多彩な蹴り技で南米予選を制したサルシチャ(左)とイブラギモフが対戦(C)K-1
2025年9月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2025』において、16名参加の「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦」が行われる。
決定した8カードの見所を選手データとともに追っていく第6回目は、“ブラジルの巨神”ジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/CT Allan Popeye)vs“ダゲスタンの狼”サリムカーン・イブラギモフ(ロシア/ARCHANGEL MICHAEL FIGHT CLUB)の対決だ。

身長191cmのサルシチャは、今年6月にブラジル・クリチバで開催された『K-1 WORLD MAX 2025 -70kg 南米ラウンド』に出場し優勝をはたした。高身長ながらバックスピンキックなど多彩な蹴り技を放つなど、テクニシャンでもある。元WGP Kickboxingスーパーミドル級(-78.1kg)王者で、“ブラジルの巨神”と恐れられている。

イブラギモフは、WBCムエタイ世界王者で蹴りとパンチのバランスがとれたトータルファイターだ。レスリングや柔術をバックボーンに持ち、アマチュアムエタイの経験も豊富。21年12月にはGLORYライト級8位のブルーノ・ガザーニから判定勝利している。

2人とも蹴りとパンチがハイレベルのトータルファイターの印象だが、下記のイブラギモフの選手データを見てほしい。趣味が債権回収、K-1参戦への意気込みは「相手がまるで車に轢かれたかのように感じるほどの打撃で圧倒したい」とコメントし、なかなかヤバイ感じのファイターだ。
蹴り中心の綺麗な戦いをしそうな2人だが、もしかしたらラフファイトに発展する可能性もありそうだ。
<詳細選手データ>
サリムカーン・イブラギモフ/Ibragimov Salimkhan
生年月日:1996/11/19 身長:185cm 体重:70.0kg
出身地:ロシア・スヴェルドロフスク州・エカテリンブルク
所属ジム:Archangel Michael Fight Club
構え:スイッチ
趣味:債権回収の手助けをすること
特技:乗馬とバイク
バックボーン:レスリング、柔術
格闘技を始めた動機:世界一になるという強い意志
獲得タイトル:WMC世界王者(2018)、WBC世界王者(2023)
格闘技を始めた年齢:15歳
格闘技を始めた動機:子供の頃にジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画を観て憧れた。
プロデビュー戦:ロシア北部の小都市スルグトのナイトクラブにて(2012年)
キックボクシング戦績:43勝7敗1分
獲得タイトル:WMC世界王者(2018)、WBC世界王者(2023)
得意技:全てのパンチとキック
記憶に残る試合:すべての試合が自身の人生と道を物語っており、すべてが記憶に残っている。
憧れのファイターとその理由:ブアカーオ・バンチャメーク──当時の最強であり、自分にとってのナンバーワンだった。
K-1参戦への意気込み:相手がまるで車に轢かれたかのように感じるほどの打撃で圧倒したい。
<K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦対戦カード>
ジョナス・サルシチャvs.サリムカーン・イブラギモフ
ストーヤン・コプリヴレンスキーvs.デニス・タプ
オウヤン・フェンvs.カスペル・ムシンスキ
ゾーラ・アカピャンvs.ジョナサン・アイウル
アルビオン・モリーナvs.アルフォセヌー・カマラ
アビラル・ヒマラヤン・チーターvs.アイメリック・ラジジ
ダリル・フェルドンクvs.ヌルティレク・ザリンベコフ
木村“フィリップ”ミノルvs.メイソン・ストロッドマン
※勝ち上がった8選手が、11月15日(土)に東京・国立代々木競技場第一体育館大会のワンデートーナメントで世界一の座を争う。





