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【Krush】長野翔「ダウン取って判定勝ち」宣言から一転「今回のテーマはBreakingDownで。1分で倒す」、菊地海斗「KOで倒したい」

2025/09/25 22:09
【Krush】長野翔「ダウン取って判定勝ち」宣言から一転「今回のテーマはBreakingDownで。1分で倒す」、菊地海斗「KOで倒したい」

バンタム級で長野(左)と菊地が対戦

 2025年11月29日(土)東京・後楽園ホール『Krush.182』の対戦カード発表記者会見が、9月25日(木)都内にて行われた。

 Krushバンタム級3分3R延長1Rで、長野翔(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と菊地海斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が対戦。


 長野は2022年8月にデビュー。2024年10月、安尾瑠輝との再戦に勝利して2025年1月に大夢とのKrushフライ級タイトルマッチが決まっていたが、感染症により無念の欠場。2025年5月にバンタム級に階級を上げて再起戦を行ったが、白幡裕星に判定2-1で惜敗。7月のK-1では石郷慶人に判定勝ちで戦績を8勝2敗とした。


 菊地は2023年6月にKrushでプロデビュー。4戦目で吉川仁清にKO負けで初黒星を付けられたが、2025年6月にKNOCK OUTの柿﨑瑠を延長戦の末に破って名を挙げた。戦績は4勝(1KO)1敗。

 会見で菊地が「今回の試合はデカい試合だと思っていて、この試合に勝ったら10月にやる白幡選手と大夢選手の勝者と挑戦権決定戦でもいいかなと思ったりしているので絶対に勝ちます」、長野も「いつもはキャリアが上の選手や年上の選手とやっていたんですけれど、新人若手を迎え撃つって風になっちゃったのは俺もトシをとったなって感じます。俺が勝って、10月の白幡選手と大夢選手の勝った方と挑戦者決定でいいのかなと俺も思うので、今回はしっかり勝とうと思います」と、次は挑戦者決定戦と口を揃えた。

 互いの印象を聞かれると、菊地は「パワーがあってテクニックがあって強い選手だと思っています」と評する。

 長野は「デカいなと思って。身長が168cmって書いてあったけれど、絶対に嘘だろ」と、菊地が逆サバを読んでいると追求。これに菊地が「伸びてるかもしれないです」と答えると、「通常何kg?」と長野はさらに追求し、菊地が「68kgくらい」と答えると「絶対に嘘だよ。デカいので体重だけはしっかり落としてほしいなって感じです」と疑惑の目を向けていた。

 理想とする勝利は、との質問に菊地が「KOで倒したい」と答えると、長野は「ワンツーでダウンを取って判定勝利」と堂々の判定勝ち宣言。

 10戦してKO勝ちがないことを気にしているかと聞かれた長野は「けっこう気にしてるんですけれど(苦笑)。でも1回ダウン取って、そのまま取り返せずに判定負けっていうのが相手からすれば一番悔しくないですか。両方の手が握られて、勝者って手を挙げられる方が自分は好きなんですよね」と答える。

 これに菊地は「特に何とも思わないですけれど、僕もしっかりダウンを取りに行きます」と、そうはいかないとした。

 この試合へ向けて特別な練習の予定はあるか、との問いに菊地は「いつも通りって感じですね。対策はしています」、長野は「相手がデカいので、自分はバンタム級に上げてまだ3戦目なのでしっかり身体作りからしようと思うので、食べて身体をデカくしようと思っています」とする。


 今後のプランに関しては、菊地が「さっき言った通り、ここ勝ったら次は10月にある白幡選手vs.大夢選手の勝者と挑戦者決定戦でいいと思っているので、しっかり勝って考えたいですね」と言えば、長野は「自分は大夢選手と白幡選手に負けているけれど、10月にその2人が戦うってことなので、勝った方とやって自分もタイトルマッチをやりたいって感じです」とした。

 自分よりもキャリアが浅い選手に追い上げられる気分は、ど聞かれた長野は「最悪ですね、けっこう。その若手を当てられてしまう、自分のそれくらいのワンチャン勝てるんじゃないかと思われている実力差がムカつく。バンタム級はまだ層が薄いのもありますけれど、けっこうそれにはムカついているのでしっかり勝ちます」と、差を見せつけたいとする。


 ここで宮田充Krushプロデューサーがマイクを握り、現Krushバンタム級王者の黒川瑛斗とは元同門だが戦うことに違和感はないのか、と菊地に質問。菊地は「全然倒しに行きます。凄い仲良くて今も仲良くしてもらっているけれど、それとベルトは別なので。もしやるのだったら関係なしに倒しに行きます」ときっぱり。

 最後に菊地は「次もしっかり勝って来年にはベルトを巻けるようにします」、長野は「11月はしっかり勝って、正直やり返したい人が2人いて。大夢選手と白幡選手、両方とやりたいんで組んでもらったら助かります」とリベンジにつなげたいと話した。

 これに宮田Pが「試合組みたいですね。求めるのはKOです。延長に行くような勝負はないかな」と答えると、長野は「じゃあ今回のテーマはBreakingDownで。1分で倒します」と判定勝ちを撤回。菊地も「1分で倒して欲しいですね」と受けて立つと答えた。

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