2025年7月20日(日)東京・後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT.55』大会終了後、山口元気KNOCK OUT代表が大会総括を行った。
メインイベントでは、KNOCK OUT-BLACK&REDスーパーフェザー級王座を返上してライト級に転向した久井大夢(TEAM TAIMU)が、昨年11月に敗れたロムイーサン・TIGER REON(タイ/REON Fighting sports GYM)にリベンジマッチを挑んだが、ダウンを奪われての判定負け。
この一戦について山口代表は「久井選手は1Rからロムイーサンの右が当たっていたので、危ないなというのはあって。ただ、動き的にこのまま行けば判定勝ち、もしくはダウンを取るだろうと思われたところにロムイーサン選手が右を当てるのが上手かったですね」と評した。
久井については「久井選手は努力型だと僕は思っているので、少しずつ上がって行くんじゃないかなっていう。小林司選手もいる、REITO選手もいる、重森陽太もいるという中でどう戦っていくのか」と、今後のREDライト級が混沌としてきたとする。
続けて「本当は8月29日も出たいって言ってたので、めっちゃ強い選手を用意してたんですよ。なのでちょっと考えなきゃいけないですよね。ダウンしたので、ちょっと休ませてあげた方がいいのかなと思う」と、8月にも久井の試合を組んでいたと打ち明けた。
「火曜日に会見で発表するはずだったんですけれど、ドンキングとワンマッチ契約したので」と、久井の相手には『ONE Friday Fights』で6月にヨードレックペットに敗れるまで、4連勝(3KO)していたドンキング・ヨータラックムエタイ(タイ)を用意していたという。
そこで久井の代わりに「ドンキングとやる選手を他団体の選手でも名乗り出て欲しいですね。8月29日のビッグマッチで(相手が)開いてるので、62.5kgでドンキングと、このチャンスに名を上げてやろうって人は本当に手を上げて欲しい」と、ドンキングと戦いたい選手を公募すると話した。 また、「火曜日に会見するんですけれど本当に強いタイ人を呼んできたんですよ。久井選手の相手だけじゃなくて軍司選手の相手も凄く強い選手だし、他の日本人の相手も凄く強い選手で“おっ!”ていうような選手を呼んできたので、火曜の会見は是非見て欲しいですね」と予告した。