2025年11月16日(日)東京・有明アリーナで開催される『ONE 173』(U-NEXT配信)にて、フェザー級(※70.3kg)キックボクシング3分3Rで安保瑠輝也(MFL team CLUB es)と対戦するマラット・グレゴリアン(アルメニア)がONE公式サイトのインタビューで安保に“残酷な現実”を突きつけると宣言した。
9月に行われた記者会見で、安保はグレゴリアンに「そもそも体重を落とせよ」「彼のファイトスタイルってワンパターンで一辺倒だから」と得意のトラッシュトークを展開。グレゴリアンは、その代償を払わせるという。
「アイツ、よく喋るじゃないか。妄想に陥ってるんだ。俺を殴り倒して、まるで何もないみたいに仕留められると思っている。俺がアイツが思っているよりずっと強いってことはみんなが知っているのに。誰かが俺のことを悪く言うなら、俺はそいつに報いを与える。試合までの日が短くなれば、アイツはこれから誰と対峙するのかを理解するだろう。俺は地獄をもたらし、アイツはその痛みを感じるだろう」と、安保に地獄をもたらすと言い放つ。
安保のトラッシュトークは、裏に恐怖を隠しているだけだ、とも。
「あれはアイツが恐怖を隠すための単なる方法だと思う。東京で自分の身に何が起こるかを知っているという恐怖だ。時間はあっという間に過ぎていく。『ONE 173』が来たら、マラット・グリゴリアンがどんなファイターなのか、アイツに見せつけてやる」と、試合が近付く恐怖に震えて眠れと言わんばかり。
グレゴリアンは安保と最後まで戦うことに興味がないと言い、罰を与え、安保が言った全ての言葉を後悔させると宣告。
「俺のパンチ力なら、アゴを貫ける。とにかくぶっ叩き潰したい。アイツのアゴを拳に感じたいんだ。とにかくぶっ飛ばしてやるよ。KOしてやる。マットの上で寝ている間に、天井を見ながらいい夢を見てもらいたい」
グレゴリアンは、安保がスピードを使って動き回り、グレゴリアンをイライラさせるカウンター狙いのアウトボクシングをすると予測していると予測。
「とにかく彼を捕まえて倒して、日本での試合を楽しみたいんだ。安保は非常にダイレクトなプレーをしてくると思う。攻撃を仕掛けてきて、非常に鋭い動きをしてくるだろう。そして、大きく動き回ってくると思う。それは俺を攻撃しようと動くのではなく、大きく動き回って逃げるためだ。でも、俺はアイツと一緒に走り、打ち負かす準備が出来ている」と、その手は通用しないとする。
とは言え、安保のことを少しも過小評価はしておらず油断はしていない。
「安保はとても動きが速いので、もう少しスピードを上げる必要がある。ボクシングのスキルも本当に優れている。もちろん、その点も強化していく。彼の足に追いつくステップのトレーニングもしているよ。このレベルでは、あらゆる面で練習する必要がある。そして俺はこの試合に向けて、スピード、動き、コンビネーション、ディフェンスなど、あらゆる面で練習してきた。全て万全だ」
そして、安保に勝利した後で望むのはONEキックボクシング世界フェザー級王座のベルトだ。
「俺はもう(世界タイトル獲得の可能性は)ある。今回の勝利と、これからも勝ち続けて、スーパーボンや野杁正明と戦うためのウォーミングアップをしたい。どっちが勝とうが、関係ない。ただ世界タイトルを一つだけ欲しい。それだけだ」と、世界タイトル戦まで勝ち続けるだけだと語った。