Road to RWS2025年8月29日(金)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼メインカード第1試合 女子ライトフライ級 2分3R〇藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム/ラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級1位)TKO 3R 0分44秒 ※レフェリーストップ×シャダー・サイヤーンムエタイ(オーストラリア)
藤原はジュニアキック時代から50戦以上のキャリアを重ね、2021年5月にプロデビュー。相手を圧倒する前蹴りで連勝を重ね、プロ6戦目でAyakaに勝利し、高校3年生にしてミネルヴァ ピン級タイトルを獲得。昨年3月に撫子との初防衛戦で敗れ、続く5月のムエロークでは女子ムエタイ界トップの一角、モンクットペットに判定負けを喫して以降は、タイを主戦場に。
2024年6月にはタイ・カラレスタジアムで行われたFairtex Fight47kgタイトルを獲得。9月の『RAJADAMNERN KNOCK OUT』でも完勝、『BOM』『RWS JAPAN』『RWS』『ムエローク』で勝ち進み、2025年6月にサリカトーンをヒジ打ちでTKOして現在13連勝中。ラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級1位にランキングされている。
シャダーは27歳(藤原は20歳)。身長は158cmで藤原より1cm高いだけだが、リーチは161cmで藤原の154cmを上回る。
【写真】何度も顔面前蹴りを決めて観客を沸かせた(C)workpoint/RWS 両者丁寧にワイクルーを舞って試合開始。1R、まずは藤原が得意の前蹴りで先制。シャダーが右ローを蹴ってくると左ミドルを返す。その後も左ミドルを蹴っていく藤原は左フックも打つ。得意の顔面前蹴りもヒットさせる。
左ミドルハイ2連発の藤原にシャダーは右ロー、藤原はサイドに動き、ワンツーから右ヒジ、左ミドル、左前蹴りでシャダーを転倒させる。沸き上がる歓声。藤原の右ストレートに続き左フックもシャダーの顔面を捉える。オープンスコアは10-9×3で藤原。
2Rが始まってすぐ、前蹴りでシャダーを転倒させる藤原。シャダーは首相撲に持ち込むが、有効なヒザは蹴れない。さらにギアを上げた藤原がワンツー、左フック、前蹴り、左ローで攻め込み、またも顔面前蹴りをヒット。シャダーは右ローを蹴るが、藤原の前蹴りに吹っ飛ぶ。大きな拍手。その後も藤原の顔面前蹴りに歓声が沸き起こった。ラウンドが終了し、自軍コーナーへ戻った藤原は笑顔を浮かべる。OPスコアは10-9×3。
【写真】カメラに向かって勝利のポーズをとる藤原(C)workpoint/RWS 3R、藤原の左フックに転倒するシャダー。藤原は左右フックで攻め込み、顔面前蹴りで転倒させる。大歓声。勢いに乗る藤原は右ヒジ、左フック、左右の連打。シャダーはヒジを返すが、コーナーで藤原の連打を浴びる。ここでレフェリーがストップをかけた。藤原が圧倒のTKO勝利を飾った。
藤原は10月5日(日)神奈川・横須賀アリーナで開催されるBOMのビッグマッチ『Shimizu presents BOM OUROBOROS 2025』にて、WBCムエタイ世界ミニフライ級(-47.62kg)王座決定戦で同級6位のカイケム・シットパナンチューン (タイ)と対戦が決まっている。