2025年11月30日(日)東京・後楽園ホール『NJKF CHALLENGER 11』(U-NEXT配信)の前日計量が、29日(土)都内にて正午より行われた。
第5試合の64kg契約スーパーファイト3分3R延長1Rで対戦する、健太(E.S.G)は63.85kg、NJKFスーパーライト級3位・佐々木勝海(エスジム)は63.9kgでそれぞれ計量をパス。
126戦目となる今回で引退することを発表している健太は最後の計量を終え、「生涯計量をミスなく終えられて、とりあえず良かったなって」と、126戦全ての計量でオーバーすることなくパス出来たことで安堵の表情。
「再計量は厳密に言うと50グラムオーバーが1度あったんですよ。でもすぐに落とせたので。30分後とか1時間後とか全裸とかは1度もないです。それ以外は全部一発パスです」と、パーフェクトな減量だった。
健太と言えばカットが美しい肉体で“キレてる”がキャッチコピーだったこともあるが、「今回は(前回の試合から)中6週間だから、ボリュームが入ってないから全然ラクでしたね。だからボリュームが小さいままなので全然キレてないです。7割くらいですかね」と、ボディの出来はそこまでではないという。その分は「経験とパワーで」カバーするとした。
感慨深い気持ちは、と聞かれると「何もないです(笑)。まだ実感ないですね。これで終わりって実感がないからいつも通りです」だと言い、「特に昨日汗出して疲れてたから」ぐっすり眠れたとも。
最後の試合ということで「群馬の両親は今まで僕の試合を3~4試合しか生で見たことがないと思うんですけれど、明日は来ます。いつも知らせもしなかったんですが、最後くらい知らせてくれと。来てくれるらしいので。やっぱり38になろうとも僕は永遠の子供ですから。あまり穴ばっかり空いて流血しているとお母さんショックを受けちゃうから、明日は気を付けたいと思います(笑)」と、流血は避けたいと笑う。
それだけ調子が良いなら、勝ったら現役続行もあるのではと聞かれると「なくはないです(笑)。周りの人や応援に来てくれる人たち、ファンの人も関係者の人たちも、メディアの人たちも誰も信じてくれないんですよ。本当に引退するの? ってみんなに言われます。自分自身も思っているし、どうなるか分からないですね(笑)」と、もしかしたら…との可能性も口にする。
健太が熱狂的なファンであり、結婚披露宴には祝電とお祝いの花を送ってくれたこともある福山雅治に引退することは伝えたのか、との質問には「福山さんに伝え方が分からないです。コネクションがないです。伝えといてくださいよ(笑)。手紙を書いてみようかな」と、残念ながら伝えることは出来なかったようだった。