日本でも人気のあるムエタイ戦士のONE世界ムエタイフライ級王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定ライト級1位)が、年末へ向けてビッグマッチの連戦へ向かう。
まず、12月23日(月・現地時間)に開催される『ラジャダムナンスタジアム生誕記念興行』で、こちらも日本でお馴染みのKING OF KNOCK OUTライト級王者でラジャダムナンスタジアム認定ライト級7位ヨードレックペット・オー・ピティサック(タイ)との激突が決定。
両者とも日本でその強さを見せつけているだけに、ムエタイの情報をSNSで提供している『Muay Thai Super Fight』が対戦決定を報じると、多くのムエタイファンや選手・関係者がざわついた。同じパンチ&ローキック主体のファイタータイプでありながら、ムエタイの細かなテクニックも使う両者。ガンガン前へ出て打ち合いを挑むロッタンに対し、ヨードレックペットは待ちと蹴りのスタイルも使う。また、両者共通して頑丈なだけに、どのような試合になるのか。
10月13日に両国国技館で開催されたONE日本大会で防衛に成功したロッタン 試合は135ポンド(61.2kg)のライト級契約で行われる。
同大会はムエタイの2大殿堂のひとつ、ラジャダムナンスタジアムの記念興行であり、他にもセクサンvsスーパーボール、ペットウトーンvsルンキットといった来日経験のあるムエタイ戦士も出場、それぞれビッグマッチに臨む。
さらに『Muay Thai Super Fight』は「未確認ですが」と前置きし、11月21日(木・現地時間)のラジャダムナンスタジアムでロッタンvsタノンチャイが決定した模様であることも掲載。
タノンチャイはムエタイ界のレジェンド“殺しのキッス”ことセンティアンノーイの弟子で、近代ムエタイのトップ選手として活躍。大怪我で一時戦列を離れ、復帰後は海外の大会に出場していたが今年10月にタイのスタジアムに復帰。ロッタン同様ガンガンと前へ出て攻めるファイタータイプだけに、実現すればこちらも激闘となるだろう。
ただ、ファンの間ではロッタンに対する心配の声も。「きつい試合ばかり」「激闘ばかりでダメージ溜まりそう」「怪我やダメージは大丈夫なのか?」と、タイでも『ONE』でも一流選手ばかりを相手に毎回激闘を繰り広げているロッタンを気遣うコメントが寄せられている。