RISEから乗り込んだ牧野(左)を迎え撃つ川上
2025年10月11日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2025 act.5』(U-NEXT配信)の前日計量が10日(金)都内にて17:00より行われた。

今大会では、11月24日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館『~SHOOT BOXING 40th Anniversary~S-cup×GZT 2025』で行われる「シュートボクシング・ワールドトーナメントS-cup2025」(フェザー級)に向けての最終選考試合として、川上叶(龍生塾)vs.牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM)、古村光(FURUMURA-GYM)vs.サタントン・チョー.ハーパヤック(タイ)の2カードが組まれ、4選手とも一発で計量をクリアーした(川上=57.35kg、牧野=57.3kg、古村=57.25kg、サタントン=57.5kg)。

会見に同席した緒形健一SB協会代表は「S-cup最終選考試合ということで、試合結果はもとより、試合内容でファンの皆様にインパクトを残すような最高の試合を期待したいと思います」と期待を込めた。

川上は「明日はS-cupの査定試合なので、しっかりインパクトを残します。相手もいい選手なんですけれど、僕が昔から夢見たS-cupの舞台に向けて、“もう川上でいいやろ”と思われる試合を見せて出場を決めたい」と気合い十分のコメント。

対する牧野はRISEから2度目の参戦で、RISEのエース・原口健飛を師に持つ。前回6月大会では、元SB日本スーパーバンタム級王者の植山征紀と延長戦にもつれ込む接戦の末にKO勝ちしており、「またすぐに呼んでいただいて、凄くありがたいなと思います。S-cupの最終戦として見られると思いますが、そこにフォーカスを当てると考えながら戦ってしまうことになるので、川上選手とやることに対して楽しんで試合をして、最後に倒して勝てれば」と目の前の試合に集中するとした。

お互いの印象について、川上は「前回の試合ではパンチで倒していて、一発があるなと思っています。その一発は僕には絶対当たらないので、しっかり僕が勝ちます」と言えば、牧野は「前回対戦した植山選手はオールラウンダーでしたけれど、川上選手も違う形のオールラウンダーだと思っていて、蹴りでもパンチでも倒すタイミングが上手く、勝つのが上手な印象があります」と警戒する。SB2戦目となるが「僕はKOは多い方なので、どんな相手でもしっかり倒せるようになればもっと上を目指していけると思うので、ルールを気にせずに倒していけたら」と語った。

また、KNOCK OUTからの参戦となる古村は「KNOCK OUTから来たので、しっかり倒して初めてのSBのリングで魅せます。相手はプロムエタイ協会のチャンピオンで凄く強いのですが、そこに僕がどれだけ食らい付いて、アグレッシブに行ってガンガン行って最後にぶっ倒すくらいの試合を見せます」と意気込む。

相手の印象については「身体がしっかり仕上がっていて、試合映像を何試合か見たところ、何でも出来る選手だなと。そこでどう僕が崩していくのか楽しみだなと思います」とニヤリ。

S-cupに向けては「サタントン選手は強いので、とにかく目の前の相手だけに集中して、その中で倒せれば自然とそこも見えてくると思うので、まずはサタントン戦に全集中して勝ちに行こうと思います」と見ているのはサタントン戦のみ。

今回は古村の要望で、相手が得意とするヒジ打ちありのルールとなり、「派手な試合といえば、KNOCK OUTのピンク頭の古村という感じになればいいなと。(ピンク以上に派手な試合を見せる?)もちろん。血で真っ赤になるかもしれないですが、それもある意味いいのかな、という感じです」と、血まみれに染まってもいいと笑う。

対するサタントンは「今回、日本で初めての試合なので、とても緊張していて嬉しい気持ちでいっぱいです。古村はスピードの速い選手で、強い気持ちを持っていて、気をつけるところがいっぱいですが、今回は準備をしてきたので、いい結果を残せるように頑張ります。今回はパンチとヒジ、全ての技を準備してきました。明日全ての技を皆さんにお見せしたい」とムエタイの全ての技を使って勝つとした。



