2019年10月22日(火・祝)東京・後楽園ホールで開催される『skyticket Presents DEEP JEWELS 26』の前日計量が、21日(月)都内にて昼12時30分より行われた。
セミファイナルとなる第8試合のDEEP JEWELS 63kg以下契約試合(5分3R)で、ダイヤモンドローズ・ザ・ロケット (Tarnthong Gym)と対戦するKINGレイナ(FIGHT CLUB 428)が、65.9kgで2.9kgオーバーで初回計量。再計量に臨むこととなった(※計量開始時刻から3時間)。
対戦相手のダイヤモンドローズ・ザ・ロケットことティタパ・ジュンソークプランは62.1kgの0.9kgアンダーでパス。「今回、DEEP JEWELSで試合ができることがとても嬉しいです。KINGレイナ選手は打撃が得意な選手ですが、私も得意な打撃で勝利したいと思います」と余裕の笑み。
対するKINGレイナは、下を向いたまま秤に乗り、再計量を伝えられると、顔を抑えてうかない表情。コメントでは、「最近、練習の質を変えているので、それを出せるように試合をしたいと思います」と語っていた。
2016年11月のプロデビュー以降、ウェルター級(77.1kg)からライト級(70.3kg)で10勝1敗と好成績をあげたKINGレイナは、2018年8月の「RIZIN.12」で65kgに落としケイトリン・ヤング(米国)と対戦。ヤングに判定で敗れると、2018年12月の「DEEP JEWELS 22」ではドイツのジュディー・ルイスとも65kgで対戦し判定勝ちを収めた。
続く2019年3月には68g契約で上田真央に1R 25秒KO勝利。しかし、自身最軽量となる63kg契約で戦った2019年7月の「RIZIN 17」では、ステファニー・エッガー(米国)に判定負け。試合後には「今回初めてちゃんと減量したけど、いざ試合をやってみたらいつもより体に力が入ってないと感じた」と、涙を流して語っていた。
今回のダイヤモンドローズ戦は前戦に続く63kg以下契約での試合。レイナにとってはライト級からバンタム級の間で層の厚い海外勢と渡り合えるか、適正階級を見定めるうえでも大事な試合だった。
果たして再計量でKINGレイナはどこまで減量できるか。
DEEP競技運営機構のルールでは、タイトルマッチおよびキャッチウェイト以外の階級制の試合では、0.5kgの許容重量が認められるが、今回は63kg以下契約のキャッチウェイトのため、63kgがリミット。
「超過体重が2.0kg未満の場合、もしくは超過体重に関わらず競技運営機構が試合の実施を認めた場合に限り、試合を実施することができる。ただし、その試合においては、計量に合格できなかった選手の勝利は記録されず、計量に合格した選手が負けるか、引き分けた場合、記録はノーコンテスト。超過体重が0.5kg以上の場合は2点減点とする」と明記されている。