2025年11月15日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT.59』(U-NEXT配信)の追加対戦カードが、10月22日(木)都内にて行われた記者会見で発表された。
第5代K-1 WORLD GPフェザー級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)の再起戦が決定。KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級3分3R延長1Rで、セーンサックグン・オー.カムイン(タイ)と対戦する。
軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝、2017年9月に第2代Krushバンタム級王座を獲得、2021年12月に第5代K-1 WORLD GPフェザー級王座に就いた。2022年8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」で優勝。2025年10月にはISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座を獲得している。
KNOCK OUTには2025年6月から参戦し、ヒジ打ちあり、つかみ制限無しのREDルールに挑み、元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者ペットルンルアンを得意の左ボディでKOしたが、8月にゲーオガンワーンに初回KO負け。戦績は27勝(7KO)7敗1分。
セーンサックグンは95勝(45KO)22敗3分の戦績を持つ21歳(試合時は22歳)のサウスポー。ムエサヤーム中部王者、カラバーオ・トーナメント優勝。
山口元気KNOCK OUT代表は「再起戦は年末くらいかなと想定していたが、軍司選手本人から11月に試合をしたいということで。打倒ゲーオガンワーンを目指してサウスポーの相手とやりたいとのことで、めっちゃ探しました。2人候補が出たその中の1人がタイミングよく試合できるとのことで決定しました」と、軍司本人からの希望があって、今回の試合が決まったと話した。
KNOCK OUT-RED -61.0kg契約3分3R延長1Rで、プンルアン・バーンランバー(タイ)vs.秋田巴琉(キング・ムエ)も追加決定。
プンルアンは『ONE Friday Fights』の常連出場選手で、2023年6月の『ONE Friday Fights 20』から6連勝(3KO)を達成。ジャオスアヤイにKO負けで連勝を止められると、サミンダンには判定勝ちもその後はヨードレックペット、ナックロップら強敵に4連敗を喫している。2025年8月、KNOCK OUTに初来日したが古村匡平にKO負け。現在5連続KO負けと崖っぷちだ。戦績は66勝10敗。ランバー・ソムデートM16のBaanrambaa所属。
初参戦の秋田は2009年生まれの16歳、日本のムエタイイベント『スックワンキントーン』のスーパーフェザー級のタイトルを15歳で獲得して周囲を驚かせた。今年1月にはセェンムアンに勝利、3月にはラジャダムナンスタジアムの『RAJADAMNERN KNOCKOUT』でメインイベントを務めた。10月の『MuayThai Super Fight』ではペットナードゥーンに勝利し、戦績を13勝(3KO)1敗1分とした。長身のサウスポーで長い手足から繰り出される左ミドルキックが武器。
日本ムエタイ界期待のホープが、オープンフィンガーグローブ着用のREDルールでONEでも活躍したプンルアンを相手にどんな試合を見せるのか、注目される。