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【PFL】5R残り9秒、無敗エブレンにスティーニスがRNCで失神一本勝ちで新王者に! ディチェバがイナバの前進を首相撲・ムエタイで完封、AJ・マッキーがフェザー級でマゴメドフにレスリングでも上回り再起飾る。泉武志が組み負けて判定で敗れる、ンデベレが初回TKO勝ち

2025/07/20 03:07

PFL Champions Series Road to Dubai: Cape Town 速報

▼PFL世界ミドル級選手権試合 5分5R
×ジョニー・エブレン(米国)王者 185 lbs
[5R 4分51秒 リアネイキドチョーク]

〇コステロ・ファン・スティーニス(スペイン)挑戦者 184.6 lbs
※スティーニスが新王者に

 1R、スティーニスの打ち終わりに組んだエブレンに体を入れ替えたスティーニスが離れる。右カーフのスティーニス。そこに右を振って組むエブレンは右で差して押し込みヒザ。左小手のスティーニスにダブルレッグでクラッチすると、持ち上げて中央側にテイクダウン。

 ハーフで細かいパウンド。スティーニスに背中を着かせる。背中を見せながら立とうとするスティーニスに亀の状態でバックマウント狙いも両足は巻かせないスティーニスに、エブレンはサイドバックからパウンド。スティーニスは亀か巻き込み前転で離れる。ホーン。エブレンのラウンド。

 2R、先に左ジャブを突くエブレンに、右カーフのスティーニス。エブレンは左を突いてケージ背負わせてシングルレッグテイクダウン。フルガードのスティーニスは金網に上体を立てるが、尻を引くスティーニスを引き出し、両足をまとめる。抜いて立とうとするスティーニスにバックへ。前に落としたスティーニスがバックを狙うが、ここでトップを奪うのはエブレン。

 右足を左足のヒザ上に乗せて接地を無くすエブレン。足を抜いて立とうとするスティーニスのバックからパウンド、右足をかけるが左足をかけたところで、ここも中腰で落としたスティーニス。

 離れた両者だが、エブレンはすぐに間合いを潰してダブルレッグ。ここはスティーニスが突き放してホーン。1R同様にエブレンのラウンド。

 3R、左ハイを見せるスティーニス。エブレンは右ハイ、右前蹴りを見せる。右カーフを当てるスティーニス。右ストレートから右ハイを突くと、エブレンは左右から組みへ。ここは切ったスティーニスだが、次の左右で再びダブルレッグはエブレン。ケージ背に差し上げるスティーニスに、エブレンは離れる。

 左フックのエブレンにスティーニスは左の攻撃。左ストレート、左ハイもガードするエブレンはダブルレッグで金網まで押し込み。両足を平行に広げたスティーニスは頭を下げるエブレンにヒジ。さらに下を狙うエブレンのダブルレッグを切る。

 離れたスティーニスは蹴りでスリップして下に。すかさず押さえ込むエブレンはフルガードのスティーニスのガードの中からパウンド狙い。ホーン。拮抗したラウンに。スティーニスが取り返したか。

 4R、チャンピオンシップラウンド。先に左ジャブで圧力をかけるスティーニスは右の三日月蹴りも。エブレンは距離を保ち、左フック。左ジャブの刺し合いはスティーニス。さらに右カーフにバランスを崩したエブレン! 立ち上がるとダブルレッグへ。

 ケージ背に差し上げるスティーニスに自ら離したエブレン。スティーニスのパンチにエブレンは顔面から出血も、右フックからダブルレッグへ。がぶりのスティーニスは突き放すが、なおもシングルレッグに入ると細かいヒザ。

 左小手のスティーニスはヒジ・ヒザで突き放して右前蹴り。回るエブレンに右から左、左ハイで前に! さらに左右で回るエブレン。ホーン。スティーニスのラウンドで五分か。

 5R、グローブタッチ。右を突いて前に出るエブレン。左ハイも。スティーニスは長い右から左。さらに左前蹴りを当てると、バックキック。この打ち終わりを逃さなかったエブレンがバッククリンチへ。

 スティーニスはグランビーロールで巻き込むが、ついていくエブレン。亀になるスティーニスに片足をかけるが、両足は巻かずにサイドバックを選択のエブレンに、中腰から後方に抜けたスティーニス。

 すぐに詰めるエブレンはダブルレッグからボディロック、バッククリンチから崩してスティーニスに右足をかけるが、ここも前転グランビーロールで外したスティーニスがバック! 残り9秒でリアネイキドチョーク、エブレンは失神、スティーニスがエブレンに初の黒星をつけて新王者に。

 試合後、スティーニスは「勝ったことだけでなく、私はグラディエーターであり、戦士だ。1Rと2Rではジョニーほど強い奴はいない。私がトレーニングした中で最も強い男だ。みんなにガソリンタンクがあり、俺にもある。でもこのために人生を捧げたんだ。プロビジネスで12年。若くして始めた。16歳で3つのミスをした。でも、あの3つの敗北を見れば、俺には早すぎたんだ。伝説と戦っていたんだ。まあ、今や俺も伝説になったのかな?

 私は戦士の父の息子だ。戦士は他の戦士を生み出す。まあ、俺たちは戦士の一族だ、兄弟。父と兄と俺だ。 俺はカウントダウンの王で、みんなは俺のすぐそばにいる。俺たちは皆同じで、この階級とこの街の王だ。この場所が大好きだ。12月に休暇で戻ってくるよ」と語った。

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