ONE Friday Fights 1282025年10月10日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信
▼第4試合 ONEフライ級(-61.2kg)キックボクシング 3分3R×アブデハミド・タルビ(モロッコ)判定0-3〇山﨑一央(TEAM TEPPEN)
山﨑は極真空手を経て2023年9月に北海道の『BOUT』でプロデビュー。3連勝を飾ったが、2024年7月のワンデートーナメントの決勝戦で、現在ONEで無敗の快進撃を続ける陽勇にKO負けで初黒星。その後は2連続KO勝ちも、2025年2月のRISEで近藤大晟に判定負け。8月のRISEでは新井雄大に3RでKO勝ちした。戦績は6勝(4KO)2敗。ONE初出場。
タルビはタイの『フェアテックスファイト』やクンクメールの試合に出場しており、現在9連勝中でONE初出場。TEAM TEPPENは8月8日に水野夢斗、8月15日にGUMP、9月5日に吉田晄成がそれぞれ勝利を収めており、山﨑も続きたいところだ。
1R、山﨑は左三日月から右カーフ、タルビは左右フックを振って来る。山﨑の右カーフに足が流れるタルビ。山﨑は左右で三日月蹴り、回り込みながら右カーフを蹴るが、タルビは構わず前へ出て詰めての左右フック連打。タルビが踏み込んでくるところに右カーフ、離れて三日月と上手く戦っていた山﨑だが、右アッパーからの左フックをもらって山﨑がダウン。
薙ぎ払うような左右フックと右アッパーを連打するタルビ。山﨑は蹴りとワンツーで近づけさせず、ラウンド終了直前の打ち合いで、左フックでダウンを奪い返す。
2R、山﨑はジャブを突いて距離をとるが、タルビは左右フックで打ち合いを挑んでくる。山﨑も打ち合い、顔面へ前蹴り。山﨑は左ハイを蹴ってガードを上げさせての左三日月、さらに右の三日月も。思い切り右フックを振り回すタルビへ山﨑はワンツー。
山﨑のステップについてこれなくなったタルビだが、それでも相打ち上等で左右フックを振り回す。左フックを打ちながら左へ回り込む山﨑に、タルビはバックハンドブローを連発するが空振りが続く。
3R、山﨑は右カーフから左右ボディ、左三日月。タルビは変わらず左右フックをガードの上から叩きつける。右ミドルにバックハンドブローを合わされ、スリップした山﨑。右フック、左ボディをヒットさせる山﨑だが、タルビは構わず前へ出てくる。そこへ山﨑が左右の三日月蹴りと左右ボディ。回り込んでパンチを当てていく山﨑は飛びヒザ蹴りも放つ。疲労が見えるタルビに山﨑は右ハイキックを当てる。タルビも前へ出続けた。
判定は3-0で、クリーンヒットを奪った山﨑が勝利を収めた。
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▼第2試合 63.04kg契約キックボクシング 3分3R×ナヴィッド・ウラー・サアディ(アフガニスタン)TKO 1R 0分58秒 ※レフェリーストップ〇髙岩 拓(TRY HARD GYM)
髙岩は2023年12月に『HOOST CUP』でプロデビュー、2連勝で2024年5月に『RISE』初参戦を果たしたが、細越竜之介にKO負けを喫した。RISEでの2戦目となった堀佑太郎戦では2RでTKO勝利を収め、2025年8月には『NEXUS MANIA 2025』で藤井重綺に敗れている。ONE初出場。戦績は3勝(2KO)2敗。
サアディはタイのジムで練習するアフガニスタン人選手。ONEには今回が初参戦。
1R、髙岩がいきなり強い右カーフを蹴り込むと、バランスを崩すサアディ。遠い距離からワンツーで入り込むサアディに、髙岩は前蹴り。サアディが前へ出てきたところに右バックスピンキックがレバー付近に見事に決まり、サアディは戦意喪失気味。
レフェリーが試合続行を宣言し、髙岩がコーナーのサアディに左三日月から右ストレートを叩き込むと、サアディは右手を上げて試合続行不可能の意思表示。レフェリーがストップして髙岩の秒殺TKO勝ちとなった。