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【ムエタイスーパーファイト】年に一度の名古屋ムエタイビッグイベントで福田海斗が1勝1敗の相手と決着戦、日タイ対抗戦4試合

2025/07/20 12:07
 2025年9月21日(日)、年に一度の名古屋ムエタイビッグイベント『Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.11』が今年も開催される。今年の会場はLivesNAGOYA(名古屋市港区金城ふ頭2丁目7-1)となった。  第一弾対戦カード5試合が発表され、日タイ対抗戦4試合、国内トップクラスのランカー対決1試合が決まった。 「NIGHT FIGHT」(18:00開始予定)のメインイベントには、日タイ国際戦127ポンド契約3分3Rでカイト・ルーククロンタン(=福田海斗/キングムエ)が登場。前PrydeTVフェザー級王者チェップカート・ポーポンサワン(タイ)と対戦する。  日本とタイを股に掛けて活躍する福田が因縁の相手チェップカートと3度目の対決が決定。福田は今年4月、後楽園ホールにて『スックワンキントーン』に出場し大翔(ウィラサクレック荒川)と対戦。引退を賭けた大翔の気持ちを受け止め激闘を演じ判定勝利、また7月にはポートメッセなごやで行われた『ホーストカップ』にて、ザ・ロックMFC(タイ/MFC)を首相撲で圧倒、フルマークの判定勝利をおさめている。  対するチェップカートはここ一年7戦して6勝1敗の好成績を残すファイター。今年4月にはラジャダムナンスタジアムで行われた「Pryde TVフェザー級タイトルマッチ」で王者ペットナムヌンを判定で下し、自身初のタイトルを獲得した。その後6月には新鋭マンコンレックのハイキックで散ったものの、未だタイ国内のフェザー級トップ戦線で活躍する一流ファイターである。  両者過去2度対戦し、お互い1勝1敗のイーブン。最初の対戦では福田がチェップカートをヒジで切り裂き判定勝利、その後2度目の対戦ではチェップカート陣営が「カイトはどこだ!」と並々ならぬリベンジへの執念を燃やし対戦が実現した経緯がある。3度目となる今回、真の勝者となるのはどちらか。 「DAY FIGHT」(13:00開始予定)の日タイ国際戦フェザー級3分3Rでは、元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級7位コッチャサーン・FELLOWGYM(タイ)が、第8代J-NETWORKフェザー級王者&第22代MA日本フェザー級王者の一仁(真樹ジムAICHI)と対戦。  今年5月、ポートメッセなごやで開催された『RISE FireBall NAGOYA』に出場した一仁。OISHI GYMの強豪・岩永勝亮に敗れたものの、中盤からのミドルキックを多用した追い上げは、一仁のファイトスタイルがムエタイを熟知していることの現れであろう。今回は得意のムエタイルールということで生き生きとした彼自身のスタイルが見られそうだ。  対するコッチャサーンは過去NKBやジャパンキックボクシング協会のリングにも上がっており、第16代NKBフェザー級王者・高橋亮やWMOインターナショナル王者・瀧澤博人とも拳を交えている。“ムエ・ブー”と呼ばれている、常に前に出るファイトスタイルで打ち合いも好む好戦的な選手。テクニシャン・一仁との試合はまさに静と動の戦いとなりそうだ。  同じく「DAY FIGHT」での日タイ国際戦60㎏契約3分3Rで、ラチャシー・ノーナクシン(タイ/ノーナクシンジム東京)が山田哲也(LEGEND GYM)と対戦。  現在、強豪選手を輩出し全国的にもその名が轟くLEGEND GYMの山田哲也会長がリングに登場する。山田会長は40代となった現在でもトレーニングを続けながら、LEGENDGYMを率いてジュニア王者を何人も生み出してきた。その選手たちを育てる過程で“やはり自分が頑張る、その背中を見せなければ”との思いが強く、今大会のプロモーターである佐藤孝也代表に最後の試合出場を直訴。2017年にタイのリングで試合して以来、8年ぶりのリング復帰が決定した。  その対戦相手に選ばれたのがラチャシー・ノーナクシン。ラチャシーは2016年にタイ東北スラナリースタジアム認定ミニフライ級王者の実績を引っさげ来日、その後日本のリングで試合を続け、過去の対戦相手には藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット)や山田航暉(キング・ムエ)などがいる。現在は32歳とベテランの域に入っておりラチャシー自身も今回の試合が引退と表明、山田会長とラチャシー共にダブル引退試合の様相だ。  引退試合と言ってもエキシビションではなくガチンコの試合だけに、両者ともしっかり仕上げてくるであろう。 「DAY FIGHT」の日タイ国際戦69㎏契約3分3Rで、ケンサック・ナヤバシキック(タイ/納屋橋キック/Ford Ranger Tournamentバンタム級優勝/元スックアッサウィンダムバンタム級王者)が滝口幸成(KONGS/元WMCインターコンチネンタルウェルター級王者)と対戦。 『Suk Wanchai』2022年大会を最後にリングから遠ざかっていた元WMCインターコンチネンタルウェルター級王者の滝口幸成が、3年ぶりの復活。現在は自身のジム「KONGS」を主宰し、多くの会員の指導に当たる滝口は“ベルトを獲った時もジムを立ち上げた時も色んな方にお世話になって…でも結果で何も返せていなくて、まだまだやり残したことがある!”と3年ぶりのリングに挑む。古巣のキング・ムエでも福田海斗や天野颯大らとトレーニングを重ねている。  ケンサックはタイ東北部ロイエット県出身の37歳、大ベテランとして活躍するケンサックは現在、「納屋橋キック」でトレーナーを務めながら精力的に試合をこなしており、昨年は6月・8月と地元ロイエットで判定勝利。先月7月6日には『ホーストカップ』で1RKO勝利をおさめている。当時タイ・ムエタイ界のメジャートーナメントとして有名だった「Ford Ranger Tournament」覇者としての実力は折り紙付き。  ケンサックvs.滝口、お互い筋肉質のベテラン対決はパワー溢れる試合展開となりそうだ。 「DAY FIGHT」ではスーパーバンタム級3分3Rで中島凛太郎(京都野口ジム/NJKF同級5位)vs.大岩竜世(KANALOAGYM/WBCムエタイ日本統一同級6位)の国内スーパーバンタム級ランカー対決も行われる。  NJKFのタイトルを狙う中島と、KNOCKOUTやNJKF、MAXFCなど様々なリングでメキメキと実力を上げている大岩が対戦する。 [出場予定選手] 秋田巴琉(キング・ムエ/前スックワンキントーン スーパーフェザー級王者) エークモンコン・ガイヤーンハーダオ(MFC/元ルンピニースタジアム フライ級王者/元プロムエタイ協会フライ級王者) 中島大翔(GETOVER/NJKFスーパーバンタム級6位) SIORIN(※ハートマーク)GRATINESS/WMC日本スーパーバンタム級王者) 天野颯大(キング・ムエ/K-1甲子園2021 -60kg王者/第10回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -60kg優勝/第35回K-1アマチュア チャレンジAクラス -60kg優勝)
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