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2025年11月3日(月・祝)兵庫・GLION ARENA KOBEで開催される『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』に出場する選手の個別インタビューが1日(土)、神戸市内にて行われた。
全席種が完売という同大会では、メインイベントで秋元強真(JAPAN TOP TEAM)と萩原京平(SMOKER GYM)が対戦するほか、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)vs.松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)、摩嶋一整(毛利道場)vs.木村柊也(BRAVE)の注目のフェザー級戦が組まれている。
1日の個別インタビューで木村は、開口一番「ばっちり準備ができたかなと思います。当日楽しみにしてください」と充実の表情。
「前回で“自分がどこまでできるか”っていうのを大体見てもらえたかなと思って。そこで“意外とすごいな”みたいな期待はあったんで。次はそこを見せつつ、勝つためにやってきました」と意気込みを語った。
対戦相手の摩嶋については、「ここ最近の自分の対戦相手と同じグラップラーだけど、中でもすごく丁寧で頭を使ったファイターなのかな」と印象を語り、摩嶋戦に向けては「強化した部分とかはなくて普段と同じ、練習内容とかを変えずにやってきた。その中でも前回の負けの中で、自分がどういう部分がダメだったのかっていうのを考えて、そこをちょっと強化したかなっていう感じです」と、ケラモフ戦の課題を洗い出して、練習に取り組んできたとした。
ケラモフ戦の敗北を「大きな敗北だけど、いい経験だった。本当にプラスになる負けだった」という。
今回は“和製ケラモフ”と言ってもいい摩嶋との対戦だが、両者のグラウンドを「なんか違った寝技のレベルなのかなと。ケラモフ選手はパワーで強引にくる。摩嶋選手はそれとは逆でパワーではなくテクニックだったりとか、相手を動かしてコントロールしながら極めてくる選手なのかな」と評し、「自分はどっちもいけます」と組みの展開にも自信を見せた。
今回も「ストライカー木村vs.グラップラー摩嶋」の構図となるが、「もう触らせず(自分が)触る。こういう展開で終わると思います」と、摩嶋に組ませずに打ち抜くと言い切る。
「触らせずに触る」──それはBRAVEでのケージでもできているという。「BRAVEに入ってからずっとそういう形なんで」と、レスリングの猛者が揃うなかで、自身の打撃を活かす術を磨いてきた。
「皆さんが求めているのは、自分の豪快なKOの瞬間だと思うんで、そこを楽しみにしていただけたらなと思います」と気負いなく語る木村には、地元の徳島から神戸の会場に「400(人)弱ぐらい」の応援団が駆けつけるという。
そして、日本拳法界からも「日本拳法をメジャーに上げる存在」と期待を寄せられている。
「自分の中でも“日本拳法代表”としてこのプロの世界で戦っているっていうのはあります。その中で日本拳法っていうのを一人でも多くの人に知ってもらって、興味を持ってもらうということが自分の仕事なのかなって思ってます」と、自身がMMAで勝つことで、日本拳法の認知度を高めたいとした。
また、本誌のYouTubeインタビューでは、摩嶋を「ケラモフ選手よりパワーとかスピードはないと思うけど、ケラモフ選手より極めのレパートリーは持っているんじゃないか」と警戒しながらも、「摩嶋選手がケラモフ選手みたいに突っ込んでくることがない限り、僕からテイクダウンは奪えないと思います」と自信を語っている。





