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【K-1】魔裟斗が近藤魁成に打倒ピケオーの秘策を伝授、「70kgでも世界で戦えるようになる。末恐ろしい」と絶賛

2019/11/01 16:11
【K-1】魔裟斗が近藤魁成に打倒ピケオーの秘策を伝授、「70kgでも世界で戦えるようになる。末恐ろしい」と絶賛

魔裟斗が自らミットを持って近藤を指導。この模様は大会事前番組で放映される

2019年11月24日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり』で、vs日本人無敗の第4代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオー(オランダ)と対戦するK-1甲子園2017・2018王者の近藤魁成(大成会館)が、K-1の“レジェンド”魔裟斗の指導を受けた。


 これは同大会を生中継するインターネットテレビ局AbemaTVの事前番組用に企画されたもので、世界の強豪たちと戦ってきた魔裟斗が打倒ピケオーの秘策を近藤に伝授。近藤は「KOで勝ちます。今日教えていただいたことをすればこっちのペースになると思う。それを全部使いたいと思います」と、打倒ピケオーへの自信を深めたようだ。


 魔裟斗は「今までは軽量級のミットを持つことが多かったので中量級のパワーを感じました。階級がウェルター級なので全然違いますね。蹴りは硬い。パンチも重い。あとはスピードが乗ればもっと良くなる。ローキックのカットの仕方が上手いし、パーリングがしっかりできる印象がありましたね。しっかりできています。でも、カットした後に蹴り返すとか、ジャブをパーリングしたら次はどうするかというのがないのでその技術を教えました。


 キックボクシングのディフェンスはブロッキングが多いけれど、もう一段階、パーリングした後にどうするか。ピケオー戦で重要になるテクニックだと思う。ジャブをバンバンもらっているとピケオーがノってくる。それをさせないことが大事。打ち返されたらやりにくいので、そういうことをまず作る。外国人とやるのは初めてだから、日本人とは違う圧力を感じると思う。ただ下がらせられるのが一番良くないパターンなので、押し返すか、回るかした方がいい」と、防御から攻撃につなげるパターンを伝授したという。

 
 近藤は「教えてもらったことは全部活かせると思います。ジャブの返しと前蹴りのカットの仕方は初めて知ったので」と、新たな技術を取り入れられたと話す。


 指導を終えた魔裟斗は「センスがあります。木村(“フィリップ”ミノル)戦も見ていましたが、この年にしてタイトルマッチでダウンを取ってあと一歩まで追い込みましたからね。これからどんどん成長するだろうな、と。話を聞いたら、走るのも腹筋もしてないそうなんですよ。それでこれですからね(笑)。しっかり練習すればまだまだ強くなる。学校を卒業したら東京に出てくるのも手ですね。年齢的にもまだ伸びるし、身体も10年後には平均80kgを超えますよ。まだ鍛えられていなくてこれからもポテンシャルがあるので、鍛えたら末恐ろしい。ミドル級でも活躍できるポテンシャルがある。外国人を倒す日本人が出てくるのが楽しみですね」と、いずれ自身が活躍した70kg級でも世界で戦える逸材だと絶賛した。


 近藤も「もちろん、後々は70kgで戦っていきたいと思っています」と、かつて人類最激戦区と呼ばれた70kgで戦っていきたいとした。

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