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【ONE】安保瑠輝也が吉成名高を「もう井上尚弥選手と同じところまで来てるなって感じる」「負けるイメージがどう想像しても出来ない」若松佑弥は「練習しててもとんでもない速さ」

2025/10/20 14:10
 2025年11月16日(日)東京・有明アリーナで開催される『ONE 173: SUPERBON vs. NOIRI』(U-NEXT配信)。大会まであと約1カ月。同大会を独占PPVライブ配信するU-NEXTのU-NEXT格闘技公式YouTubeチャンネルにて「大会出場選手勢揃いで見どころを語る!」動画が公開された。  PART2には、若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)、吉成名高(エイワスポーツジム)、安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が出演。  ONEアトム級(※52.2kg)ムエタイ初代世界王座決定戦3分5Rに臨む吉成名高(エイワスポーツジム)は「自分が参戦を発表した時にはまだアトム級のベルトはなくて。そこで3試合やらせてもらって、今回のこの新設につながったと思うので。それが日本大会っていう日本の格闘技ファンの皆さんがたくさん注目するような大会で組んでもらえたってことは自分に対する期待値も感じるので、その上のものを試合で見せないとっていう気持ちも凄く強いですし、初代チャンピオンっていうのはずっと語り継がれるものだと思うので、必ず自分が巻くべきベルトだなって思います」と、日本人初となるONEムエタイ世界王者への意気込みを語る。  現在驚異の39連勝を誇る名高は試合前のメンタルについて聞かれると、「自分はビビリなので試合をやる前に最悪の想像をするタイプ。そうならないようにいろいろな練習をやって、常に自分を安心させられるような練習が自信につながるのでひたすら練習あるのみっていう感じですね」と、自分が安心できるまでする練習が自信になると答えた。  安保は名高の印象を聞かれると「入場してる時の雰囲気とか表情を見てても、もう井上尚弥選手と同じところまで来てるなっていうのを感じますよね。裏で少し話をさせてもらったんですけれど、1日6時間練習するって言ってて。まずその練習量が、絶対的な強さと自信につながってるんやろうなって思ったし、技術的なことなんかも僕が言うまでもなく圧倒的なものを持っているし。何より体幹がブレないし、安定してて速いですよね。それが練習量の賜物なんでしょうね」と評する。  同じく若松は「絶対的な圧力っていうのも感じますし、練習しててもとんでもない速さなので本当に見てて安心っていうか、どうやって倒すんだろうっていつも思っちゃいますね」と、圧力とスピードを強さの秘密としてあげた。  初代王座を争うヌンスリン・チョー・ケットウィナー(タイ)について名高は、「パンチで倒すシーンが多いんですけれど、試合前に策を練るタイプだと思っていて。相手選手の弱点とかそういったものを突くのが上手い選手っていう印象があるので、自分のことも研究してやってくるだろうなっていう感じですかね。タイでもボクシングジム通ったりしてるみたいなので、ボクシングテクニックは結構自信持ってると思うんですけれど、自分もボクシングは磨いているのでパンチ勝負になっても、自分は上回れるんじゃないかなっていう気持ちです」と、相手の研究熱心さをあげながらもパンチ勝負になっても問題ないと話す。  当初は、以前日本で戦ったこともあるソンチャイノーイが王座決定戦の有力な相手だと思われていたが、8月にヌンスリンがダウンを奪ってソンチャイノーイの9連勝をストップ。名高は「自分も同じ大会で試合をしたんですけれど、戦前ではソンチャイノーイ選手が有利って言われてる声も多かったんですが、自分の中ではヌンスリン選手がもしかしたら勝つんじゃないかなって思っていて。それが試合内容とかも含め結構的中した感じではありました。  ヌンスリン選手はガードを固めてカウンターを狙うタイプなので、圧をかけながら相手の攻撃を誘って、出てきたところに合わせるスタイルの選手。そこはソンチャイノーイ選手がやりづらいだろうなって思って見ていたら、案の定そこでダウンを取ったので。でも自分といざ対峙したら、僕はやりづらいタイプではないのかなって印象はありますね」と、ヌンスリンの勝利も予想していたとし、やりづらい相手ではないとした。  試合予想を聞かれた若松は「スピードと距離感とかも、多分試合で対峙した時に相手選手が名高選手の動きにビックリすると思う。そこで入ったらやられるみたいな感覚があるので、僕は名高選手がずっと距離を一定にして、いつも通り倒すんじゃないかなって予想しています」とする。  同じく安保は「名高くんが負けるイメージがどう想像しても出来ないところまで来ていると思います。ただそのヌンスリン選手、今回初めて知った選手なんですけれど、この前の会見に登壇する1個前にいて。最初はスタッフさんかなと思ったんですよ。なんでかと言ったら、僕が登壇する1分ぐらい前にピクチャーOK? って言われて。それで廊下の方に行ったら、廊下の床の壁に携帯を立てかけて動画を撮ったんですよ。凄いなと思って。自分もその後登壇するわけじゃないですか。そう考えたら結構強敵なんじゃないですか(笑)」と、メンタルが強いとのエピソードを披露した。  最後に名高は「11月16日は自分にしか見せられない華麗なムエタイスタイルの試合を見せて、観客を魅了したいと思います。そして必ず自分が初代チャンピオンになってムエタイの強さを、エイワスポーツジムの強さを見せつけたいと思います」と語った。
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