▼第2試合 バンタム級キックボクシング 3分3R
×アーサー・クロップ(フランス/Phuket Fight Club)
判定1-2
〇中野椋太(誠至会)

中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になった左フックを得意とするアグレッシブファイター。2019年10月には65kg級のS1ジャパントーナメントで優勝。2021年7月にWBCムエタイ日本ウェルター級王座を獲得すると、2022年の「第3代RISEウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。

2023年7月にイ・ソンヒョンをバックハンドブローでKOする大金星も、12月にペトル・モラリに判定負け。2024年6月、宇佐美秀メイソンとは負傷判定でドロー。9月にはイ・ソンヒョンにリベンジを許した。今回が10カ月ぶりの再起戦となる。戦績は22勝(11KO)9敗1分。

ONE初参戦となる中野の相手、クロップも今回が初参戦。身長174cmの28歳。戦績は45勝17敗。

1R、前に出る中野にクロップは右ロー、ワンツー。中野は前足を上げながら近付き、得意の左フックを狙う。右ミドルからワンツーの連打を繰り出すクロップ。右ローを蹴る中野だが、クロップが手数を多く出して先手をとる。しかし、下がるクロップに右ミドルからの左フックでダウンを奪う。

前に出て右ストレートと左フックで詰める中野。これにワンツーで応戦するクロップ。右ローを蹴って右へ回るクロップに中野も右ロー。再び左フックをヒットさせてグラつかせ、右ストレートと左フックでダウン寸前まで追い込むが、クロップはクリンチでこのピンチを逃れた。

2R、右ロー&カーフを蹴っていく中野にクロップも右ローを返すが、中野の左フックを浴びて再びフラつく。中野の左ローがローブローになって中断。再開後も右ローの蹴り合いが続く。

ジャブから前へ出るクロップに中野は右ハイ、左フックの相打ちとなるが中野のキレにクロップはのけ反る。前へ出る中野が左ミドルを蹴ると、クロップはワンツーと右フック。クロップの左フックに左フックを合わせにいく中野。

3R、右ローを蹴る中野はジャブも突く。クロップは右フックからの左フック。中野は左フックを狙うが、クロップは用心して右のガードを高く上げている。中野が右ローを蹴った直後、クロップが左フックを振り抜いて中野からダウンを奪い返す。

立ち上がった中野は前に出て打ち合いに行くが、左フックの相打ちで左フックを逆にもらう。中野は右ハイを空振りしてからのバックハンドブロー、クロップは左ミドルと右ローを蹴る。前に出る中野だが有効打は奪えなかった。




