2025年11月24日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館『~SHOOT BOXING 40th Anniversary~S-cup×GZT 2025』(U-NEXT配信)の記者会見が、10月24日(金)都内にて行われた。
今大会で行われる『S-cup世界フェザー級トーナメント』の出場選手8名が発表された。シュートボクシングから山田彪太朗、山田虎矢太、川上叶の3名、RISEから安本晴翔、KNOCK OUTから古木誠也、タイからサタントン・チョー.ハーパヤック、RIZIN推薦選手としてアゼルバイジャンからメイマン・マメドフ、フランスからISKA世界王者ジョシュー・アブサロンが出場する。
トーナメント組み合わせとリザーブファイトは後日発表となる。
<出場選手>
◆山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
山田ツインズの兄・彪太朗は2019年8月にプロデビューすると4連勝(無効試合を挟む)を飾ったが、2021年4月に翔に初黒星を付けられた。2022年11月の次期挑戦者決定トーナメントで優勝。12月のRISEとの対抗戦で門口佳佑戦に逆転負けを喫したが、2023年4月に川上叶に勝利してSB日本フェザー級王者となった。
その後はムエタイを相手に3連勝。2024年4月にKNOCK OUTからの刺客・栗秋祥梧に判定勝ち。6月のKNOCK OUTでの龍聖戦前に指を切断しかけるほどの重傷を負って欠場したが、10月に一仁を初回KOして再起。12月はカオムーカイに判定勝ち、2025年2月にルエル・カタランをKO。4月には川上叶の挑戦を受けての初防衛戦で勝利した。8月にはデウンに完勝。戦績は21勝(7KO)3敗1無効試合。
◆山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
山田ツインズの弟・虎矢太は2019年8月にプロデビュー後13連勝を飾っていたが、2024年3月にプロキャリア初の敗北を喫した。適正階級であるフェザー級に階級を上げ、10月には上位ランカーの内藤凌太を撃破。12月にはONEからの刺客シッティチャイを1RTKOで葬り3連勝を飾っていたが、2025年2月に川上叶に2度のダウンを奪われる完敗。しかし、6月の魁斗戦では初回TKO勝ちで復活。8月にはペップンソンにも勝利。戦績は18勝(12KO)2敗。
◆川上 叶(龍生塾/SB日本フェザー級1位)
川上は2016年8月にデビュー。2019年11月に初代SB日本バンタム級王座決定戦を制して王座に就くと、2022年4月には同フェザー級王座決定戦にも勝利して2階級制覇を達成。RISEにも参戦して安本晴翔、京谷祐希に勝利し、2023年4月に山田彪太朗に敗れ王座を失うも、12月にはK-1で斗麗からも勝利して実力を証明した。2025年2月には彪太朗の弟・虎矢太から勝利を奪ったが、4月の彪太朗との再戦では僅差で敗れ王座奪還ならず。10月に牧野騎士からKO勝ちして出場権を手にした。戦績は15勝(6KO)8敗。
◆安本晴翔(橋本道場/RISEフェザー級王者)
安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、INNOVATIONスーパーバンタム級王座、KNOCK OUT-REDフェザー級王座、WBCムエタイ日本統一フェザー級王座を次々と獲得。2022年7月からはRISEに参戦し、2024年10月に門口佳佑を判定で破り第6代RISEフェザー級王座に就いた。2025年6月には國枝悠太をKOして初防衛に成功。戦績は34勝(16KO)4敗2分1無効試合。
◆古木誠也(REX GYM/KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)
古木はフルコンタクト空手で多数の優勝・入賞歴があり、持ち前の破壊力で2022年12月に工藤“red”玲央を初回KOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座に就いた。2023年8月、小倉尚也を初回KOで破り王座初防衛に成功。しかし、2024年12月のドスティン・オルティス戦で体重超過、王座を返上した。2025年4月、階級をフェザー級に上げての第一戦で辰樹を2RでKOすると、6月にはカルロス・モタを1RでKO。9月にはSBの内藤凌太に判定勝ちしてKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者に。戦績は14勝(10KO)3敗。
◆サタントン・チョー.ハーパヤック(タイ/プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者)
プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者のサタントンは、過去にラジャダムナンスタジアムでもベルトを巻き、ONE Friday Fightsでも2戦2勝の実績を持つ。2025年10月、SBに初来日して古村光と対戦、判定で破っている。
◆メイマン・マメドフ(アゼルバイジャン/Olympus Club/RIZIN推薦選手)
散打をベースに持つ。Eagles FCフライ級王者。2015年にカザフスタンで開催されたKunlun FightでMMAプロデビュー。黒星が先行した時期もあったが、2018年5月に『WFCA 48』で3Rに強烈な打撃を叩き込みKO勝利。RIZINデビュー戦となった2022年10月、手塚基伸にTKO負けを喫したが、2023年4月の『RIZIN.41』では中村優作に開始23秒でTKO勝利、同年11月にはアゼルバイジャンで開催された『RIZIN LANDMARK 7』でフェリット・ギョクテペに判定勝利した。MMA戦績は7勝6敗1無効試合。
◆ジョシュー・アブサロン(フランス/BCBLR)
身長173cmのサウスポー。ISKAヨーロッパK-1ルール-59kg王座(2024年)、ISKAヨーロッパK-1ルール-61kg王座(2024年)、ISKA世界K-1ルール-59kg王座(2025年)を獲得。フェザー級ヨーロッパ最強の呼び声も高い選手だという。戦績は14勝(5KO)2敗。2025年4月にMMAの試合も行っており、判定で勝利している。