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【RISE】風音「僕は別に天心の付き人でも子分でもない。全然負けるつもりはない」他団体王者と2連戦

2019/10/31 14:10
【RISE】風音「僕は別に天心の付き人でも子分でもない。全然負けるつもりはない」他団体王者と2連戦

9月大会で麗也を撃破した風音が今回はNJKF王者を迎え撃つ

2019年11月4日(月・祝)東京・後楽園ホール『RISE 135』の第7試合スーパーフライ級3分3R延長1Rで、NJKFフライ級王者・松谷桐(VALLELY KICKBOXING TEAM)と対戦するRISEスーパーフライ級4位・風音(TEAM TEPPEN)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 風音は関西から上京してTEAM TEPPEN所属となり、3月大会は2RでKO勝ち、6月大会ではKOSスーパーフライ級王者・松岡宏宜と超アグレッシブな試合を展開し、判定勝ち。9月大会では約2年ぶりに復帰したISKAインターコンチネンタルフライ級王者・麗也をKOする大物食いを達成した。

■僕が味わってきた挫折と潜ってきた修羅場の数は違う

──以前は地元・京都を拠点に関西や名古屋でファイトしていました。今年になってから上京してきた理由は?

「ちょうど1年くらい前、以前所属していたジムを辞め、『どうしようかな』と悩んでいたんですよ。『どうせやるなら一番強い人がいるところでやりたい』と思い、魁塾の林裕人塾長に相談しました。関西では林塾長が関わっているDEEP☆KICKを主戦場にしていたので。僕は以前からRISEで闘いたいと思っていたので、『一度関東に出てみようと思っています。その時にTEPPEN GYMで一度練習させてもらおうと思っているんですよ』と相談しました。そうしたらすぐにTEPPENの那須川弘幸代表に連絡してくれ、一回練習させてもらうことになりました」
 

──実際にTEPPENで練習をやってみたら?

「『ここしかないな』と思いました。『ここでやったら、キックをやり切れる』とも思いました。チャンピオンになれるかどうかは自分次第だけど、覚悟を決め、今年1月半ばに引っ越してきました。僕の選択は間違っていなかったと思います」
 
──TEAM TEPPENの良さとは?

「選手(プロ)がいっぱいいるということは大前提だけど、すごく意識が高い中で練習できるところだと思います。天心や白鳥大珠君もいる中で一緒に過ごせる練習時間は貴重だと思いますね」
 
──先日のRISE3戦目となった9月29日の麗也戦では戦前の「麗也有利」の予想を覆す形で、パンチの連打で2RKO勝ちを収めました。

「絶対に向こうの方が有利と言われていたので、『ホンマにみておけよ』という気持ちはありました」
 

──最大の勝因は?

「ひとつは練習でやってきたことが出せたこと。もうひとつはセコンドとチームを信じてやってきた結果じゃないかと思います」
 
──試合後、セコンドに就いた那須川選手に抱きついていましたね。

「天心に抱きつきにいったところはハズいなと思いましたね(苦笑)。なんで真っ先に天心のところに行ったのか…うれしかったんでしょうね。解放された感はあった。一緒に喜びたかったんだと思います」
 

──那須川選手の存在は大きい?

「めっちゃ大きいですね。正直、関東に来るまではいまいちわからなかったけど、一緒に練習をするようになって、天心がいまの地位を確立するだけの努力はしていることがよくわかりました」
 
──だったら自分も負けずにやろう、と。

「僕は別に天心の付き人でも子分でもない。同じジムの仲間です。現時点では確かにレベルは全然違うけれど、全然負けるつもりはない。同じジムだけど、強くなりたいという気持ちは誰にも負けていないです」
 
──RISE4戦の相手はNJKFフライ級王者の松谷桐選手に決定しました。

「モチベーションはめっちゃ上がりましたね。この間の試合が終わって割とすぐ決まった感じだけれど、おいしいですよね。もうチャンピオンとばかり当ててくれるので燃えています」
 
──格上の対戦相手との対戦はおいしい?

「今回もたぶん向こうの方が知名度は上ですよね。僕にはガガッと行くイメージがあるみたい。でも、今回は前回とは違った、新しい引き出しを見てほしいです」
 
──自信満々ですね。

「松谷選手はめっちゃ若い(18歳)。僕が味わってきた挫折と潜ってきた修羅場の数は違うので、そこが試合に出ると思います」


──この階級の王者は平井道場の田丸辰選手です。

「早くやらせてほしいです。とりあえず今回勝って、早くタイトルマッチをやりたいですね。目標はRISEのチャンピオンベルトです」
 
──ところで、風音は本名?

「本名なんですよ。なんかキラキラネームみたいですけれど、いまどきの名前なんですかね。髪形? いろいろいわれることも多いけれど、こだわりはあまりないです。でも、試合前にテンションを上げるためには重要だと思っています」
 
──いまはひとり暮し?

「ハイ、京都でもそうだったけれど、誰か来てほしい。ルームメイトもガールフレンドも募集中だと書いておいてください(微笑)」

(聞き手・布施鋼治)

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