PINK DRAGON「A-LEAGUE 65DX」2025年11月30日(日)宮城・ドラゴンボクシングスタジアム(DBS)
▼メインイベント(第4試合)第2代DBSライトフライ級王座決定戦 2分5R ※ヒジあり〇山本 玲(3rd place/前DBSフライ級王者)KO 3R 1分46秒×坂村優子(フリー)※山本が第2代王座に就く。
“キック界の安室奈美恵”こと山里真桜が返上したDBSライトフライ級王座を懸けて、山本と坂村が激突。
山本は全日本アマチュアキックボクシング48kgとQueen's Fightミニマム級全日本といったタイトルを獲得し、アマチュア戦績は21戦15勝(2KO)6敗の好成績を引っ提げて昨年8月大会でプロデビュー。元DBSスーパーフライ級王者ユウリ・ルーククロンタン(=細貝有里)とDBSフライ級王座を懸けてヒジありで対戦し、判定勝ちでいきなりタイトルを獲得した。先月にはタイ・プーケットのパトンスタジアムでもタイトルに挑戦しスタジアムが認定する50kg級王者に輝いた。今回がプロ4戦目。
対する坂村はキックボクシング、MMA、ムエタイと幅広いジャンルで活躍し、戦績は13戦と山本のキャリアを上回る。
1R、大きく構える坂村に対し、山本は右ロー、大振りの右フックを当て早くもペースを握る。2Rには、鼻血を出す坂村が組みにいくも、パンチ連打、ヒジを見せる山本が右ストレートでダウンを奪った。
3R、長身の坂村に組み負けない山本は左ミドルで下がらせて右ストレート。ヒジで反撃した坂村だったが、最後に山本が豪快な右フックを叩きこむと、坂村が倒れこんだところで試合終了。
KO勝ちでDBS二階級制覇に成功した山本は「DBSのリングに上がるのは(アマチュアを含めて)3回目なんですけど、このスタジアムがすごく好きでここに来るとめちゃくちゃパワーをもらえたり、落ち着いて第二の故郷のように勝手も思ってます。次、必ず防衛戦をするので、その時はもっといい試合をしたいと思います」とマイクアピールした。
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▼セミファイナル(第3試合)76kg契約 3分3R ×NAOTAKA(DRAGON GYM)判定0-3 ※28-29×2、28-30〇リッキー(アメリカ/小比類巻道場三沢支部)
2戦2勝の42歳、NAOTAKAと、2戦1勝(1KO)1敗のリッキーは以前に対戦しており、その時はNAOTAKAが勝利を収めている。その後、リベンジに燃えてタイ・プーケットで修行してきたというリッキーは1RからNAOTAKAを強引に組み倒すなどラフファイトを仕掛ける。左ミドル主体のNAOTAKAだが、大振りのパンチを被弾してダウンしてしまう。
2R、攻め疲れか、手数の減ったリッキーに、NAOTAKAはパンチで逆襲に出るが、3Rもリッキーは決定打を与えず逃げ切る。リッキーが判定勝ちでリベンジに成功した。
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▼第2試合 56kg契約 3分3R〇柿崎 暖(DRAGON GYM湯沢)判定2-0 ※30-27、29-29、30-28×森 一心(TEAM EIGHT SENDAI)
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▼第1試合 63kg契約 2分3R×阿部貴紀(DRAGON GYM)※プロデビュー戦判定0-3 ※27-29、25-30、26-30〇青木瑚晟(小比類巻道場三沢支部)
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▽DBSアマチュア王者決定トーナメント・58kgフェザー級王者 坂脇翔馬(DOSTI)・63kgフェザー級王者 高橋武志(THE SPIRIT GYM仙台)・68kgウェルター級王者 齋藤零王(DRAGON石巻)・78kgミドル級王者 丹 大亮(DRAGON湯沢)
・MVP 青柳一成(TeamS.R.K)・ベストファイト 第24試合 鹿野秀斗(DRAGON石巻)vs藤里龍聖(DRAGON)・技能賞 佐藤虎太郎(DRAGON本庄)・特別賞 村上明臣(DOSTI) 及川維知(THE SPIRIT GYM仙台) 藤里龍聖(DRAGON)