体重超過のシン・ユジン「選手をこのまま続けていてもいいものかどうか、やめた方がいいのではないか」と自問自答し「もう1度頑張ってみたい」

2025年7月27日(日)さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』の第10試合キャッチウェイト5分3Rで、伊澤星花(JAPAN TOP TEAM)に1R2分24秒、肩固めで敗れたシン・ユジン(韓国/Bon Jiujitsu Songtan)が試合後インタビューに答えた。
試合後、ユジンはインタビュールームに現れ、溢れる涙を拭いながら体重を超過してしまった理由、そして今後のことを話した。

「今日初めての敗戦ということになりました。本来の競技力を十分にお見せすることがないまま終わってしまいました。まず大きな失態をしてしまいまして、この場をお借りして謝罪をしたいと思います。せめて試合内容だけでもいいものにしたいと思ったんですけれども、それも叶わず、今は散さんたる思いです。とても虚しくて残念です。
今まで負けていなかったので、傲慢になっていたところも、自惚れていたところもあったのではないかなと反省しています。今回の敗北をしっかりと受け止めて、自分自身が選手としての資格があるのかどうか、もう1度自分自身を見つめ直したいと思っています。
このスポーツを始めて8年になります。プロになって5年になります。そう長くはない時間ではありますけれども、最近の自分を振り返ってみますと、競技に対する情熱、そして切実さというものがかなり落ちていたのではないかなと思いました。まず体重を合わせることができなかったということ、減量に失敗したということ。それだけを取ってみてもこのまま選手生活をしていいものかどうか、選手としての資格がないのではないか。このようなビッグチャンスは私のような選手ではなくて、もっと一生懸命努力している人に与えられるべきものではないか。

この競技の選手をこのまま続けていてもいいものかどうか、やめた方がいいのではないか。今日、短い時間の中で色々なことを考えました。ただ、今回このような大舞台で初めて競技をさせていただいて、やっぱりもう1度やり直してみたい。もっと切実にこの競技に臨んでみたい。しっかりと準備をしてリングに立ちたい、そういう思いがふつふつと 湧き上がってきたのも事実です。なので少し、休む時間をもらって、もう1度また機会を与えていただける選手として立派な姿、いい内容の競技をお見せできるようにもう1度頑張ってみたいと思っています」
また、今後は階級を上げることを考えているかと聞かれると「今の段階で階級を上げることは全く考えていません。少し休養期間を取って、選手として今の階級でしっかりと体重を合わせて、競技に臨めるように管理していくということをまず考えたいと思います」と答えた。


