2025年11月22日(土・現地時間)、イタリア・ミラノで開催された『PetrosyanMania - The Last Fight』にてジョルジオ・ペトロシアン(アルメニア/イタリア)が正式に引退した。
【写真】2009年大晦日には魔裟斗(左)の引退試合で対戦するはずだったが、ペトロシアンの負傷欠場で実現せず ペトロシアンは2009年4月の『K-1 WORLD MAX』に初来日し、圧倒的な強さで世界トーナメント優勝。2010年もトーナメントを制し、史上初にして唯一のMAX連覇を果たした。その後もGLORY世界ライト級スラムトーナメント2012優勝、ONE Super Seriesキックボクシングフェザー級WORLD GP 2019優勝など10年以上にわたり世界トップに君臨。
2025年5月24日、イタリア・ミラノで主催興行の『PetrosyanMania GOLD EDITION』にて、WAKO Pro K-1世界スーパーウェルター級タイトルマッチでAymeric Lazizi(イタリア)に判定勝ち。その後、自身のInstagramにて12月10日に40歳の誕生日を迎える前に引退することを表明していた。
【写真】引退試合を終え、グローブをリングに置いたペトロシアン(C)Giorgio_Petrosyan そして迎えた引退興行『PetrosyanMania - The Last Fight』にて、ペトロシアンはホセ・ソウザ(ポルトガル)と対戦。左ストレートからのヒザ蹴りでダウンを奪い、判定3-0の完勝で自身の引退試合を勝利で飾った。生涯戦績は109勝(43KO)3敗2分2無効試合。
ペトロシアンは自身のInstagramにて「24年近くの戦いの末、昨日、私は故郷の人々の前でグローブを置きました。最後のゴングは力強さと哀愁を伴って鳴り響きましたが、心は誇りに満ちています。私はリングに、すべてのパンチ、すべての夢、そして自分の一部を残しました。この戦いと愛に満ちた旅路で、私のそばを歩んでくれたすべての人に感謝します」と、引退後の気持ちを綴っている。