キックボクシング
ニュース

【ONE】武尊がロッタン戦を振り返り「あれはあれで良かった」と思えた理由。ピューリック戦は「どんな勝ち方でもいい。死に物狂いで勝ちを取りに行く」

2025/11/06 12:11
 2025年11月16日(日)東京・有明アリーナ『ONE 173: SUPERBON vs. NOIRI』(U-NEXT配信)の第9試合で、デニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)と対戦する武尊(team Vasileus)の最新映像が同大会を独占PPVライブ配信するU-NEXTのU-NEXT格闘技公式YouTubeチャンネルにて公開された。  1日に行われた記者会見で、新たに6名がチームに加わり、総勢14名となった武尊率いるteam Vasileus。武尊は「みんなで切磋琢磨できる環境になったので、ここに来てから横一列に並べるような選手たちが集まってきてくれて。自分だけが引っ張っていくというよりも、自分のジムではあるけれど、みんなで一緒に横に並んで出来るというか、同じレベルで世界と戦う選手が周りにいて。みんなも頑張ってるから、俺も頑張ろうって気持ちで頑張れるようになってますね」と、刺激を受けているという。  試合にも大きな影響があり、「技術力では今いるチームメイトたちが凄いので、試合で今まで使ったことがない攻撃とか、めちゃくちゃ出せるようになってて。覚えてもK-1の頃は試合で出せなかったりしてたけれど、今は出せるようになってきました。チームメイトの技術を信じられるし、最近は正明がセコンドに入ってくれるので、正明のアドバイスがタン・ジンの時もばっちりハマったし。今まではセコンドの言うことが聞けなかったんですよ。自分しか信じられなかったし、試合の時もどんな指示が来ても絶対聞かなかったんですけれど、最近は仲間の指示が聞けるようになったというか、仲間への信頼がすごく増えましたね」と、一人ではなくチームとして戦えるようになったという変化があった。  3月のロッタン戦を改めて振り返ると「あの試合も、あれはあれで良かったかなと。いろいろな意味で」と、意外な言葉も。  その理由は「あそこで僕が綺麗に勝っちゃってたら、あそこでもう辞めてると思うし、満足しちゃってたと思うので。だから逆にいい意味でスイッチを入れてもらったかなって。準備の段階でも、コンディションをもっと整えられるようにしないとやってきた意味がないなってのを、今更だけど心に染みたというか。本当に何も出せずに終わったからこそ、あれをもし出し切って負けてたら『もうやり切ったな』って思ってたかもしれないけど、何も出せずにだったので、それが逆に良かったと思うかな。いい勉強になったという」と、プラスに捉えることが出来ているようだ。  今回対戦するピューリックについては「そんなに意識はしていなかったんですが、ロッタン選手との試合も見てました。ロッタンとやる前の控室が一緒だったんですよ。試合前のアップを見たら凄くいい動きをしていて、『これロッタン、もしかしたら…』くらいのアップをしていて、いい選手だなって(渡辺)雅和さんとも話してたのはあって。試合も3Rまでダウンも取られず、ロッタン選手も顔が腫れてたので、『あ、いい選手なんだな』って思っていましたね」と、以前からいい選手だと思っていたとする。  その上で試合展開を予想すると「本当に噛み合う相手だなって思うし、スタイル的にも面白い試合になると思います。でも、僕は何としても勝ちが欲しい。もちろん試合を楽しむ気持ちは変わらないけれど、どんな勝ち方でもいいから、今回は負けられない。死に物狂いで勝ちを取りに行こうと思っています」との決意を話す。  なぜなら、「一番は倒して勝ちたいですね。勝つなら、それが一番ロッタン選手へのアピールになると思いますし、本当にその次にやりたいことがある分、ここではつまづけない気持ちです」と、その目線の先にはやはりロッタンとの再戦があると語った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント