空手
レポート

【新極真会】カザフスタンのキンザースキーが技あり奪い準々決勝進出、有力選手が苦戦、女子注目の目代結菜がWFKO準優勝を破り準決勝へ=男子4回戦・女子準々決勝

2025/10/19 13:10
全世界空手道連盟 新極真会『第57回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』(決勝日)2025年10月19日(日)東京体育館  2025年10月19日(日)東京体育館で全世界空手道連盟 新極真会主催『第57回全日本空手道選手権大会』が昨日の初日に続いて開催されている。  体重無差別の直接打撃制(フルコンタクト)ルールで行われる全日本選手権大会。男子82名・女子36名が2日間の過酷なトーナメントを争う。最大で男子は7試合・女子は6試合を勝たなければ優勝できない。大会初日は男女共に1回戦と2回戦が行われ、決勝日の今日は3回戦から決勝戦までが行われている。  男子4回戦は第1試合から荒れた。優勝候補の一角である岡田侑己(和歌山支部)が堀之内陽逞(福岡支部)の右下段廻し蹴り、右前蹴りに苦しみ、得意の蹴りがほとんど出ないまま延長2回を戦っての体重判定(90.4kg-102.2kg)で辛勝。  さらに第2試合でも、1996第6回&2011第10回全世界空手道選手権大会王者の塚本徳臣の長男である塚本慶次郎(世田谷・杉並支部)が鈴木皓大(大阪神戸湾岸支部)の左右下段廻し蹴りと圧力に大苦戦。得意の胴廻し回転蹴りやヒザ蹴りも不発で、同じく体重判定(105.2kg-86.3kg)での辛勝となった。  今大会にはカザフスタン、ポーランド、ブラジル、中国などの各国、AIN(ロシアまたはベラルーシの選手が国を代表しない中立の立場で参加)の選手も参加したが、初日を勝ち上がったのはアンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)のみ。そのキンザースキーは4回戦で髙橋耕介(世田谷・杉並支部)と対戦し、懐に入ってのボディ連打をする髙橋にキンザースキーは左右ヒザ蹴りの連打で応戦。離れるとカカト落としの大技も放ち、右内廻し蹴りからのヒザ蹴りで技ありを奪って準々決勝へ進出した。  白蓮会館東大阪南支部の多田大祐が他流派では唯一人の準々決勝進出を果たしている。  女子では鈴木未紘(厚木・赤羽支部)、網川来夢(福岡支部)の2強が順当に勝ち上がり。注目選手の目代結菜(東京城南川崎支部)はWFKO第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会の中量級準優勝・水谷恋(日本空手道久保田道場)を破り準決勝へ進出を果たした。 ▼男子4回戦第1試合〇岡田侑己(和歌山支部)判定1-0、延長1-0、再延長1-0、体重判定90.4kg-102.2kg×堀之内陽逞(福岡支部) ▼男子4回戦第2試合×鈴木皓大(大阪神戸湾岸支部)判定0-1、延長1-0、再延長1-1、体重判定105.2kg-86.3kg〇塚本慶次郎(世田谷・杉並支部) ▼男子4回戦第3試合×吉澤穂高(東京城南川崎支部)判定0-3〇多田大祐(白蓮会館東大阪南支部) ▼男子4回戦第4試合×落合奏太(栃木支部)判定0-3〇渡辺和志(世田谷・杉並支部) ▼男子4回戦第5試合×前田勝汰(和歌山支部)判定0-5〇金岡陽大(川崎東湘南支部) ▼男子4回戦第6試合〇アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)判定5-0×髙橋耕介(世田谷・杉並支部)※右内廻し蹴りからのヒザ蹴りで技あり ▼男子4回戦第7試合〇渡辺優作(世田谷・杉並支部)判定5-0×後藤光乃介(東京城南川崎支部) ▼男子4回戦第8試合×湯川智仁(群馬支部)判定0-5〇遠田竜司(東京江戸川支部) ▼女子準々決勝第1試合〇目代結菜(東京城南川崎支部)判定4-0×水谷 恋(日本空手道久保田道場) ▼女子準々決勝第2試合×宇都宮美咲(大阪神戸湾岸支部)判定0-4〇藤原桃萌(福岡支部) ▼女子準々決勝第3試合〇網川来夢(福岡支部)判定3-0×水谷 藍(日本空手道久保田道場) ▼女子準々決勝第4試合×細谷 誉(埼玉大宮西支部)判定0-5〇鈴木未紘(厚木・赤羽支部)
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