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【UFC】極めが異なるオリベイラとガムロット、再起なるかフィゲイレードvs.6連勝中ジャクソン、ムンジアル黒帯7度優勝のメスキータvs.ロシア柔道アレクシーヴァも=10.11 UFCリオ

2025/10/11 11:10
 2025年10月11日(日本時間12日)にブラジル・リオデジャネイロのファーマシィ・アリーナで開催される『UFC Fight Night: Oliveira vs. Gamrot』の前日計量が以下の通り、行われた。 ▼ライト級 5分5Rチャールズ・オリベイラ(ブラジル)35勝11敗(UFC23勝11敗)4位 156lbs/70.76kgマテウス・ガムロット(ポーランド)25勝3敗(UFC8勝3敗)8位 156lbs/70.76kg  24年5月以来、1年5カ月ぶりのブラジル・リオ大会のメインイベントは、グラップラー対決となった。 “ドゥ・ブロンクス”オリベイラは、ブラジリアン柔術を武器に、MMA35勝11敗(UFCで23勝11敗)うち21の一本勝ちを誇る。2022年10月にイスラム・マハチェフに一本負けで約4年10カ月ぶりの黒星を喫したが、23年6月にベニール・ダリウシュに1R TKO勝ちで再起。24年4月にアルマン・ツァルキャンと接戦の末にスプリット判定負け。24年11月にマイケル・チャンドラーと再戦し、判定勝ちで返り討ちにしたが、25年6月のイリア・トプリア戦で1R 左右フックを浴びてTKO負け。35歳。  元KSW二階級王者のガムロは、2020年の緊急UFCデビュー戦でスプリット判定負けも、その後は7勝2敗。2022年6月にアルマン・ツァルキヤンに判定勝ち後、ベニール・ダリウシュに判定負けも、そこからジェイリン・ターナー、ラファエル・フィジエフ、ハファエル・ドス・アンジョス相手に3連勝。2024年8月にダン・フッカーにスプリット判定で敗れたが、25年5月にルドビト・クラインに判定勝ちで再起を果たしている。34歳。  ADCC欧州選手権優勝でATT所属のガムロはレスリングベースで強いテイクダウンからトップ攻めが武器。対するオリベイラは、UFC史上最多の一本勝ち数を誇り、上からも下からもバックからも極めを持つ。一本負けのみならず、打撃でのTKO負けも無いガムロに、オリベイラは被弾も多いが、10のTKO勝ちの中にはマイケル・チャンドラーをTKOに下した左フック、右の強打も持つ。オリベイラが効かせて極めるか、ガムロが極めを怖れずテイクダウンに行くか。 ▼バンタム級 5分3Rデイヴソン・フィゲイレード(ブラジル)24勝5敗1分(UFC13勝5敗1分)136lbs/61.69kgモンテル・ジャクソン(米国)15勝2敗(UFC9勝2敗)※UFC6連勝中 136lbs/61.69kg  フィゲイレードは、フライ級からバンタム級に上げて、ロブ・フォント、コーディ・ガーブラント、マルロン・ヴェラを相手に3連勝後、24年11月にピョートル・ヤンに判定負け。  25年5月の前戦では先日メラブ・ドバリシビリに挑戦したコーリー・サンドヘイゲンに2R TKO負け(左ヒザ負傷)で2連敗中。37歳。  ジャクソンはグレコローマンレスリングでオリンピックを目指していたがMMAに転向。2017年にMMAデビューし、15勝2敗(UFC9勝2敗)。UFCではノーランカー相手に6連勝中で、ハニ・ヤヒーラ、ダモン・ブラックシアを1R KOに下した左ストレートは脅威。25年5月の前戦ではダニエル・マルコスを相手にテイクダウンを奪うが、決めきれず判定勝ち。長いリーチからの打撃も武器とする。33歳。 ▼女子バンタム級 5分3Rビア・メスキータ(ブラジル)5勝0敗(UFC0勝0敗)※IBJJF殿堂・LFA女子バンタム級王者 136lbs/61.69kgイリーナ・アレクシーヴァ(ロシア)5勝3敗(UFC1勝2敗)135.5lbs/61.46kg  プレリムでは女子バンタム級で、ムンジアル黒帯で7度の世界一に輝き殿堂入り、ADCC準優勝などノーギでも活躍したブラジルのビア・メスキータがUFCデビュー。24年6月に33歳でMMAデビューし、1年4カ月。リアネイキドチョークで一本勝ちを積み上げ、LFAでもタイトルを獲得してオクタタゴンデビューとなる。現女子バンタム級王者ケイラ・ハリソンと同門のATT所属の34歳。  対するアレクシーヴァは、2012年のロシア・シニア選手権78kg以下級で銅メダルを獲得した柔道家。サンボでもロシアと欧州で優勝。19年3月にMMAデビューし、21年にBellatorで判定勝ち後、UFCで同じ柔道家のステファニー・エッガーに1R ヒザ十字を極めて一本勝ちも、メリッサ・ディクソン、クラウディア・シグワ相手に判定負けで2連敗中。MMA5勝3敗(UFC1勝2敗)の35歳。  なお、プレリムのバンタム級戦に出場のサイモン・オリヴェイラが、144ポンド(65.32kg)で8ポンドの体重超過。出場給の50%をルアン・レセルダに譲渡し試合は行われる。また、ヒールフックで3連勝中のヴァルテル・ウォルケルと、カマル・ウスマンの実弟モハメド・ウスマンのヘビー級戦は「医学的な問題により中止」となっている。  大会の模様は、日本時間10月12日(日)朝5時からプレリム、朝8時からメインカードが開始予定。全試合がU-NEXTおよびUFC Fight Passにてライブ配信される。 [nextpage] 『UFC Fight Night: Oliveira vs. Gamrot』全選手計量結果と写真 2025年10月12日(日)朝5時~プレリム、朝8時~メインカードブラジル・リオデジャネイロ ファーマシィ・アリーナUFC Fight Pass/U-NEXT配信 ▼ライト級 5分5Rチャールズ・オリベイラ(ブラジル)35勝11敗(UFC23勝11敗)4位 156lbs/70.76kgマテウス・ガムロット(ポーランド)25勝3敗(UFC8勝3敗)8位 156lbs/70.76kg ▼バンタム級 5分3Rデイヴソン・フィゲイレード(ブラジル)24勝5敗1分(UFC13勝5敗1分)136lbs/61.69kgモンテル・ジャクソン(米国)15勝2敗(UFC9勝2敗)※UFC6連勝中 136lbs/61.69kg ▼ウェルター級 5分3Rヴィセンテ・ルーケ(ブラジル)23勝11敗1分(UFC16勝7敗)170lbs/77.11kgヨエル・アルヴァレス(スペイン)22勝3敗(UFC7勝2敗)※UFC3連勝中 171lbs/77.56kg ▼ヘビー級 5分3Rジョナタ・ジニス(ブラジル)9勝1敗(UFC3勝1敗)257lbs/116.57kgマリオ・ピント(ポルトガル)10勝0敗(UFC1勝0敗)255lbs/115.67kg ▼フェザー級 5分3Rヒカルド・ハモス(ブラジル)17勝7敗(UFC8勝6敗)146lbs/66.22kgカーン・オフリ(豪州)11勝4敗1分(UFC0勝2敗)145.5lbs/66.00kg ▼フェザー級 5分3Rルーカス・アウメイダ(ブラジル)15勝4敗(UFC2勝3敗)145.5lbs/66.00kgマイケル・アズウェル(米国)10勝3敗(UFC0勝1敗)145.5lbs/66.00kg 【プレリム】 ▼フライ級 5分3Rジャフェル・フィーリョ(ブラジル)16勝4敗(UFC2勝2敗)126lbs/57.15kgクレイトン・カーペンター(米国)8勝1敗(UFC2勝1敗)126lbs/57.15kg ▼ヘビー級 5分3Rヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)12勝2敗(UFC5勝2敗)250lbs/113.40kgトーマス・ピーターセン(米国)10勝3敗(UFC2勝2敗)246.5lbs/111.81kg ▼女子バンタム級 5分3Rビア・メスキータ(ブラジル)5勝0敗(UFC0勝0敗)※IBJJF殿堂・LFA女子バンタム級王者 136lbs/61.69kgイリーナ・アレクシーヴァ(ロシア)5勝3敗(UFC1勝2敗)135.5lbs/61.46kg ▼フライ級 5分3Rルーカス・ホシャ(ブラジル)17勝2敗(UFC0勝1敗)126lbs/57.15kgスチュワート・ニコル(豪州)8勝1敗(UFC0勝1敗)126lbs/57.15kg ▼女子ストロー級 5分3Rジュリア・ポライシュトリ(ブラジル)13勝5敗(UFC1勝2敗)116lbs/52.62kgカロリーナ・コバルケビッチ(ポーランド)16勝9敗(UFC9勝9敗)116lbs/52.62kg ▼バンタム級 5分3Rルアン・ラセルダ(ブラジル)12勝3敗(UFC0勝2敗)136lbs/61.69kgサイモン・オリヴェイラ(ブラジル)18勝6敗(UFC0勝3敗)144lbs/65.32kg ※8ポンド体重超過※サイモン・オリヴェイラが体重超過。出場給の50%をレセルダに譲渡し試合は行われる。 【中止】▼ヘビー級 5分3Rヴァルテル・ウォルケル(ブラジル)14勝1敗(UFC3勝1敗)※UFC3連勝中モハメド・ウスマン(ナイジェリア)11勝4敗(UFC4勝2敗)※医学的な問題により中止
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