2025年11月16日(日)東京・有明アリーナで開催される『ONE 173: SUPERBON vs. NOIRI』(U-NEXT配信)。大会まであと約1カ月。同大会を独占PPVライブ配信するU-NEXTのU-NEXT格闘技公式YouTubeチャンネルにて「大会出場選手勢揃いで見どころを語る!」動画が公開された。
PART2には、若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)、吉成名高(エイワスポーツジム)、安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が出演。
ONEに電撃参戦を発表し、K-1 WORLD GP初代スーパー・ウェルター級王者&GLORY世界ライト級王者マラット・グレゴリアン(アルメニア)とONEフェザー級キックボクシングルール3分3Rで対戦する安保。
改めてONEに参戦した理由を聞かれると「野杁正明へのリベンジです」ときっぱり。
「ボクシングに行こうかなとか、それこそRIZINで総合の試合も1回させてもらって、そっちに行こうかなとも思ったんですけれど怪我の期間があって。だいぶ完治に向かってるんですけれど、その中でやっぱりキックボクシングっていう競技においてリベンジすることが自分の中でもけじめになると思って。ファンのみんなもそれを期待してくれていますし、それを対現しようと思ってONEに来ました」
野杁にリベンジしたいとの気持ちはずっと持ち続けていたのか、と聞かれると「それはずっと持っていましたね。いろいろなことをしながらでも、やっぱりそれはどっかしら心の片隅にあったし。ONEも日本に進出して盛り上がってきてて。野杁選手自体もタワンチャイに勝ってチャンピオンになって、今が絶好のタイミングなんじゃないかなと思って」という。
ONEのチャトリCEOは、もし安保がグレゴリアンに勝てばタイトルショットということになると発言し、同日にスーパーボンとONEフェザー級キックボクシング(-70.3kg契約)世界王座統一戦3分5Rを戦う野杁が勝てば次にでも実現する可能性がある。
しかし安保は「そんな早く出来るとも思っていなかったし、そうやって言ってもらえるのはありがたいけれど、野杁選手が次スーパーボンと戦って勝った方がチャンピオンで。多分それに挑戦する形になると思うんですけれど、勝とうが負けようが僕は次で指名しようと思っているので、次でタイトルマッチさせて欲しいとかそういうことは特に考えてないですね」と、野杁が勝っても負けても次の相手に指名するつもりだとした。
最初の相手がグレゴリアンになったことについては「ONEに出させてもらう中で誰とやりたいのって話をもらった時に、やっぱり野杁へのリベンジ、それ一択やと伝えたら、じゃあこの相手を用意するから、勝ったらそういったところが見えてくるからっていうのでグレゴリアンで提案してもらって。僕はリベンジ出来るなら誰でもいいですし、チャンピオンになるには他の選手全員倒さないと、自分が一番強くないとチャンピオンじゃないと思うので。だからグレゴリアンで分かりましたって言いましたね」と、全員倒すつもりなので誰でもよかったとする。
グレゴリアンの印象は「フィジカルですね。ゴりゴリ前に出て距離を潰していく、戦車みたいな戦い方をする選手で」と評するが、「会見で言ったように裏を返せば、そのワンパターンなんですよね。コーナーに追いやって。パンチもちゃんと見たら、凄い重たいと思いますけれど、結構雑なパンチなんですよ。だから戦略的に戦えば全然完封勝ちできると思ってますね。言えば野杁選手と一緒ですよね。野杁選手の方が足技はあるけれど、グレゴリアンの方が圧は強いっていう感じで。だから勝つための予行練習かなって思っています」と、野杁戦前の練習としてちょうどいいと言い放つ。
ここで、若松と名高が安保vs.グレゴリアンを予想した。
名高「グレゴリアン選手も本当にそのスタイルを極めて、今までグレゴリン選手と戦った相手選手たちもそれを分かって試合して敗れてしまっていると思うので簡単なものではないと思うんですけれど、やってみてどういった展開になるかも始まってみないと分からないような試合で。安保選手の起動力のある動きとグレゴリアン選手の壁のようなズシズシ来る動きが試合になってどういう風に交わるか、凄い楽しみです」
若松「スピードとキレが安保選手は凄いと思うので、パワーvs.多彩な技とスピードで競り勝って、グレゴリアンの圧に負けないでそれかわしてKOとか、もうついていけないんじゃないですかね」
この予想を聞いた安保は「そのつもりですよ」と言い、「2人は僕が横にいるから、予想しろと言われてグレゴレアンの圧勝でしょうとか言えないじゃないですか(笑)。でも多分、世間の反応とか評価はそうやと思うんですよ。おそらくこのカードを発表した時にSNSとか見てたらそんな感じでした。僕としてはもうこの選手とやるって決めてる時点で、もう勝てると思って言ってますから。そこに関してはナメんなよと思っているので、本当に完封勝ちするつもりですね。もちろんアウトボクシングして逃げ回るだけじゃなくて、そういったグレゴリアンの得意な距離で戦う時間も絶対出てきますし、そういったところでも互角以上の勝負をするつもりなので期待してて欲しいですね」と語った。
そして最後には「この舞台を選んだ安保瑠輝也の覚悟に期待してください」とファンへメッセージを送った。