2025年11月2日(日)東京・両国国技館『RISE WORLD SERIES 2025 FINAL』のセミファイナルにて、「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT」2回戦で、YURA(ダイアタイガージム)との対戦が決まっていたチャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce)の欠場が発表された。
コリンズは10月26日の練習中に右肩を怪我し、翌27日に医療機関を受診したところ「右棘上筋腱部分断裂」により全治約2カ月、競技への復帰の時期は未定と診断されドクターストップ。
現在安静にしており、症状としては肩を上げる筋肉「棘上筋」の腱を50%断裂していて、このまま無理をして酷使すると腱が完全に断裂してしまい今後の選手生命にも関わるため苦渋の決断を下したという。
セミファイナルに抜擢されている通り、BreakingDownフェザー級王者のYURAとRISE世界スーパーライト級王者コリンズの対戦は今大会の目玉カード。大きな注目が集まっていた。
なお、トーナメントに関してはコリンズの復帰時期が未定とのこともあり、YURAがトーナメント勝ち上がり扱いで2026年春頃に開催を予定しているベスト8に出場する。
そして今大会の代替カードとして、オープンフィンガーグローブマッチ-66kg契約3分3RでRISEライト級2位&スーパーライト級4位・伊藤澄哉(戦ジム)がYURAと対戦することが急遽決定。
YURAが通常のグローブではなくオープンフィンガーグローブでの対戦を希望し、伊藤も了承したためオープンフィンガーグローブマッチで行われる。
●チャド・コリンズ選手のコメント「皆さんこんにちは。今回11月2日の両国大会でYURA選手との試合が出来なくなったのでご報告します。前回の試合から肩を痛めていたのですが、26日にスパーリングをした際に肩で何かが切れた音がして、月曜日に病院でMRIをとったところ、棘上筋の腱が切れていることが判明しました。肩を上げると激痛が走るので、様々なことができないような状態です。今無理をして試合をすると完全に腱が切れて、腱をつなげるには手術が必要となり、リハビリの期間が8カ月から1年かかると言われました。正直、今30歳なのでこの様な状態になると私自身の選手生命が終わる可能性があると思いました。とても、とても残念ですが、この試合を戦えないという決断をせざるを得ませんでした。
これは苦渋の決断で、私を知っている人でしたらわかると思いますが、私は試合をするのが大好きです。私は格闘家として生きているので、試合をすることが自分にとっては全てです。私自身も非常に心苦しいですし、大変辛いです。対戦相手のYURA選手及びRISEの伊藤代表、関係者の皆様、この様な結果となり大変申し訳ございません。今回トーナメントに参戦する皆さま、頑張ってください。そして、心の底から皆さまにお詫びを申し上げます」