9月にソルト選手とKAREN選手のタイトルマッチが決まっていたので、年内ベルトのチャンスは無くなったなと思っていたんですけど、その試合が無くなって自分にオファーが来て、“よっしゃ、チャンスが巡って来た”とすごく嬉しかったです」と好機ととらえているのに対し、KARENは「前回、試合が直前で無くなってしまって、試合があったとしても、ランキング的には次は本野選手とやるというのはあるかなと思っていたので、それがタイトルマッチという形になったなという感じです」と泰然自若の構えを見せた。  また、2度敗れたソルトへのリベンジから、いかにモチベーションを切り替えたかと問われたKARENは、「前回は、ソルト選手とやって三度目の正直で勝ってベルトを取り返すっていう気持ちで試合に挑む予定だったんですけど、無くなってしまって。でも、相手が違ってもベルトを獲るっていう気持ちは変わらないので『ベルトを獲る』というところに焦点を合わせて切り替えました」という。  対する本野はPANCRASE参戦2戦目での王座戦を「前回、藤野(恵実)さんと戦って、藤野さんも元チャンピオンですし、2戦目でタイトルマッチ行きたいなとは思っていたんで、今回、こういう形で組んでいただいて本当に感謝しています」と、当初のプラン通りだとした。  KARENは、本野の印象を「海外での練習や試合の経験があって、経験値がすごくあると思います。柔道ベースで寝技も打撃もできて、トータルでしっかりできる選手。いい戦いにはなると思うんですけど、自分がしっかり勝ちたいと思います」と経験豊富なトータルファイターと評した。  対する本野は「独特な蹴りだったり、近場のヒジ、カットが上手な選手」と打撃を警戒しつつも、「KAREN選手は“血祭り上等”みたいな感じで試合をしてるので、私も負けずにパウンドだったり、殴れるところでどんどん殴っていき、血祭り上等で戦おうと思ってます。お互いアグレッシブにいい試合になると思います」と、削り合い・斬り合いに臨むとした。  PANCRASE女子ストロー級のベルトをかけた戦いに本野は、「だいぶ前にDEEPでベルトを獲ったことがあるんですけど、その時は、正直ベルトの価値もそんなに分かってなくて、“ベルトかっこいいな、獲りたいな”くらいの気持ちだったんですけど、今回PANCRASEでしっかりこのベルトを獲って、“PANCRASEのストロー級強いぞ”っていうのを日本でも世界でも証明していきたいと思うので、ベルトの価値を自分がどんどん上げていきたいなと思っています」と、国内外で価値を高めたいという。  KARENは、「最年少で獲ってから、ソルト選手に獲られて、っていうので、獲って獲られて、最後はまたしっかり自分がベルトを巻いて、このかっこいいPANCRASEのベルトを持って、今後、いろんなところで活躍して“PANCRASEのチャンピオンは強いんだぞ”っていうのを見せていきたいという思いがあります」と、ベルトを外の世界への通行手形にしたいとした。
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