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【UFC】平良達郎「チャンピオンになるためには誰が相手でも勝たないといけない」「仕留める嗅覚を常に探して戦えば、問題ない」

2025/08/01 10:08
【UFC】平良達郎「チャンピオンになるためには誰が相手でも勝たないといけない」「仕留める嗅覚を常に探して戦えば、問題ない」

(C)Zuffa LLC/UFC

 2025年8月2日(日本時間3日)、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される『UFC Fight Night: Taira vs. Park』(UFC Fight PassU-NEXT配信)に、日本から平良達郎(THE BLACK BELT JAPAN)と中村倫也(American Top Team)が出場する。

 メインイベントのフライ級(5分5R)に出場する、同級6位の平良は当初、4位のアミル・アルバジ(イラク)と対戦予定だったが、アルバジが「医学的な許可が下りていない」として欠場。代わって1週間後にスティーブ・エルセグと対戦予定だったパク・ヒャンソン(韓国)が緊急参戦し、平良と対戦することになった。

 MMA10勝無敗・UFC3連勝中のヒャンソンと、メインイベントで戦うことを決めた平良が30日(日本時間31日)会見。また同大会を配信するU-NEXTのインタビューに応じた。

アルバジ欠場で「誰が来てもいい」というメンタルをずっと保っていた


米国デンバーで岡田遼と合宿する平良達郎。(C)@The_rychiba

 平良は、24年10月に、当時世界フライ級1位のブランドン・ロイヴァルと5Rの激闘を繰り広げたもののスプリット判定で惜敗。MMAキャリアで初黒星を喫した。それから10カ月。デンバーでのファイトキャンプを経て、沖縄に戻り、和田竜光、藤田大和、風間敏臣ら出稽古組とも練習。今回の試合に向けて、4週間前に再びデンバー入りして、最終合宿を行って来た。

「沖縄のメンバーと本当にいい練習ができて、そこからデンバーに移りました。現地のチームのコーチにも教えてもらいましたし、チームメイトでフライ級、バンタム級の選手を中心に、試合に向けたトレーニングを積むことができました」と、沖縄BBJとデンバーHAMMAでの練習の手応えを語った平良。

 デンバーには、松根良太代表、岡田遼コーチが代わる代わる帯同し、MMAファイターでもある兄・平良龍一と、母親も前回に続きサポートした。

「今回もコロラドにお兄ちゃんとお母さんが来ていて、僕が100%トレーニングできるようにサポートしてもらっています。コロラドでのトレーニングキャンプを家族やチームメイトに支えてもらって、すごく力になっていますし、そのサポートのおかげでここまで来れました。アメリカに来て、美味しい味噌汁が飲めるっていうのも幸せに感じてるし。試合が近づくと母の方が緊張するので、緊張するのは母に任せて、僕は思いっきりこの時間を楽しみたいなっていう風に思ってます」と、計量前で頬はこけてはいるものの、リラックスした表情も見せている。

 前戦で得た課題として、5Rを戦い抜くコンディショニング、そして打撃の進化の必要性を挙げていたが、再起戦に向けて、その課題と向き合ってきたという。

「前回のロイバル戦で、5分5Rの厳しさだったり、ストライキングの部分で負けてしまったので、コンディショニングやストライキングの強化をして、MMファイターとして成長して帰ってこれたかなって思ってます」と、トレナーをつけてのストレングス&コンディショニングトレーニングの強化、打撃面でもたしかな進化を感じている。

 UFC PIの練習では、一回り大きくなった身体を見せるなど万全な様子だが、試合直前に対戦相手がアルバジから、韓国無敗のプロスペクト、パク・ヒャンソンに変更された。

「アルバジ選手がアウトになって、僕自身いくつかのプランをUFCから頂きました。もしかしたら試合が飛んでしまうんじゃないか、といった場面もあったのですが、“誰が来てもいい”というメンタルをずっと保っていました。1日、2日ほどUFCからの連絡を待ちながらトレーニングを続けて、とにかく誰が相手でもやるという気持ちで待っていましたね」と、平良はメインの責任もあり、試合をすることにも強い思いがあったという。

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