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【ONE】フライ級王者・若松佑弥が、ストロー級王者ジョシュア・パシオの二階級制覇の挑戦を受ける! 三浦彩佳は悲願の初戴冠なるか、王者デニス・ザンボアンガに挑戦=11月16日(日)有明アリーナ

2025/07/22 14:07
 2025年11月16日(日)、東京・有明アリーナで開催される『ONE 173: スーパーボン vs. 野杁正明』(U-NEXT配信)の追加対戦カードが7月22日、発表された。 ▼ONEフライ級(※61.2kg)MMA 5分5R若松佑弥(日本/TRIBE TOKYO MMA)ONEフライ級王者ジョシュア・パシオ(フィリピン/Lions Nation MMA)挑戦者・ONEストロー級(※56.7kg)王者  3月の日本大会で元世界王者アドリアーノ・モラエスを1R TKOで撃破し、ONEフライ級(※61.2kg)MMA世界王者となった若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA)が、現ONEストロー級(※56.7kg)MMA世界王者のジョシュア・パシオ(フィリピン)と激突する。  パシオはMMA23勝4敗(ONE14勝4敗)、チーム・ラカイからLions Nation MMAに移籍。ウーシュー散打ベースで、2018年9月にかつて一度敗れた内藤のび太を破り、ONE世界ストロー級王者となった。初防衛戦で猿田洋祐に敗れたものの、2019年4月の再戦でベルトを取り戻している。  その後、2019年11月にレネ・カタランに2R 肩固めで一本勝ちで初防衛。2020年1月には、アレックス・シウバとの5Rの死闘を制し、2度目の王座防衛。2021年9月に猿田と3度目の対決で1R KO勝利。3度目の王座防衛に成功したが、4度目の防衛戦でブルックスに判定負け。  24年3月にブルックスと再戦。1R、ブルックスの頭部からのスラムでブルックスが反則負け。パシオが王座に返り咲くと、25年2月の前戦ではブルックスと因縁の3戦目。2R、ブルックスの右ミドルを掴んだままパシオが、右フックを当ててテイクダウン。インサイドガードから強いパウンド、ヒジ、鉄槌の嵐でTKO勝ち、王座防衛に成功している。今回、フライ級に階級を上げて、日本での大一番に挑む。29歳。  MMA19勝6敗の若松(30歳)は、2025年3月にモラエスとの再戦で1R、カウンター右ストレートから怒涛のラッシュでTKO勝ち、約3年越しのリベンジを果たすとともに、悲願のONEフライ級世界王座を獲得している。  強いフィジカルから繰り出す回転系の打撃を武器に二階級制覇を目論むパシオを相手に、MMAファイターとして覚醒した若松は、ケージで行われる日本大会でフライ級王者の力を見せるか。  初防衛戦決定に若松は、「再び日本で試合ができることを嬉しく思っています。家族や応援してくれているファンの皆さんの前で、自分の戦いを見せられるのは特別なことです。日本を代表する覚悟で臨みます」と意気込み。  ストロー級王者パシオについて、「ジョシュア・パシオは現世界王者で、総合力の高い危険なファイター。でも自分がやるべきことをやれば必ず勝てると信じています。お互いスピードがあり、頭も使うタイプなので、非常にスリリングな展開になると思います。ファンの記憶に残るような一戦にしたいです」と危険な相手にやるべきことをやる、とした。  続けて「このベルトは自分が人生をかけて掴んだものです。簡単には渡さないし、防衛を重ねることで本当の王者としての価値を証明したいと思っています。今回も全身全霊で闘います。ONEチャンピオンシップを代表する王者として、日本のファンの前で必ず勝利します。応援よろしくお願いします!」とホームでの防衛を誓った。  また、対するパシオは、「階級を上げて戦うことは、自分にとって大きな挑戦ですが、それ以上に素晴らしいチャンスだと感じています。今の自分のキャリアにおいて、失うものは何もなく、あるのは成長と自分を試す機会だけです。神に感謝し、そしてこの挑戦を信じてくれたチャトリCEOとONEチャンピオンシップにも心から感謝しています。この挑戦を全力で受け止め、楽しみにしています」と、二階級制覇への意気込みを示している。 [nextpage] 三浦彩佳が王者ザンボアンガに挑戦! ▼ONE女子アトム級(※52.2kg)MMA 5分5Rデニス・ザンボアンガ(フィリピン)王者 12勝2敗三浦彩佳(日本/TRIBE TOKYO MMA)挑戦者 16勝5敗1NC  7月19日にタイ・ルンピニー・スタジアムで行われた『ONE Friday Fights 116』で、ジュリアナ・オタロアを1R あやかロックで極めて一本勝ち、5連勝をマークした三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)が、現ONEアトム級MMA世界王者デニス・ザンボアンガ(フィリピン)のベルトに挑戦する。  MMA12勝2敗のザンボアンガはONE7勝2敗、その黒星はいずれもハム・ソヒに判定負けしたもの。その後3連勝をマークし、25年1月の暫定王座戦でアリヨナ・ラソヒナに2R パウンドでTKO勝ち。暫定王者についている。正規王者スタンプ・フェアテックスとの元同門対決がデンバーで8月に組まれたが、スタンプが負傷し長期欠場。ザンボアンガが正規王者へと繰り上げられた。  三浦にとっては、2022年1月の女子ストロー級タイトルマッチ以来、3年10カ月ぶり2度目の王座挑戦。前回はストロー級で王者ション・ジンナンに判定負けを喫し王座獲得ならなかったが、今回はアトム級で悲願達成なるか。  王座挑戦に向け、三浦は「生まれ育った日本で世界戦ができること、チャトリCEOからサプライズがあったことを凄く嬉しく思います。こうやってチャンスをいただけたことには意味があると思っています。女子で日本人初のベルトを日本大会で必ず獲ります」と意気込み。  ザンボアンガについて、「元々はグラップラーでフィジカルが強いタイプだと思っていましたが、最近は打撃に特化していて総合的に強い選手だと思っています。ザンボアンガ選手はしっかり寝技の対策をしてきて打撃戦に持ち込みたいのではないかと思っています。私は、打撃戦でも寝技戦でもどんなかたちになっても鈍臭くてもよいので勝ちにいきます」と、打撃戦に持ち込もうとする王者を相手に、泥臭く自身の強みである寝技に持ち込むために、全局面で粘り強く戦うとした。  そして最後に、「日本大会で世界戦を用意していただいたこと、チャンスをいただけたと感じています。このチャンスを必ずものにします。ストロー級で獲れなかった忘れ物、必ず獲りにいきます。日本人の強さを、日本大会でベルトを獲って証明します。いつも応援してくださっているファンのみなさん、ようやくタイトルマッチまで辿り着けました。勝って言いたいことを言い続けた結果、チャトリCEOから日本大会でチャンスをいただけました。このチャンスをモノにします。ベルトを獲って笑って帰ってきます。11月16日の日本大会、応援していただけたら幸いです」とのコメントを記している。  対する王者ザンボアンガは「このような機会を与えてくれたONEチャンピオンシップに心から感謝しています。神のタイミングはいつも完璧だと信じていて、日本で三浦彩佳選手を相手にこのベルトを防衛できることをとても光栄に思います。彼女はアトム級でも屈指のグラップラーの一人で、そのグラウンド技の執念深さにはいつも注目してきました。準備にはまだ長い道のりがありますが、しっかり努力を重ねて、これまで以上に強くなってリングに立ちたいと思います。このタイトルを日本に持って行き、そしてフィリピンへ誇りを持って、持ち帰ります。すべての栄光を神に」と、王座防衛に強い意志を見せている。  日本で三浦が悲願の戴冠なるか、それともザンボアンガがアウェーで王者の強さを見せるか。大会チケットは、イープラス独占にて一般販売が行われている。
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