【新極真会】波乱の展開！カザフスタンのキンザースキーが準決勝に進出、2024年準優勝の遠田竜司が準々決勝敗退＝男子準々決勝

全世界空手道連盟 新極真会『第57回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』（決勝日）2025年10月19日（日）東京体育館 　2025年10月19日（日）東京体育館で全世界空手道連盟 新極真会主催『第57回全日本空手道選手権大会』が昨日の初日に続いて開催されている。 　体重無差別の直接打撃制（フルコンタクト）ルールで行われる全日本選手権大会。男子82名・女子36名が2日間の過酷なトーナメントを争う。最大で男子は7試合・女子は6試合を勝たなければ優勝できない。大会初日は男女共に1回戦と2回戦が行われ、決勝日の今日は3回戦から決勝戦までが行われている。 　男子準々決勝第1試合で、優勝候補の岡田侑己（和歌山支部）と塚本慶次郎（世田谷・杉並支部）が対戦。後ろ蹴り、後ろ上段廻し蹴り、胴廻し回転蹴りなどの応酬となったが、岡田の後ろ蹴りで転倒、右下段廻し蹴りにバランスを崩すなど印象が悪かった塚本。判定5-0で岡田の勝利となった。 　男子準々決勝第2試合では、他流派で唯一人の準々決勝進出を果たした多田大祐（白蓮会館東大阪南支部）が渡辺和志（世田谷・杉並支部）と対戦。近距離での突きの打ち合いが続き、本戦は優劣つかず引き分け。延長戦では先にラッシュを仕掛けた渡辺がヒザの連打を繰り出したが判定は2-0で引き分け。再延長は両者かなり疲労が見える中、渡辺が最後に突きとヒザで前へ出たが判定は1-0。体重判定（102.4kg-85.9kg）で渡辺が準決勝へ進出した。 　男子準々決勝第3試合では、アンジェイ・キンザースキー（カザフスタン）が離れては蹴りの大技、金岡陽大（川崎東湘南支部）が接近するとヒザ蹴りで判定5-0の勝利。 　男子準々決勝第4試合で波乱が起きた。2024年の第56回大会で18歳にして準優勝となった遠田竜司（東京江戸川支部）が、渡辺優作（世田谷・杉並支部）の序盤からのフルスイングの突き、パワフルな右下段廻し蹴りでバランスを崩し、終盤は同じくフルスイングの突きで打ち合ったものの渡辺の強い攻撃の手数に本戦で敗れた。 ▼男子準々決勝第1試合〇岡田侑己（和歌山支部）判定5-0×塚本慶次郎（世田谷・杉並支部） ▼男子準々決勝第2試合×多田大祐（白蓮会館東大阪南支部）判定0-0、延長2-0、再延長1-0、体重判定102.4kg-85.9kg〇渡辺和志（世田谷・杉並支部） ▼男子準々決勝第3試合×金岡陽大（川崎東湘南支部）判定0-5〇アンジェイ・キンザースキー（カザフスタン） ▼男子準々決勝第4試合〇渡辺優作（世田谷・杉並支部）判定4-1×遠田竜司（東京江戸川支部）