闘志むき出しの嵐(左)に対し、山川は飄々とした表情
2025年11月30日(日)東京・後楽園ホール『NJKF CHALLENGER 11』(U-NEXT配信)の前日計量が、29日(土)都内にて正午より行われた。

第8試合のNJKFバンタム級タイトルマッチ3分5Rで対戦する、王者・嵐 (キングジム)は53.4kg、挑戦者・同級3位の山川敏弘(京都野口ジム/)は53.4kgでそれぞれ計量をパス。

嵐は「強化は何もしてないです。いつも通りです」とし、「生意気だなって思っただけです。明日は1Rで殺します」と敵意を燃やす。

ツーショット撮影では山川に向かって中指を突き出し、前を見ることなく山川をにらみ続けた。しかし嵐は「挑発したつもりはないので。出た感情のまま行動に移しただけ」とし、「明日のリングでも1R目のゴングが鳴った瞬間に俺は倒しに行くので楽しみにしていてください」と、速攻勝負を懸けると予告。

「俺はいつも倒しに行ってるけれど、いつも以上に倒しに行こうと思っています」と必ずKOで決着を付けると宣言した。
そして「来年はやり返さないといけないヤツがいるので。アイツのことを必ず引きずり下ろす。それしか考えていない」と、2026年のリベンジへ向けてこの試合は絶対に勝つとした。

対する山川は「絶好調です。過去一番の調整が出来ました。いつも通りの練習をしっかりやってきました」と自信を見せる。
嵐の挑発については「本気でやってるのか分からないけれど、凄く面白かったです。ムカつくとかそういうのは全くなくて、楽しいなと思っていましたね」と余裕。
短期決着を宣言した嵐に対して「短期決着にならないように5R使って、しっかりムエタイの技術を使って戦いたいと思います。漬けられるように頑張ります(笑)。まずは1、2Rで倒されないようにしっかり頑張ります」と、5Rフルに使って技術の差を見せて勝ちたいという。
それは判定勝ち宣言かと問われると「もちろん(笑)。試合を受けた時点で勝つ気しかないので。判定までいけばいいですけれど、その前に終わらせるタイミングがあればしっかりと終わらせたいと思います。幸い来てくれる選手なので、チャンスはあると思います」と、基本的には判定狙いだがKOするチャンスも来るだろうとした。
「相手は短期で前半来ると思うので、後半になれば僕の土俵かなと思います」と、2Rは凌いで3R以降からは自分の時間だとする。
「皆さん、嵐選手が勝って欲しいと思っているでしょうけれど、僕には関係ないので。しっかり僕が王者になろうと思います。空気は読まないです(笑)」と、NJKFが推している嵐に勝つと笑った。



