【K-1】わずか3戦目でKrush王座を奪取したソフィア・ツォラキドゥがSAHOに挑戦「打ち合って来るならばこっちも打ち合う。圧倒的に勝つ」（SAHO）

　2025年11月15日(土）東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX 2025～-70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド～』の追加対戦カード発表記者会見が、10月10日（金）都内にて行われた。 　K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者SAHO（闘神塾）が挑戦者にKrush女子フライ級王者ソフィア・ツォラキドゥ（ギリシャ/PANTHERS SPORTS ACADEMY）を迎えての2度目の防衛戦に臨む。 　会見にはSAHOのみ出席。「今回もタイトルマッチなんですけれど、自分は負ける気がしないので、しっかり年内最後で防衛して勝とうと思っています」と意気込み。 　8月のKrush初来日でいきなりKrush女子フライ級王者・池内紀子に挑戦すると、延長Rで池内を破ったツォラキドゥの印象を聞かれると、「パワーが強くて、久しぶりにいい試合が出来るとワクワクしています」と、いい相手だと評する。 「自分の中では池内選手が勝つと思っていたんですけれど、元々ソフィア選手をまったく知らなかったので。でも実際に見てパワーがあって強いなと思ったんですけれど、K-1の舞台はそんなに甘いものではないです。挑戦してくれるのは嬉しいんですけれど、アマチュアで経験をめっちゃ積んでいると思いますが、このベルトは自分が持っている限りはそう簡単に獲ることは出来ない。それをしっかり分からせてやろうと思っています」と、K-1のベルトは簡単には獲れないことを思い知らせると言い放つ。 　池内戦で弱点は見つけられたか、と聞かれると「いつも代表と一緒に対策をしていて、それを自分がやるという感じ。でも相手の弱点は分かっているので、今はそれに向けて練習しています」と、すでに弱点は見つけて対策を練っているとした。 　SAHOへの挑戦を目標に掲げていた池内の敗因は何かとの質問には「相手が強かったというだけだと思います。池内選手が試合に負けてもまだ自分に挑戦したいと言うくらいだったら強いのかなと思うけれど、負けたら自分の名前を出してこないので、その程度やったんかなと。もう相手にしていないし、今はKrushのチャンピオンがソフィア選手なので、そこで勝って自分が強いことを証明します」と厳しい言葉も。 　SAHO自身は7月に、ONE Championshipでのタイトルマッチ経験もあるララ・フェルナンデスを退けて初防衛に成功したばかり。その試合を振り返って「勝つことが絶対条件という中で勝ったことはよかったけれど、自分は倒すことをテーマにおいています。今回も、それを頭に置いてやりますが、倒すためには練習あるのみだと思っています。一歩でも早く倒せる選手になるために、11月に向けてやっていきます」と、今度こそKOで防衛したいとする。 　倒すためのポイントは何か、との質問には「脱力ですね。当たれば倒れるところまで行ければと思っています」と、力まないことをあげた。 　ツォラキドゥは池本戦同様に1Rからアグレッシブに前へ出てくることが予想されるが、SAHOは「自分も打ち合いに来たら、全然打ち合うスタイルなので噛み合うと思う。それなりにパワーはあると思いますけれど、自分は全然負ける気がしない。打ち合って来るならば、こっちも打ち合って試合を盛り上げようかなと思います」と、打ち合い上等だと答える。 「行けるのであれば1Rから倒す気でいます。その方が面白いし。倒したいと思っているので、1R目からそのつもりでいます」と、相手が1Rから仕掛けてくるなら迎え撃つと強気だ。 　近年は出稽古にも力を入れており、「行くのは塾長と話しています。出稽古は行きます」と今回も出稽古を敢行するつもりだという。 　今回の試合のテーマには「圧倒的に勝つことです。相手は3戦目でKrushのベルトを獲って。自分がK-1のタイトルマッチに挑むのに2年くらいかかっているので。たかが3戦で、簡単にベルト挑戦は気に入らない。こっちはそのくらいの覚悟でK-1へ来たので、同じ階級だと比べモノにならないと思っています。今回、しっかり勝って一番強いことを証明します」と、圧倒的な差を見せたいとした。 　また、同門の後輩である堀田優月（16歳）と珠璃（18歳）が相次いでミネルヴァ王者になったことは刺激になったか、との質問には「練習は嘘をつかないな、と。ジムで教えたことでチャンピオンになっているので。自分の姿勢とかを後輩が見て、結果が出ていると思います。でも自分が先頭を切って証明しないといけないと思っています」、自分が先頭で背中を見せていくと語った。