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【PANCRASE】衝撃のボカンに続くアフリカから柔道家ビコが来襲! 荻窪祐輔と対戦。フェザー級で亀井晨佑が8連勝中のビクトル・ウーゴと、林大陽が小森真誉と対戦=12月8日(日)『PANCRASE 311』

2019/10/30 21:10
藤野恵実とチャン・ヒョンジによる女子ストロー級暫定王者決定戦、金太郎vsサイモン・オリベイラの国際戦、上田将竜vs神酒龍一のフライ級戦などが行われる、12月8日(日)『PANCRASE 311』スタジオコースト大会の追加カードが発表された。 ▼フライ級 5分3R荻窪祐輔(K-PLACE/7位)11勝8敗1NCルサンド・ビコ[Luthando Bico](PESFA/南アフリカ)6勝2敗 フライ級では、ランキング7位の荻窪祐輔(K-PLACE)が南アフリカのルサンド・ビコと対戦する。シングルマザーに育てられ、厳しい家庭環境で育ったビコは柔道から自身の道を切り拓いた。柔道では2013年アフリカ選手権シニア-60kg級で7位、2014年アフリカンオープンポートルイスで5位、2016年コモンウェルス柔道選手権男子シニアで優勝するなど活躍し、MMA転向後、6勝2敗の戦績を挙げている。 身長は150cmで、7月大会で爆発的な身体能力を発揮した同じ南アフリカのボカン・マスンヤネよりも5cm低いが、オーソドックス構えから勢いよく左右で飛び込み、力強いダブルレッグ、そして脇を差しての柔道家らしい投げでもテイクダウンし、サイドから抑え込みコントロールすることで、「EFC Worldwide」で暫定バンタム級王座を獲得したキャリアを持つ。 対戦相手の荻窪は、7月の前戦でレスリング出身のマスンヤネにそり投げを連発されながらも粘り強い戦いを見せたが、マスンヤネのスタミナは3R終了まで落ちず荻窪が判定負け。2017年から白星と黒星を交互に繰り返しており、連敗は避けたいところだ。 5連勝していたビコが2019年4月に敗れたJPバイズ戦では、打撃で前がかりになったところをいなしたバイズに、柔道時代の名残りか思わず亀の体勢を取ったビコはそのままバックマウントを許しパウンドアウトされており、後半での逆転勝ちも多い荻窪にも勝機はある。 果たしてビコがマスンヤネに続きアフリカの熱風に巻き込むか。11勝8敗1NCの荻窪がキャリアの差を見せるか。 ▼フェザー級 5分3R亀井晨佑(パラエストラ八王子/13位/2018年NBT同級優勝)4勝1敗ビクトル・ウーゴ[VICTOR HUGO](ASTRA FIGHT TEAM/ブラジル)19勝(5KO/8SUB)4敗※1982年11月22日生 170㎝ フェザー級では2018年のネオブラ優勝者の亀井晨佑が、ブラジルのヴィクトル・ユーゴーならぬビクトル・ウーゴと対戦する。亀井は4月に内村洋次郎の右ストレートでダウンを奪われるなど判定負けも、1Rのパンチラッシュでは内村からラウンドを取っており、185cmの長身を活かした打撃はポテンシャルを秘めている。ONEで2連勝を飾った同門の徳留一樹に続けるか。PANCRASEは「亀井の可能性に賭ける」と期待を寄せている。 対するウーゴは、19勝4敗(5KO/8SUB)、8連勝中の26歳のブラジリアン。ストライカーの異名を持つウーゴは、オーソドックス構えからノーモーションの右ストレートでダウンを奪うなどハンドスピードがあり、力強いダブルレッグテイクダウン、さらに寝技でも足関節を仕掛けるなど、オールラウンダーぶりを発揮している。亀井を“悲惨な人”にしてしまうのか。 ▼フェザー級 3分3R林 大陽(CAVE)7勝7敗小森真誉(GRABAKA)8勝3敗 もうひとつのフェザー級戦では、CAVEの林大陽がGRABAKAの小森真誉と対戦する。2018年12月に福島秀和に一本負け、2019年7月にコンバ王子に逆転KO負けを喫している林は、いずれも3R目にフィニッシュされており、詰めの甘さを払拭できるか。 対する小森は「Fighting NEXUS」で活躍後、2019年7月大会からPANCRASE参戦。TAGにパウンドでTKO勝ち、9月にも近藤孝太に判定勝ちで2連勝を飾っており、PANCRASEで実績ある林に勝利すればランカーとの対戦も見えてくる。 ▼フライ級 3分3R有川直毅(K-PLACE)4勝1敗1分加マーク納(総合格闘技道場コブラ会)7勝6敗 フライ級の有川直毅vs加マーク納は、10月20日の大会で中止となっていた一戦。ZSTから4月にPANCRASEに参戦し、中嶋悠真に肩固めで一本勝ちした有川は、6月に水谷健人に判定勝ちと2連勝中。 対する加マーク納は国際武道大柔道部に在籍経験があるコブラ会ファイター。GLADIATOR などで活躍後、2018年5月に「ZST」で竿本樹生に判定負け、9月に「GLADIATOR x DEMOLITION」でNavEにスプリット判定負けで連敗。12月のPANCRASE大阪大会で藤田健吾にTKO勝利も、2019年6月に杉山廣平にスプリット判定負けしており、再び白星をつかみたい。 ▼ストロー級 3分3R前山哲兵(フリー/10位)4勝7敗リトル(GUTSMAN)9勝9敗1NC 2016年11月の再戦。3年前の前戦では前山がリトルに判定勝ちしている。前山は前戦でBellatorファイターのアダム・アントリンに3R TKO負けで、2018年12月の宮澤雄大戦の判定負けに続いての連敗中。 リトルは2019年8月に練習中の負傷で緊急手術。9月大会で予定されていた佑勢乃花との試合を欠場しており、今回が復帰戦。5月の前戦では宮澤雄大との再戦でスプリット判定で敗れており、海外強豪との国際戦を経験した前山との試合で復活を果たせるか。
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